動画制作に取り組むきっかけのひとつに、YoutubeやSNSがあります。
YouTubeやSNSで流れる動画を見て「ウチも動画制作しなくちゃ」と、思ったことはありませんか?
今なら、スマホを使えば簡単に動画制作ができます。
が、一歩間違うと、思うような効果を得られなかったり、逆効果になるケースもあります。
そこで、今回の記事は、
●これから動画制作を始めようという動画ビギナー
●動画制作について知りたい
●動画を使ったマーケティングを成功させたい
と思うあなたのための記事です。
動画で、確かな効果を生み出すための、押さえておきたいキーポイントを4点をお伝えします。
❶コンセプトを決める
すでにメジャーな商品やサービスのCMや広告を見ていると、奇抜なストーリー性や華やかな出演者、耳に残るような音楽やフレーズなどが使われているのに気づきます。
その輝かしさに憧れ、方向性を真似して動画・映像制作を始める方が少なくありませんが、その前にまずは、コンセプトをしっかり決める必要があります。
(1)動画制作をする際のコンセプトを決める
(2)「誰に」「何を」伝えるか
(3)コンセプト作成に欠かせないストーリー性
(1)動画制作をする際のコンセプトを決める
自社コンテンツをアピールしたいのなら、最初に着手すべきポイントはコンセプト。
これがしっかりできていなければ、内容性の薄い動画になってしまいます。
コンセプトの基軸となるものは、やはり「自社コンテンツやサービスが何であるか?」ということです。それに加えてマーケットやターゲット、ストーリー性などが必要になります。
(2)「誰に」「何を」伝えるか
まず、「誰に動画を見てほしいのか」「何を伝えたいのか」を、詳しく洗い出します。ターゲットの性別、属性、好み、希望はもちろん、商品やサービスを使うことでどのようなメリットが得られるのか、というポイントは必須項目です。同時に
「新規商品・サービスをアピールしたい」
「既存商品をさらに売り込んでいきたい」
などの希望次第で、動画のコンセプトも大きく変わってきますので、ここで目的とターゲットをはっきりさせることが大事です。
(3)コンセプト作成に欠かせないストーリー性
目的と同じように大切なポイントが、ストーリー性です。自然で親しみやすいストーリー性を加えることで広告色が適度に薄まり、ユーザーからの注目も得やすくなります。ポイントとしては、最初の10秒でユーザーを引き付けられるストーリーを用意しておくといいでしょう。
❷実用性に優れた動画制作とは?
次は実用性に優れたポイントをご紹介していきます。
インバウンド効果をさらに高めるために、ぜひ動画マーケティングに取り入れていきましょう。
(1)メッセージは最初に
(2)正方形動画はユーザーから受け入れられやすい
(3)インパクトを出すなら字幕は必要
(4)モバイル用の動画も作っておく
(1)メッセージは最初に
ストーリー性を持たせることでもお話ししましたが、最初の数秒はやはり大切。
そこで、企業として伝えたいメッセージは最初に設置することをおすすめします。
今回お話しする動画マーケティングは数秒から数分のものになりますが、ユーザーが途中で飽きてスキップしてしまうケースも少なくないためです。
最初にインパクトを残せるよう、序盤の構成には特にこだわる必要があります。
(2)正方形動画はユーザーから受け入れられやすい
現在ではSNSが普及していることもあり、ほとんどのユーザーはそこから動画を視聴しています。
そこで使われるのがスマートフォン。
スマートフォンで動画を見るには正方形が最も自然だとされているため、そのように動画・映像を作っていくのがおすすめです。
(3)インパクトを出すなら字幕は必要
SNSで動画を見ていればおわかりかもしれません。
が、外出先ではヘッドフォンを持っていない限り、無音で視聴することがほとんどです。
音によるアピール力がどうしても減ってしまうため、字幕を積極的に利用しましょう。
ここぞというところで視覚的なインパクトを残せると、ユーザーに対するメッセージ性を高めることができます。
(4)モバイル用の動画も作っておく
動画マーケティングの急成長にかかわらず、すでに自社コンテンツの動画を持っている企業は多いもの。
しかし、SNSでPRしていくには、最も利用シーンが多いモバイルでの活用方法も考えていくのがベターです。
「SNSを開いたら動画が流れ、ついつい見入ってしまった」というシーンを想定し、モバイルに合わせた動画を用意することも、インバウンド効果を高めるためには非常に役立ちます。
動画・映像制作において、コンセプトやメッセージ性を設定することはもちろん大事ですが、技術やユーザーへの気配りも同時に大事です。ぜひここでご紹介したキーポイントも取り入れていきましょう。
❸動画制作で気を付けるNGポイント
