動画作成は、自社制作より制作会社への外注がオススメです。
その理由は、クオリティの高さとスピード。
動画作成会社は、その道のプロとして、常に見る人に「おもしろい!」と思ってもらえるように
- 機材
- アイデア
- 編集スピード
など、すべての面で、プライドをもった動画作成をしています。
ただ、ネットで『動画作成会社』と検索しても、「どこに頼めば良いか?わからない」ですよね?また、予算の関係もあります。
基本、失敗はしたくない!
そこで、今回の記事は
- 動画作成は、どの会社に頼めば良いか?
- 動画作成会社を選ぶポイントは?
- 少しでも料金を安くする方法はあるのか?
など、動画作成を依頼するにあたっての、あなたの疑問にお答えする記事です。
とりあえず、この記事を読んで、動画作成を外注依頼するか?自作するか?決めてもらえればと思います。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。
動画作成会社に依頼する前に知っておきたい4つの基本情報

まずは、動画作成会社に依頼する前に、基本的な情報を押さえておきましょう。
それは、下記4点です。
(1)動画作成目的は?
(2)予算の目安は?
(3)納期の目安は?
(4)社内で撮影は可能?
一つずつ見ていきましょう。
(1)動画作成会社に依頼する目的は?

まずは、動画作成の目的をハッキリとさせましょう。
なぜなら、作る目的でターゲットと作り方が変わるから、です。
じゃあ、作り方の違いってなんだ?っていうお話ですけど、これは
です。
↓さらにわかりやすく、表にしてみました。こんな感じです。
動画尺 | |||
---|---|---|---|
認知拡大 | 知ってもらうための動画 | ●インパクト重視 | 15〜30秒 |
関心 | 興味を持ってくれた人向け | ●全体がわかる内容 | 30〜60秒 |
比較検討 | 他社との差別化 | ●具体的な商品の内容 | 1〜3分 |
行動 | 買わない理由の反論 | ●より具体的 | 3〜5分 |
あなたの商品やサービスに興味がない人には、どんな動画でも、見てもらえません。
逆に、すっかり買おうと思って比較検討を始めている人。その人には、しっかり説明した方が良いです。そのため、その分、動画尺は長くなります。
最初のフェーズ=短く|購入直前=長尺動画
(2)動画作成会社に依頼|予算の目安
動画制作の費用は、動画の種類や依頼先によって異なります。たとえば、シンプルな編集作業は、数万円で依頼できます。が、本格的な実写動画やアニメーション制作には、数十万〜数百万円かかります。
また、フリーランスと制作会社では、料金設定にも違いがあります。
具体的な費用感をまとめると、以下のようになります。
動画の種類 | フリーランス | 制作会社 |
---|---|---|
企業PR動画 | 5万〜20万円 | 30万〜150万円 |
商品紹介動画 | 3万〜15万円 | 20万〜100万円 |
採用動画 | 10万〜50万円 | 50万〜200万円 |
マニュアル動画 | 5万〜30万円 | 30万〜100万円 |
YouTube動画 | 1万〜10万円 | 10万〜50万円 |
想定より高いと感じるかもしれません。が、動画制作は、編集作業だけではありません。企画・撮影・ナレーション・BGMなど、さまざまな工程が含まれます。そのため、それなりのコストがかかります。
ただし、予算が限られている場合でも、費用を抑える方法はあります。たとえば、編集のみの依頼。または、既存の映像素材を活用する、などです。そのことで、制作コストを下げることが可能です。
つまり、依頼する際は「この部分をプロに任せたい!」など、ポイントを明確にしておくことが必要です。
(3)動画作成会社に依頼|納期の目安
納期についても、動画の種類や制作内容によって異なります。たとえば、カット編集やテロップ追加だけなら、最短1日でも納品可能です。しかし、実写撮影やアニメーション制作を伴う場合は、期間が必要です。たとえば、企画から納品まで1〜3ヶ月ほどかかることも一般的です。
特に、修正回数が多くなると、納期がさらに延びます。納品スケジュールに余裕を持ったスケジュールを調整が大切です。
納期の目安は、以下のようになります。
動画の種類 | フリーランス | 制作会社 |
---|---|---|
簡単な編集(カット・BGM追加) | 1日〜1週間 | 3日〜2週間 |
アニメーション動画 | 2週間〜1ヶ月 | 1ヶ月〜2ヶ月 |
実写撮影+編集 | 2週間〜1.5ヶ月 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
「思ったよりも時間がかかる…」と感じるかもしれません。が、動画制作には企画・撮影・編集など、さまざまな工程があります。そのため、どうしても一定の時間が必要になります。
特に、実写撮影では、撮影スケジュールの調整や、編集作業の手間が増えます。そのため、長めの納期を見ておくのが安心です。また、納期を短縮する方法として、「修正回数を減らす」。「事前に詳細なイメージを共有する」。「急ぎの依頼に対応できる業者を探す」。といった工夫も有効です。
ただし、短納期での依頼は、追加料金が発生することが多いです。
(4)動画作成会社に依頼|社内で撮影 or 外注?最適な選択肢
依頼する前にチェックしておいた方が良い項目として、次のようなものもあります。
①社内に出演者はいるか?
②誰も出演したがらない場合の対処法は?
です。
①社内に出演者はいるか?
自分は映らないけど「誰か社員に出演してもらおう」とかっていう社長さんがいます。

