展示会動画の依頼|7つの注意点&料金を安くするコツ【脱失敗】

【脱失敗】展示会動画の制作依頼|7つの注意点&料金を安くするコツ

展示会動画をどこに依頼するか?悩みどころですよね?

実際、展示会での動画活用は、いまでは当たり前です。

自分で作るか?またはどこかに展示会動画依頼するか?考えている担当者さんも多いと思います。

展示会ブースの入り口にモニターをおいて、動画をみせる。それだけで集客効果があがることは、データとしても明白だから、です。

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

でも、どんな動画をどんなタイミングで見せるか?も大事

ディレクター-300x298.pngディレクター

ですね。せっかく動画制作したのに、展示会で効果を発揮できなかったら悲しい…です

なお「ウチは動画がなくても、いろいろ展示を工夫しているから動画は不要だよ!」という展示会担当者さんに、この記事は不要です。

でも、もしもあなたが

  • 展示会動画制作を依頼するときの注意点
  • 展示会で動画はホントに効果があるの?
  • 展示会では、どんな動画を作ればいいの?
  • 展示会用の動画制作って、外注したらいくらするの?

という疑問を持っているなら、もう少しお付き合いください。

今回は、展示会動画制作の疑問にお応えする記事です。

ワイラボ編集長
ワイラボ編集長

執筆者

この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。

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目次

1. 展示会動画|効果的な展示会動画とは?

展示会動画依頼|効果的な展示会動画を作るには?

最初に、展示会用の動画を依頼する前に、展示会動画には、どんな種類があるのか?を確認しておきましょう。

なぜなら、これを知っておくことで、より効果的な展示会動画の作り方がわかるから、です。

なので、この章では、展示会動画の3つの用途と種類についてご紹介します。

展示会動画の依頼と活用方法の例
展示会での動画活用方法の例
  • ティーザー
  • 商品・サービス紹介動画
  • 会社紹介

展示会ブースで、動画を使う1番の目的。それは「これはなんだ?」と注意喚起をすること

もちろん、入り口で目を惹くだけなら、動画でなくてもOK。

たとえば、コンパニオンさんを使ってなど、目を惹くって方法は別にあります。でも、人やセットは、毎回変わってしまいますよね?なので、何度でも使える動画は効率的なのです。

というわけで、展示会用動画の種類を、ひとつずつ見ていきましょう。

①ティーザー

ティーザー
ティーザー動画とは?

●本格発表前に、事前予告として注意喚起することが目的で作られる動画のこと。

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

なんで、ティーザー動画?を流すの?

ディレクター-300x298.pngディレクター

入り口では簡単な説明だけ。興味を持ってくれた人にだけ、詳しいサービス紹介動画を見せるのが、セオリーなんです。

全部見せれば良いのに?と思わなくもないですよね?

でも、そもそも興味がない人に見せても全然効果はありません。そのため、ちょっと興味を煽る程度にしているのです。

なので、まずは、入口モニターのデジタルサイネージで、関心を惹きつける。そして、興味を持ってくれた来場者さまを、商談の席に着かせる。その上で、パソコンなどで詳しいデモ動画をお見せする。といった流れが一般的です。

  • ブースの入口で使って来場者の足を止める
  • 短めの動画で繰り返し上映して目を惹く
  • インパクトを重視で目立つ

②商品・サービス紹介動画

展示会動画の依頼|商品・サービス紹介動画

大きな商品を扱っている場合や、データなどの無形商品の場合、現物を展示できません。

その際に、イメージをしてもらうために大きく貢献するのが、展示会用動画です。

先に、商品・サービス紹介動画を作って、それをティーザー動画に転用する。そうすれば、動画制作費を安くすることも可能。結果として、良いやり方ですよね?