動画マーケティングは自社コンテンツ・サービスを自然かつ効率的に広められる手段です。
が、だからこそ気をつけておきたい注意点もあります。
手軽に拡散できるネットならではの危険性についてもお話ししますので、導入前にチェックしておきましょう。
(1)動画が長すぎる
(2)撮影許可を得ていない
(3)著作権や肖像権への配慮がない
(1)動画が長すぎる
特にモバイル配信を目的とした動画は、長くても5分が限度です。
それ以上を超えるとユーザーが飽きてスキップしてしまうリスクが高まるので、数秒から数分を意識して動画を作りましょう。
盛り込みたい情報量には余分なものを避け、どうしても長くしたいなら続編を作ることをお勧めします。
(2)撮影許可を得ていない
屋外で撮影する場合、撮影許可が必要になる場所もあります。
例えば公園や街中で撮影するなら管理事務所に許可を得ておきましょう。
許可を取らずに撮影を続行すると、後で発覚して中止になってしまうこともあります。
(3)著作権や肖像権への配慮がない
同じく屋外撮影では企業のロゴやキャラクター、ポスターなどの商標権を持つものに多く出会います。
現在のところではこのような対象を含めた撮影はそれほどタブー視されていませんが、礼儀として許可を得ておいたほうがトラブルを防げます。
インターネット上での動画配信には思わぬ拡散効果を狙えるケースもありますが、同時に不具合があれば瞬く間に広まってしまうものです。その危険性を理解したうえで安全性の高い動画・映像制作を進めていくことが重要です。
❹もっと見たい思わせる動画にするために
あなたは、動画を観ていて「もう十分です」と思ったことはありませんか?
逆に「もうちょっと観たい」と思ったのに動画が終わってしまった…。という経験があると思います。
つまり、見る側が『見る時間を決められない』ということです。
(1)動画には時間という要素がある
(2)動画の要素を5W1Hして準備する
(3)撮影時に用意するカットの考え方
一つずつ見ていきましょう。
(1)動画には時間という要素がある
見る人が見る時間を決められる写真と、そうではない動画には、時間という要素が加わるということが大きな違いです。
時間という要素が必要な動画では、用意する素材にも違いがあります。
素材が違うということは、そもそも撮影の仕方も違います。
(2)動画の要素を5W1Hにして準備する
写真では、1枚ですべてを伝えるために、「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、いかに」(5W1H)をすべて入れて撮影します。
ということは、必然的にロングショットになります。
動画でも、同じように(5W1H)をそれぞれのカットで撮影して、素材にします。
(3)撮影時に用意するカットの考え方
動画の場合、たとえば『遠くの風景』『水辺に浮かぶボート』『土手に咲いている花』『場所の看板』『人物』『人物の顔』を別々のカットで撮影します。
別々に撮影することで、それぞれのカットが単純化され、短い時間で観る人に伝えやすい素材を作ります。
これらのカットを順番に編集して再生することで、カットはシーンへと変換され、1枚の写真と同じイメージを再現します。また咲いている花などで季節感も演出できます。
アップの写真は、それだけではどこで撮影されたのか?がわかりません。が、動画では、カットを融合することで、どこで撮影したのか?またモデルは、ここでどんな気持ちだったのか?その表情で表現することができます。
動画は写真よりも、より直接的に気持ちなどの心理的な状況を伝えることができるメディアです。この特性を十分活用できる素材をシーンごとに用意しておきましょう。
動画制作【初心者編】押さえておきたい動画制作のキーポイント4選・まとめ
動画制作で押さえておきたいポイントをまとめてみました。
(1)動画制作をする際のコンセプトを決める
(2)「誰に」「何を」伝えるか
(3)コンセプト作成に欠かせないストーリー性
(1)メッセージは最初に
(2)正方形動画はユーザーから受け入れられやすい
(3)インパクトを出すなら字幕は必要
(4)モバイル用の動画も作っておく
(1)動画が長すぎる
(2)撮影許可を得ていない
(3)著作権や肖像権への配慮がない
(1)動画には時間という要素がある
(2)動画の要素を5W1Hして準備する
(3)撮影時に用意するカットの考え方
自分で作るとお金はかかりませんが、時間がかかります。
また、クオリティを上げるのも難しいです。時間をお金で買う感覚をもっておくことも大事なので、プロに外注依頼するという選択肢があることも忘れないでおきましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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