大抵、うまくいきません

あなたが出たがらない動画に、自分から立候補してくれる社員はいないから、です
実際、弊社で扱った『IT関連会社』の採用動画の事例です。こちらの会社では、社員がネットの危険性を感じて、誰も出たがりませんでした。
採用動画なのに、困ってしまいますよね?
▼そんなときは、こういうやり方で対応可能です。

②誰も出演したがらない場合の対処法
社内に誰も出演者がいない場合は、下記の3つの対応策があります。
ただし、それぞれに、弱点もあるので、事前に対応方法を考えておきましょう。
→弱点:「動画の人はどこですか?」と聞かれると困る
→弱点:誰が着るんですか?という話になる
→弱点:実写よりも制作費がかかってしまう
動画作成会社に依頼|フリーランスと制作会社、どちらにすべき?
動画制作を依頼するとき、多くの人が「フリーランスに頼むべきか?制作会社にお願いすべきか?」と悩みます。
結論から言うと、「コストを抑えたいならフリーランス」。「品質やサポートを重視するなら制作会社」。というのが基本的な考え方。ただし、動画の目的や納期、求めるクオリティによっては、この限りではありません。
この章では、フリーランスと制作会社。それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
(1)フリーランス依頼のメリット・デメリット。
(2)制作会社に依頼するメリット・デメリット。
(3)フリーランス vs 制作会社|予算・納期・クオリティで選ぶ。
(1)フリーランス依頼のメリット・デメリット
「動画制作をできるだけ安く依頼したい!」と考えるなら、フリーランスを選ぶのも一つの手です。制作会社と比べて、リーズナブルな価格で依頼できるケースが多いです。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
費用 | 制作会社に比べて安価(10万円以下で依頼できることも) | クオリティが依頼する人によって大きく異なる |
スケジュール | 個人で動いているため、調整がしやすく短納期対応が可能 | 1人で対応するため、大規模な案件には向かない |
対応スピード | 直接やり取りできるため、スピーディに進められる | 進行管理をすべて自分で行う必要がある |
品質 | シンプルな編集作業なら費用対効果が高い | ポートフォリオをしっかり確認しないと、仕上がりが想定と異なる可能性がある |
ただし、トータルでの制作を任せるのは難しいかも、です。なぜなら、企画・撮影・編集・ナレーション。これらの作業を一人で対応するのは現実的ではないから、です。
もちろん、個人同士で組んで、チームで動くフリーランサーも多いです。でも、それだと結局、制作会社に依頼するのと、料金は変わりません。同じだけ人件費がかかって来るから、です。
そして、万が一トラブルが発生したときの対応も想定しておきましょう。フリーランスは自己責任で行うことが多いです。そのため、保証や修正対応に不安がある場合は、制作会社を選んだ方が安心 です。
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(2)制作会社に依頼するメリット・デメリット
「品質に妥協したくない!」「企画から撮影・編集まで、すべてプロに任せたい!」。
そんな場合は、制作会社に依頼するのがベストです。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
クオリティ | 企画・撮影・編集を各分野の専門スタッフが担当するため、高品質な仕上がりが保証される | フリーランスに比べて費用が高く、同じ内容の動画でも50万円以上かかることがある |
サポート体制 | 企画から納品まで一貫して対応してくれるため、動画制作の知識がなくても安心 | 修正のプロセスが多く、スケジュールが延びることがある |
進行管理 | ディレクターが全体を管理してくれるため、発注者側の負担が少ない | 短納期の依頼には向かず、急ぎの場合は事前相談が必須 |
制作会社なら、企画から納品まで一貫して対応してもらえます。「動画制作の知識がまったくない…」という場合でもスムーズに進められます。
制作会社のディレクターが全体を管理してくれるため、です。
(3)フリーランス vs 制作会社|予算・納期・クオリティで選ぶ
では、結局のところ「フリーランスと制作会社、どちらを選べばいいの?」という疑問が残りますよね。結論は、動画の目的や予算によって適切な選択肢が変わるということです。
以下の表で、どちらが適しているかを整理しました。
項目 | フリーランス | 制作会社 |
---|---|---|
費用 | 安く抑えたい | 予算を確保できる |
納期 | できるだけ早く納品してほしい | 余裕を持ったスケジュールで進められる |
クオリティ | ある程度の品質でOK | 高品質な動画を求める |
依頼内容 | 編集だけ、短尺動画向き | 企画・撮影・編集すべて依頼したい |
たとえば、SNS広告用の短尺動画。または、YouTube動画の編集。など、スピードとコストを重視する場合は、フリーランスが向いています。
一方で、企業のブランドムービー。大規模なプロモーション動画。など、高いクオリティが求められる場合は、制作会社が無難です。
「どっちがいいか決められない…」という場合。そのときは、フリーランスと制作会社の両方に見積もり依頼します。そして、比較するのがおすすめです。それぞれの提案内容や料金を見ながら、自分に合った依頼先を選びましょう。
動画作成会社に依頼か?それとも自作か?