ブースの入り口で使う動画は、やはり、ティーザー。大きな商品や無形商品の場合にも動画の力が役立ちます。

●大きな商品や現物がない場合=動画が有効

●無形商品=インフォグラフィックが効果的

③会社紹介

少しでも自分達を認知してもらうことが、何より大切。

展示会は、知ってもらう格好のPRチャンスの場でもあります。

会社のイメージを高めて、かつ身近に感じてもらう。たとえばそんなkンジで会社の様子を伝えたいですよね?

展示会動画の依頼|会社紹介

上場企業や、知名度のある企業なら問題なく、ブースに足を止めてもらえます。が、ベンチャー企業など、小さなブースで展示をしている会社は、そうではありません。来場者に、足を止めてもらうことは簡単ではありません。

なので、ブランディングが進んでいない企業ほど、動画を使うことは効果的です。

●ブランディングのための動画
●しっかりした構成で分かりやすく伝えるのがポイント

2. 展示会動画|どこに依頼すれば良い?

展示会で目を引く動画を作りたい。でも、いざ依頼しようと思うと「どこにお願いするのがベストなのか?」わからないですよね?

なぜなら、制作会社、フリーランス、クラウドソーシングなど、選択肢が多いから、です。

もちろん、それぞれメリット・デメリットがあります。そのため、どこに依頼するかで、成果にも大きな差が出ます。

というわけで、この章では、制作会社とフリーランスの違い。そしてクラウドソーシングの使い方。さらに信頼できる依頼先を見極めるポイントを解説します。

展示会動画の依頼先は?

  • 制作会社 vs フリーランス
  • クラウドソーシングの活用
  • どういう基準で選べばいいか(実績・ジャンル・対応力)

一つずつ見ていきましょう。

①制作会社 vs フリーランス

展示会動画依頼で、まず選択肢に上がるのが「制作会社」か?「フリーランス」か?です。

結論から言えば、予算と完成度のバランスで選ぶのが正解です。

制作会社は、企画〜納品までワンストップで対応してくれます。また、クオリティが安定しています。さらに、チームで動くため、納期遅延のリスクも低めです。

ただし、その分費用は高くなりがち。でも、展示会動画はさほど尺も長くないので、15万程度から作ることも可能でしょう。

一方、フリーランスも価格がリーズナブルです。編集だけなら、10万円以内に収まることも多く、予算を抑えたい場合は魅力的です。しかし、クオリティも人によって違います。そのため「価格=品質」ではないという点には注意が必要です。

②クラウドソーシングの活用

コストを抑えたいと考えたとき、クラウドソーシングは便利な選択肢です。

特に「ココナラ」「クラウドワークス」「ランサーズ」などは、動画制作者が多数登録されています。

ただし、クラウドソーシングは玉石混交です。実績が少ない人も多数います。そのため「安いから」という理由だけで選ぶのはNGです。

項目内容
メリット比較的安価で発注できる、選択肢が多い、やりとりもオンライン完結
デメリット制作品質にバラつきあり、契約や納期の管理は自己責任、著作権まわりも注意が必要
おすすめ活用法編集作業のみを依頼する、テンプレートベースで低コストに済ませたい場合

展示会動画に限らず、依頼の際は、必ずポートフォリオを確認しましょう。また、やりとりの中で、レスの速さと提案力も大事なポイントです。

「安かろう悪かろう」にならないよう、信頼できる人を見極める力が必要です

③どういう基準で選べばいいか(実績・ジャンル・対応力)

依頼先を選ぶうえで、最も大事なのは「この人(会社)に頼んで、ちゃんと伝えたいことが伝わるか?」です。

展示会動画は、短い時間で強い印象を残す必要があります。そのため、同様の制作経験があるかどうかは必須チェック項目です。

「展示会向けに制作した経験がありますか?」と一言聞くだけでも、相手の対応力が見えてきます。

次にジャンル。映像制作にも得意・不得意があります。たとえば、インタビュー系が得意な人や、モーショングラフィックスに強い人もいます。自社の展示会で「何を伝えたいのか」によって、マッチする制作パートナーが変わるのです。

そして対応力。やりとりのスムーズさ。細かい要望への対応力も、最終的な満足度に直結します。これは、メールやチャットの初期のやりとりだけでも、ある程度見極めることができます。

本当に大切なのは、「その人がどれだけ自社の目的を理解して、寄り添ってくれるか」です。

3. 展示会動画|料金目安は?