もし、あなたが会社で動画を作れるなら、外注依頼をせず、自作もありです。
その理由は、外注費がかからないから、です。
でも一方で、その動画の品質が低い場合。そのときは、逆ブランディングになってしまうリスクもあります。
(1)失敗例:採用動画の場合
(2)ある程度の規模の会社なら自作も可能
(1)失敗例:採用動画の場合
「自社で動画を作ってみたけど、あんまり良いものが出来なかった。なので、御社でお願いします!」という流れで、依頼を頂戴したことがあります。
じつは、決して珍しい例ではありません(笑)。
たとえば、採用動画を作ろうとして、結局、断念したという例です。
撮影時のトラブル | 編集時のトラブル |
---|---|
窓の外で、車が通ったからやり直し | 「あ〜」とか要らない音をカットするのが大変 |
飛行機の音がしてやり直し | 使いたい箇所は、雑音がひどくて使えない |
従業員が廊下を通ったからやり直し | ようやく繋いで、BGMも入れたけど、ちょっと変 |
などなど、それでも頑張って、一週間くらい撮影を繰り返し、編集もしたけど、最終的に
「これを公開したら、かえって評判が落ちそう。ということで、ご依頼しました」とご連絡を頂きました。
そして、最終的に納品された動画を見て「最初から頼めばよかった!」とおっしゃって頂いたのが印象的でした。
(2)ある程度の規模の会社なら自作も可能
上記は、あくまでも一例です。
もちろん、ある程度の規模の会社なら、人的リソースや資金もあります。そのため、問題なく、動画も自作可能です。
実際、動画作成チームを持っている会社さんも多いはず。そういう場合は、スキルも高いので、きっと素晴らしい動画ができるでしょう。
でも、そこまでの人的リソースがない場合。または「やってみたけど、上手くいかなかった」ケースです。それなら、最初からプロにお願いすれば、早くて、良いものができると思います。
動画作成の費用相場と安く依頼するコツ
動画制作を依頼するとき、多くの人が気になるのが「どれくらいの費用がかかるのか?」という点です。
また「できるだけ安く依頼したい」と考えるのは当然ですよね。しかし、ただ安い業者を選ぶと、「仕上がりがイマイチだった…」という失敗につながることもあります。
そこで、この章では、「動画制作の料金相場」。「予算別の依頼先の選び方」。「見積もりの交渉方法」。を詳しく解説します!
(1)動画作成の料金相場【種類別・依頼先別】。
(2)コストを抑える方法|予算別の依頼先選び。
(3)見積もりが高いと感じた時の交渉方法。
(1)動画作成の料金相場【種類別・依頼先別】
「動画作成の費用はピンキリ」と言われます。が、一応、相場はあります。これを知らないと、「高い?安い?」を判断するのが難しいですよね。
そこで、動画の種類別の相場を押さえておきましょう。
動画の種類 | フリーランス(低価格帯) | 制作会社(標準価格帯) |
---|---|---|
企業PR動画 | 5万〜20万円 | 30万〜150万円 |
商品紹介動画 | 3万〜15万円 | 20万〜100万円 |
採用動画 | 10万〜50万円 | 50万〜200万円 |
マニュアル動画 | 5万〜30万円 | 30万〜100万円 |
YouTube動画 | 1万〜10万円 | 10万〜50万円 |
例えば、企業のブランディング動画やTVCMです。その場合は、100万円を超えることも珍しくありません。一方で、SNS広告用の短尺動画。それなら、数万円で済むケースもあります。
ポイントは
- フリーランス → 安いが、スキルに差があるので慎重に選ぶ必要あり
- 小規模な制作会社 → 比較的リーズナブルで、クオリティも安定
- 大手制作会社 → 費用は高めだが、クオリティとサポートが充実
依頼する動画の目的や予算に応じて、適切な依頼先を選ぶことが重要です。
(2)コストを抑える方法|予算別の依頼先選び
「できるだけ安く依頼したいけど、クオリティも妥協したくない…」というのが本音ではないでしょうか?
そこで、コストを抑えるポイントは2つ。「無駄なコストを削減する」「予算に合った依頼先を選ぶ」 です。
①無駄なコストを削減する方法
まずは、依頼内容を工夫してみましょう。
- 自社で撮影できるなら、撮影部分だけ省略する
- ナレーションやBGMをフリー素材で代用する
- 既存の映像素材を活用して編集だけ依頼する
特に、「編集だけ依頼する」 という方法は、コスト削減に効果的です。
フリーランスに編集を依頼すれば、10万円以下で済みます。また、クオリティもそこそこ安定しています。
②予算別に依頼先を選んでみる
次に、予算別におすすめの依頼先を整理しました。
予算 | おすすめの依頼先 | 特徴 |
---|---|---|
10万円以下 | フリーランス(ココナラ、クラウドワークスなど) | カット編集・テロップ入れ・簡単なアニメーション |
10万〜50万円 | 小規模な制作会社 | 撮影込みの動画、商品紹介動画 |
50万円以上 | 大手制作会社 | 高品質な企業PR動画、TVCM |
予算が少ない場合は、フリーランスに編集を依頼するのが現実的です。
逆に、予算があるなら、制作会社に相談しましょう。企画から撮影・編集までトータルで依頼できるので、おすすめです。
(3)見積もりが高いと感じた時の交渉方法
「見積もりを取ったけど、想定より高すぎる…」そんなときは、焦らずに交渉してみましょう。実は、見積もりは調整できることが多いのです。
そのポイントは次の通りです。
交渉ポイント
- 「予算が◯万円なので、それに合わせた提案は可能ですか?」と伝える
→ 予算を明確に伝えることで、それに合わせたプランを提案してもらえることがあります。 - 「この部分をカットしたら、いくらになりますか?」と聞く
→ 例えば、「ナレーションを自社で用意する」「撮影は不要で、編集だけお願いする」といった調整をすることで、費用を抑えられることがあります。 - 相見積もりを取って、比較しながら交渉する
→ 1社だけに依頼せず、複数の制作会社やフリーランスに見積もりを依頼することで、より良い条件で依頼できる可能性が高まります。
制作会社やフリーランスは、「予算が合えば受注したい」と考えていることが多いです。そのため、柔軟に対応してくれる場合もあります。
動画作成会社に依頼の流れ【ヒアリング〜納品まで】
「せっかく動画を依頼したのに、イメージと違った…」「何度も修正をお願いすることになって、納期が遅れた…」こんな失敗は、依頼の流れと準備のポイントを押さえることで、防げます。
そこで、この章では、動画作成会社に依頼した際の流れを解説します。
(1) 依頼内容の確認とヒアリング。
(2) 企画・構成作成。
(3) 撮影・制作(アニメーションの場合は素材制作)。
(4) 編集・仕上げ。
(5) 納品・データ受け渡し。
(1) 依頼内容の確認とヒアリング
動画制作のスタートは、「どんな動画を作るのか?」を明確にするヒアリングから始まります。ここでのすり合わせが不十分だと、「思っていたのと違う…」という事態になりやすいため、依頼側の意向をしっかり伝えることが重要です。
この段階で制作会社やフリーランスに伝えるべきポイントは、以下の5つです。
確認事項 | 具体的な内容 |
---|---|
動画の目的 | 企業PR / 商品紹介 / 採用動画 など |
ターゲット | 誰に向けた動画か?(例:20代の就活生、BtoB企業 など) |
動画のイメージ | シンプル / スタイリッシュ / 感動的 など |
納期と予算 | いつまでに必要か? / 予算はいくらか? |
配信先 | YouTube / SNS / 自社サイト など |
ヒアリングの段階で「どんな動画を作りたいのか?」を明確できるとベスト。なぜなら、制作会社も具体的な提案をしやすくなり、スムーズに進行できるから、です。
(2) 企画・構成作成
ヒアリングで決まった内容をもとに、動画の企画・構成を決める工程です。制作会社が担当するケースが多いです。が、依頼側も提案内容をしっかり確認しましょう。そして、必要に応じたフィードバックが重要です。
この段階で決まること
- 動画のストーリー(構成案) → どんな流れで動画を進めるか?
- ナレーションやテロップの内容 → どんな言葉を入れるか?
- 使用する素材 → 自社で用意するものと、制作側が準備するもの
たとえば、企業PR動画の場合、「どのシーンで何を伝えるか?」を明確にすることで、伝わりやすい動画になります。
(3) 撮影・制作(アニメーションの場合は素材制作)
実写動画の場合、撮影が必要なシーンを決めます。そして、カメラマンや出演者を手配して撮影します。 一方、アニメーション動画は、イラストやキャラクターデザインがあります。