展示会動画を依頼する|料金目安は?

展示会動画依頼で気になるのは「どれくらいの費用がかかるか?」です。

動画制作は“見えない買い物”なので、料金体系が不透明に感じる方も多いはずです。

この章では、展示会用の動画制作にかかる一般的な費用感をわかりやすく解説します。合わせて、料金が上がる要因や、費用を抑えるコツについても本音で触れていきます。

①料金はどう決まる?構成要素を知っておこう

まず大前提として、動画制作の費用は

  • 企画・構成
  • 撮影
  • 編集
  • ナレーションやBGM

などで構成されています。依頼内容によって価格が変わるため、「動画◯分=◯万円」とは一概に言えません。

②展示会動画の料金目安(実写・アニメ別)

以下は、展示会用の動画を依頼した場合のおおよその料金イメージです。

動画の種類内容料金目安
実写(撮影あり)撮影+編集+テロップ30万〜100万円
実写(編集のみ)既存素材で編集10万〜30万円
アニメーション動画モーショングラフィックス等20万〜80万円
ティーザー(短尺)約30秒の印象付け動画5万〜15万円

正直なところ、制作会社によっては、これより高くなるケースもあるでしょう。

でも、最近は、動画制作会社の料金は、個人と変わらないところも多いです。なぜなら、大きな会社でなければ、価格競争もあって、金額の値崩れも激しいから、です。また、個人レベルで撮影編集ができるプレイヤーが増えたことも、その大きな一因です。

さらに、フリーランスの方なら、10万円以下で収めることも可能です。ただし、価格が安い分、ディレクションや品質は、自分で責任をもつ必要があります

③なぜこんなに差が出るのか?料金が上がる要素

展示会動画に限らず、動画依頼には「なぜこんなに料金の幅があるの?」と疑問に思うかもしれません。

その理由は、人件費に負う部分が多いから、です。つまり、スタッフ数・拘束時間などの要素で料金が上がるのです。

たとえば、以下のような項目が追加されると、費用は上がります。

  • 撮影日数が増える
  • プロのナレーターを使う
  • オリジナルアニメーションや3D演出
  • 特殊な撮影機材を使用(ジンバル、ドローン等)
  • モーショングラフィックスやCG

動画の目的や使い方次第で、どこまでコストをかけるべきかは変わってきます。

目的が「まずは集客のきっかけにしたい」なら、シンプルで短尺な構成にするのもアリ。それでも、十分に効果を出すことができます。

③「とりあえず聞いてみる」が正解の理由

料金の目安を知ったら、次は「具体的に見積もってもらう」ことが大切です。

なぜなら、実際の金額は、要望のヒアリングを経て個別に決まるケースが多いから、です。

展示会動画の依頼はオーダーメイドの要素が強いです。そのため、テンプレ的な価格表だけでは、判断しづらい、です。なので、予算感を正直に伝えた上で、「この金額でどこまでできるか?」を相談してみましょう。

案外、お値引きしてくれる先もあると思います。

>> 動画制作の料金費用内訳をくわしく知りたい

4. 展示会動画|安い料金で依頼するコツ

展示会動画を依頼する|料金を安くするポイント

次に、上記の制作料金の目安を踏まえて、考えたいことがあります。それは、どうしたら展示会動画を安く依頼できるか?