撮影がある場合、ロケ地の手配やスケジュール調整が発生します。そのため、時間に余裕を持って進めましょう。また、自社オフィスでの撮影は、当日のレイアウトや撮影許可の確認も必要です。
撮影の際に注意したいのが、「追加撮影になると、コストが増える!」または「納期が延びる」 点です。撮影当日に「あのシーンも撮っておけばよかった…」ということにならないよう、事前にしっかり構成を確認しましょう。
(4) 編集・仕上げ
撮影した映像やアニメーション素材をもとに、編集します。
ここでは、カット編集・BGM追加・ナレーション挿入・テロップ入れの作業です。ここでのポイントは、修正回数を最小限に抑えることです。
編集作業は、「初稿」→「修正」→「最終確認」という流れで進みます。が、修正を何度も重ねると納期が延びてしまいます。そのため、初稿の段階でしっかり確認するのが大切。そして、修正をまとめて依頼することが重要です。
また、「BGMの選定」。「ナレーションの声の雰囲気」。など、細かい部分でも違和感を感じたら、早めに伝えましょう。
(5) 納品・データ受け渡し
編集が完了したら、動画の納品です。納品形式は、MP4 / MOV / AVI など、使用するメディアに合わせて指定できます。
YouTubeやSNSに投稿する場合は、「推奨サイズ」。「字幕の有無」。を確認しておくとよいでしょう。
また、納品後に「やっぱり修正したい…」となるケースもあります。そのため、修正対応の範囲は、契約時にしっかり確認しておくことが大切です。特に、納品後の追加修正は別料金になります。事前に「納品後の微調整は可能か?」を聞いておくと安心です。
動画作成会社への依頼で失敗しないための準備
動画作成会社への依頼前に、用意しておくと良いものが6つあります。それは
(1)ターゲットと目的。
(2)参考動画。
(3)動画の配信先。
(4)会社の資料。
(5)伝えたいテーマと写真などの記録素材。
(6)社内の整理整頓(社内撮影の場合)。
です。それぞれを見ていきましょう。
(1)ターゲットと目的
前述したターゲットと動画を作る目的です。
認知させることが目的なのか?すでに買った人が目的なのか?によって、適切な動画尺と、動画表現(実写かアニメか)が、決まるから、です。
このことで、発注者側もイメージがハッキリして、動画のイメージが固まってきます。
(2)参考イメージ動画
次に、用意したいのは、参考イメージ動画です。
こういった感じのものが作りたい!という参考動画をYouTubeなどで、チェックしてみましょう。
依頼者と制作者の間で、イメージのすり合わせができます。そのため、完成イメージに寄せた動画制作ができます。そして、失敗する確率が低くなるので、オススメです。
(3)動画の配信先
動画をどこで使うのか?を事前に制作会社に、伝えておくことも大切です。
YouTubeで使うのか?展示会で使うのか?によって、適切な表現方法と長さ、世界観などが変わってくるから、です。
また、納品のファイル形式や、映像の解像度にも影響します。事前に、かならず伝えましょう。
- 納品のファイル形式
- 解像度
- 撮影時のカメラ選択、、、などなど
(4)会社の資料
動画の対象となる資料を用意しましょう。
どんなサービスなのか?商品ならパンフレットなどがあれば、より動画のイメージが作りやすいです。
会社自体を紹介する動画なら、どんな歴史の会社なのか?ホームページでも良いので、事前に提示しましょう。
動画の種類 | 用意するもの例 |
---|---|
商品・サービス | パンフレットなどを用意 |
会社を紹介する | ホームページなど社内の雰囲気や歴史がわかるものを用意 |
動画のクオリティはもちろん、工期が短縮できる重要なアイテムになります。
(5)伝えたいテーマと写真などの記録素材
とくに歴史を紹介する記録映像で、顕著になる例です。
記録素材が活きる動画例 | 用意するもの例 | 納品物例 |
---|---|---|
会社の社史 | 写真・会社変遷がわかるもの | 周年動画 |
卒業式 | 過去動画・写真 | 卒業式のDVD |
活動の記録 | 過去動画・写真 | サークルの発表会 |
こちらも事前にチェックするとGOOD!クオリティと予算面はもちろん、納品までの工期を短縮できるなど、メリットがあります。
(6)社内の整理整頓(社内撮影の場合)
仮に、会社内、工場内を撮影する動画だと、事前に清掃が必須です。

「自分達は気にならないから大丈夫」って思ってること多いよね?

はい。あとから画面でみると見栄えが悪いから、事前清掃は必須です
普段は見慣れしまって、気にならない物体ほど、要注意です。
動画作成を依頼したいオススメ5社

次に、動画作成を依頼したいオススメの制作会社5社を選んでみました。
(1)プルークス。
(2)VIDEO WARKS。
(3)ジーアングル。
(4)GJC。
(5)Crevo。
1社ずつご紹介します。
(1)プルークス

プルークスは、東京都中央区日本橋に本社を置く動画作成会社です。
ソフトバンクをはじめとして、ヤフーや、リクルート、日本航空など、大手企業はもちろん、スタートアップ企業にいたるまで、幅広い取引先をもっています。
ネット集客での動画作成実績は申し分なし、です。
マーケティング戦略の立案から動画作成・運用までしており、作って終わらない動画作成を推進しています。
動画作成は、社内チーム+社外パートナー1000名以上との連携。予算や納期に合わせた最適な動画提案してくれます。
(2)VIDEO WARKS

VideoWorksは、株式会社ウェルビーイングスが運営するネットの動画集客サイトです。
もともとはCrevo株式会社が運営していましたが、2023年6月14日に事業譲渡されました。
運営会社の株式会社ウェルビーイングスは、2022年創業の東京都港区六本木に本社を置く会社。
作り手となる個人クリエイターと、発注元である企業の間で、ネット集客と仕事の斡旋をするのが、このサイトです。
最短即日発注で、かつ数万円から動画作成を依頼できるサイトです。
1番の強みは、制作金額の安さ。平均依頼単価は211,109円ということなので、数万円からの発注が可能です。登録クリエイターにこの予算金額での発注を考えている場合にオススメです。
(3)ジーアングル

ゲーム・アニメ・MV制作など、エンターテイメントに強みをもっているのが、ジーアングルです。
年間で300件を超える動画作成をしており、そのほとんどがエンタメ業界からの依頼です。
そのせいか、トレンドを意識した旬な映像制作に長けていて、見た目や実際の効果も、ほかのネット動画サイトとの差別化を図っています。
一般的な動画作成以外にも、VTuber向けコンテンツや3DCG制作。また、アニメ制作など、幅広い業務を請け負っています。さらに、独自の音声収録スタジオを自社保有している会社です。
エンターテイメント系の動画作成を検討中の方にオススメの動画作成会社です。
(4)GJC