この章では、そのポイントについてお伝えします。

展示会動画制作の料金を安く作るポイント

  • 動画の時間を短く
  • 撮影なしで写真素材を有効活用
  • ナレーション不要という手も

①動画の時間を短く

動画の時間を短く

まずは、動画の時間尺です。動画を時間尺を短くすれば、動画制作料金は安くなります。

その理由は、編集時間が短縮されるから、です。

動画制作をする上で、一番時間がかかるのが編集というフェーズです。仮に撮影素材をテロップやナレーション、BGMなどを入れない仮編集。その場合でも、1分の動画を作るのに、1時間は必要です。

その上で、上記の演出以外にも手を加えると、かなりの時間が必要です。5分の動画を作るなら、1日では完結できません。

もちろん、展示会では、エンドレスに繰り返し流す動画が主流。そのため、動画の時間尺を短くできれば、その分、制作料金は割安になります。

②撮影なしで写真素材を有効活用

次に、撮影をしないことで、料金を安くするという手段もあります。

たとえば、上記YouTubeのように、すべて写真素材で動画を作るという手段です。この場合、動画制作費用は、格段に安くできます。

動画制作の中で、撮影費用は決して安い金額ではありません。カメラマン一名で撮影するなら、まだ少し安くできます。なぜなら、撮影費用の大半は、人件費だから、です。でも、照明やカメラアシスタントが付く撮影だと、少し大掛かりになります。人件費が膨れ上がるから、です。当然、結果的に料金は高くなります。

なので、商品やサービスを写真素材だけで、動画を作るという手もあります。決してスライドショーではない動画を作ることができます。

③展示会動画では『ナレーション不要』という手も

展示会用の動画制作では『ナレーション不要』という手も

最後に、ナレーション不要という手があります。ただし、これはリアルの展示会場で使う動画に限られます。展示会ブースは、周囲の雑音がすごくて、動画の音声はほとんど聞こえません。なので、最初からナレーションをつけなくても良いという考え方から、です。

もちろん、ナレーションがあった方が、視覚にくわえて、耳からの情報が発信できます。その結果、より分かりやすい動画になります。が、雑踏の中では、効果が上がりません。そのため、思い切ってナレーションを無くすというのも手です。

そして、展示会の後、あらためてナレーションを加える、という手もあります。

5. 展示会動画|依頼時の7つの注意点

展示会動画を依頼する|7つの注意点

ここでは、展示会動画を依頼するときの注意点を7つお伝えします。

  • 感情を動かす心理トリガーを使う
  • テロップでわかりやすく
  • 用途にあった適度な尺を意識する
  • 展示会後にも活用できるようにしておくと便利
  • モニターの大きさと解像度に注意
  • HERO動画としての派手な演出
  • ブースとのイメージを統一(トーン&マナー)

ひとつずつ見ていきましょう。

①感情を動かす心理トリガーを使う

展示会動画の依頼|感情を動かす心理トリガーを使う.

感情を動かす心理トリガーが含ませることで、さらに結果を出しやすくできます。

感情を動かす心理トリガーの例

1. 物 語  :ストーリーで、感情を動かしやすく
2. 天国と地獄:痛みと快楽で感情を揺さぶる
3. 権 威  :社会的地位の高さと受賞歴
4. 限定性  :3日間限定、先着10名様など
5. 希少性  :10食限定、20年に一度など
6. 理 由  :なぜ美味しいか?今申し込む理由?
7. 誠実さ  :「安さの理由は一箇所傷があるから」と正直に話し、信頼性を獲得

通路脇の大型モニターでのインパクトある動画を使います。そして、商談用の動画では、21の心理トリガーを意識した動画を制作しましょう。

来場者との商談を成約させる可能性が高まります。

②テロップでわかりやすく

展示会の動画は、映像とテロップだけで、分かりやすく理解してもらう必要があります。

なぜなら、ブース入り口の動画は、周囲の雑音で、ほとんど音が聞こえないから、です。

しかも、お客さんは歩いています。そのため、その人の歩みを止まらせるパワーを『音』に期待するのは難しいです。例えると、ちょうど、電車のドア上の映像を見るのと同じ状況です。

展示会動画の依頼|テロップでわかりやすく

なので、展示会動画でも工夫が必要です。たとえば、テロップに加えて、アニメーションも駆使する。など、できるだけユーザーに分かりやすい動画制作を心がけます。さらに、完結に商品ベネフィットを伝えることが大切です。

また、テロップは太すぎる文字だと、潰れて見づらいです。さらに、細すぎると目立ちません。そのため、適度な大きさと太さを考えて作るなどの配慮をしましょう。

また、1秒間に読める文字量は最大でも8文字です。表示時間と文字数にも注意が必要です。

③用途にあった適度な尺を意識する

時間も大事な要素。とくに入り口付近で見せる動画は短くてOK。具体的には、10〜20秒程度の短い尺で、リピート上映しましょう。

展示会動画の依頼|用途にあった適度な尺を意識する

なぜなら、長い動画は、よほどのことがない限り、見てもらえません。さらに、立ち止まって見続けてもらうのは難しい、です。

でも、10〜20秒なら、途中から動画を見た人でも、すぐに見返すことができます。理解を深めてもらうことができる長さですよね?

さらに、入り口で動画を見て興味関心を持ってくれた人は、見込み客です。商談ブースでは、きちんとした説明動画を見せる。など、ユーザーに合わせた適度な尺を意識しましょう。

④展示会後にも活用できるようにしておくと便利

展示会用の動画は、オウンドメディアで2次利用できるようにしておきましょう。

展示会動画 依頼|展示会後にも活用できるようにしておくと便利

たとえば、後からナレーションを入れたりすると、追加料金がかかってしまいます。なので、可能であれば、ナレーション入りの商談用の動画を作っておくといいでしょう。

展示会当日だけ使って終わりだともったいないですよね?なので、その後、YouTubeなどのSNSでも使えるようにしておくと便利です。

ブース入り口で使う10〜20秒のティーザー動画は、使い回しOK。費用対効果を高めましょう。

⑤モニターの大きさと解像度に注意

展示会で使う動画は、フルHDサイズ(1920 ×1080)のものを用意しましょう。

小さなデータは、巨大モニターに映した時、解像度が不足します。結果、映像が粗くなり、訴求力も不足します。なぜなら、動画の品質が下がるから、です。

展示会動画 依頼|モニターの大きさと解像度に注意

もちろん、展示会ブースがそれほど大きくない場合。その場合には、ノートパソコンを使った映像を受付で流しても構いません。でも、デジタルサイネージとして機能させたいなら、ある程度の解像度が必要です。

また、さらに大きなモニターが用意できる場合。その際には、さらに倍の4Kサイズ(3840 ×2160)でも良いの?と思います。が、残念、違います。なぜなら、データが大きすぎると、Wi-Fi転送がうまくいかないから、です。

そのため、おすすめサイズは、フルHD(1920 ×1080)になります。

⑥HERO動画としての派手な演出

展示会動画 依頼|HERO動画としての派手な演出

ブースの入り口で、足を止めてもらうために、欲しいのはインパクト。

まずは自社ブースで足を止めてもらうことです。

かと言って、派手な動画という意味でもありません。あくまでも、目を惹く演出があればOK。

エフェクトを使った演出。さらに、CG、アニメーションをオープニングや要所で使う。など、部分的でも構わないので、インパクトのある表現を盛り込むようにしましょう。

⑦ブースとのイメージを統一(トーン&マナー)

展示会動画 依頼|ブースとのイメージを統一(トーン&マナー)