正式な会社名は、株式会社 Global Japan Corporation。
略してGJC。
本社は札幌ですが、東京と沖縄にそれぞれオフィスがあります。
おもにTVCMやWEB事業、インターネットコンテンツの配信をしています。
動画作成予算の幅が大きいのが特徴で、3万円〜200万円で、業界相場の半分くらいです。
キャッチコピーは『圧倒的なコストパフォーマンスで最高にちょうど良い動画を制作します』。その言葉どおり、大き企業から零細企業まで、幅広い会社の動画作成実績を持っています。
予算的な心配のある方は、一度、相談してみることをおすすめします。
(5)Crevo

Crevoは、東京都目黒区中目黒で、10年目に突入する動画作成会社。
これまでの取引実績は、2,000社、約7,000件の動画作成の実績があります。
Kaoやリクルート、伊藤忠、楽天など、一流企業との取引実績を持っており、信頼感は抜群でしょう。
一般的な動画編集だけでなく、アニメーション動画への対応。それがCrevoのストロングポイントです。
ビジネス用途での、アニメーション動画作成なら、Crevoは依頼先として有力です。
動画作成会社|依頼先に迷ったらユニークな動画プランの会社2選

次に、動画作成を依頼したい会社のご紹介です。
まずは、ユニークな動画作成を提案してくれている2社のご紹介です。
(1)アソボアド(ASOBOAD)
(2)ワイラボ
今回、ご紹介する2社は、
●ただ「動画作成します」ではない会社
●ユニークな動画プランのある会社
というUSPをもった2社です。
(1)アソボアド(ASOBOAD)

アドボアドは『選べる動画編集プラン』があります。
- 広告動画作成プラン(短尺動画)
- デジタルサイネージ広告・スライド動画作成プラン
- 長尺動画編集プラン
料金のポイントは安さです。たとえば
短尺=24,800円〜
長尺=40,040円〜
など、低価格での提供をしています。
とくにオススメは、デジタルサイネージ広告プランです。
(2)ワイラボ

次にワイラボです。
ワイラボは「HPからの問合せが欲しい」方に向けた3つのプランを提案しています。
起業まもない人向け
●HP制作をセット制作
安価な予算でWEBを充実
HPから問合せが欲しい人
●YouTube動画→記事制作
幅広い発信で認知度UP
自社ブランディングの推進
●各SNS運用代行
SNSで企業情報を発信
これらは、社内に『動画』『デザイン』『SEO』のプロが揃っている!からこそできる『ワイラボのUSP』です。
HPなど自社メディア(オウンドメディア)からの問合せが欲しい人。ぜひ一度、相談してみましょう。
\動画編集・映像制作依頼/
動画作成会社への依頼|よくある質問(FAQ)
動画制作を依頼する際、多くの人が「納期はどれくらい?」「予算が少なくても依頼できる?」「どこに相談すればいい?」などの疑問を抱きます。初めて依頼する場合は特に、不明点が多くて迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、この章では、動画作成の依頼でよくある質問にわかりやすくお答えします!
動画作成を依頼すると納期はどれくらい?
動画の納期は、制作内容や依頼先によって大きく異なります。 簡単な編集だけなら最短1日で仕上がることもありますが、撮影やアニメーション制作が入ると、1ヶ月以上かかるケースもあります。
大まかな納期の目安を整理すると、以下のようになります。
動画の種類 | フリーランス(短納期) | 制作会社(標準納期) |
---|---|---|
簡単な編集(カット・BGM追加) | 1日〜1週間 | 3日〜2週間 |
アニメーション動画 | 2週間〜1ヶ月 | 1ヶ月〜2ヶ月 |
実写撮影+編集 | 2週間〜1.5ヶ月 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
短納期を希望する場合は、修正回数を最小限に抑える・事前にイメージを明確にする などの工夫が必要です。また、「特急対応」が可能な業者もあるため、急ぎの場合は相談してみるのも一つの方法です。ただし、短納期での依頼は追加料金が発生することが多い ため、スケジュールには余裕を持たせるのがベストです。
予算が少ない場合でも依頼できる?
「動画制作は高そう…」「予算が少なくても依頼できるの?」と不安に思う方も多いでしょう。結論から言うと、予算が少なくても依頼する方法はあります。 ただし、制作内容や依頼先を工夫する必要があります。
低予算で動画を作る方法
- フリーランスに依頼する → 制作会社に比べて安価で対応してもらえることが多い
- 編集のみを依頼する → 既存の映像素材を活用し、カット編集やテロップ追加だけお願いする
- テンプレートを活用する → 決まったフォーマットを使えば、オリジナル制作よりも安く済む
- 相見積もりを取る → 複数の業者から見積もりをもらい、予算に合ったプランを探す
具体的な料金イメージとしては、5万円以下の予算でも、短尺のSNS動画やシンプルな編集作業なら依頼できるケースが多い です。「予算が限られている…」という場合でも、あきらめずに相談してみるとよいでしょう。
初めて依頼する場合、どこに相談すればいい?
動画制作を依頼できる窓口はいくつかあります。
① 動画制作会社に直接問い合わせる
「クオリティ重視で、しっかりとした動画を作りたい!」という場合は、実績のある制作会社に直接相談するのがベストです。各社の公式サイトには問い合わせフォームがあるので、そこから見積もり依頼が可能です。
②フリーランス・マッチングサービスを活用する
「できるだけコストを抑えたい」「編集だけ依頼したい」という場合は、ココナラ・クラウドワークス・ランサーズなどのフリーランス向けサービス を利用するのも一つの手です。掲載されているクリエイターの実績やレビューを見ながら、自分に合った依頼先を選ぶことができます。
③動画制作の相談窓口を利用する
「いきなり業者を選ぶのは不安…」「どこがいいのか比較したい」という場合は、「VideoWorks」「むびる」などの相談サービスを活用するとよいでしょう。これらのサービスでは、希望に合った制作会社を無料で紹介してもらえます。
初めての依頼では、不安な点も多いかもしれません。が、まずは無料相談を活用し、複数の業者から話を聞いてみるのがおすすめです!
依頼する際の注意点は?
動画制作をスムーズに進めるためには、依頼前にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。トラブルを防ぐためにも、以下の点を確認しておきましょう。
❶目的を明確にしておく
「なんとなく良い動画を作りたい」ではなく、「何のために動画を作るのか?」をはっきりさせておくことが重要です。企業PRなのか、商品紹介なのか、採用動画なのかによって、適した制作方法が異なります。
❷予算と納期を事前に決めておく
「納期はおまかせ」「予算はとりあえず見積もりを見てから」では、制作側も提案がしづらくなります。スムーズに進めるためにも、あらかじめ予算の上限と希望納期を伝えておくとよいでしょう。
❸修正回数や追加料金の条件を確認する
意外と見落としがちなのが、修正対応のルールです。修正が無料なのは何回までか、追加料金が発生する条件は何かを事前に確認しておかないと、「想定以上に費用がかかってしまった…」という事態になることも。
❹ 納品形式を確認する
動画の納品形式(MP4 / MOV / AVI など)や、字幕・テロップの有無も事前に伝えておきましょう。特にYouTubeやSNSでの公開を前提としている場合は、プラットフォームの推奨設定を確認した上で依頼すると、後から修正する手間が省けます。
動画作成を依頼するならココだ!まとめ

動画制作を依頼する際に、「どこに頼めばいいの?」「費用はどのくらいかかる?」といった疑問を持つのは当然です。
そこで、今回の記事では、依頼前に知っておくべき基本情報。フリーランスと制作会社の違い。費用相場。依頼の流れ。そして失敗しないためのポイント まで詳しく解説しました。
また、見積もりが予想より高い場合。その際も、交渉次第でコストを抑えられるケースも多いです。そのため、業者としっかり話し合いながら進めるのが大切です。さらに、納期についても、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。そのことで、焦らずにクオリティの高い動画を作ることができます。
動画作成会社への依頼は『依頼の流れや費用相場を知る』。『適切な準備』。があれば大丈夫。初心者でもスムーズに進めることができます。 まずは、自社に合った依頼先を見つけ、気軽に相談してみましょう。
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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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