展示会動画は、展示ブースに近いイメージで作りましょう。(トーン&マナー=トンマナ)。

たとえば、ブースがシリアスなイメージなのに、動画はコメディーっぽい…。と、来場者は、不信感を募らせてしまうでしょう。

そのため、来場者に対しては、ブースと動画の統一したイメージを持ってもらう。そうすることで、商談につながる可能性を高めましょう。

トンマナとはトーン(tone)&マナー(manner)の略称。広告やWeb制作のデザインにおいてコンセプトや雰囲気に一貫性をもたせること。商材のもつ世界観や企業のブランドイメージでユーザーに与える印象を統一させるためのルール。企業のマーケティングやブランディングにおいてトンマナを合わせることはとても重要な要素といえる。デザイン制作に取りかかる前にターゲットやコンセプトなどのトンマナをしっかりと理解し、作業に入ることが大切である。

OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校|用語集トンマナ

6. 展示会動画|制作のメリット

展示会動画を依頼する|制作メリット

この章では、展示会用の動画を制作するメリットについて、ご紹介します。展示会動画依頼をするメリットは、下記の3つです。

展示会動画制作のメリットは?

  • デジタルサイネージで集客効果は約3倍
  • 商談がスムーズになる
  • 短時間で伝わる情報量

①デジタルサイネージで集客効果は約3倍

動画がある場合と、ない場合。その集客効果の違いは3.1倍と言われています。

展示会動画の依頼で集客効果3倍

展示会で、来場者が自分のブースの前にいるのは、わずか2〜3秒。その上、出店企業は100社以上あります。そのため、興味がなければ、あっという間に見込み客は通り過ぎていきます。よほど大きなブースの有名企業でない限り、そうなる確率は高いです。

そこで、少しでも足を止めてもらうための仕掛けが必要です。そこで、ブースの入り口で、巨大ディスプレイを用意して、動画を繰り返し上映します。そして、動画をアピールします。

もし、3.1倍も集客効果が違うなら、展示会で動画を使わない意味はありませんよね?

②商談がスムーズになる

商談中に動画を営業で活用した場合、80%以上が効果を実感しています。↓

集客動画の依頼で商談がスムーズになる1
出典元:SENLEN

また、約6割の営業担当者が動画を見せた方が「受注までのスピードが早い!」と実感しているという調査結果もあります。↓

集客動画の依頼で商談がスムーズになる2
出典元:SENLEN

ブースの前で動画を見て、立ち寄ってくれた来場者は、見込み客です。つまり、すでにある程度の興味関心を持っているホットリード。

すなわち、動画を使うことで、成約につながる確立は、グーンと上がります

③短時間で伝わる情報量

展示会動画 依頼|短時間で伝わる情報量

動画の情報量の多さも、成約率を高める大きな要因です。

アメリカの調査会社Forrester ResearchのJames L. McQuivey博士が、2014年4月に発表した研究結果ではです。それによると「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語。Webページに換算すると約3,600ページ分になる」というものでした。

人が1分間に読める文字平均=240文字と比べると、圧倒的な情報量です。

展示会動画でも、「視覚情報」と「聴覚情報」。そして「言語情報」を用いて、成約率を大きく引き上げる効果があります。

7. 展示会動画|個人に依頼する選択肢

展示会動画を依頼する|個人に依頼する選択肢

最近では、個人に依頼するという選択肢も一般的です。

企業としては、個人に依頼するのは心配、、、という考え方もあります。が、その一方で、元TVディレクターから転身した個人もいます。なので、一度、相談してみるという手もあります。

ただし、個人だから安い、、、ということは最近ではあまりありません。なぜか、撮影に至っては、むしろ法人単価の方が安いという現象もあります。そのため、慎重に選ぶことが必要です。

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

この間も地方でのロケでカメラマンを探した時もそうだったね?

ディレクター-300x298.pngディレクター

はい。その傾向は東京などの都市部より地方に行く方が強い感じです

個人に依頼しやすいクラウドソーシングサイト

個人にお願いするなら、クラウドソーシングサイトがわかりやすいです。

ここでは、クラウドワークス。ランサーズ。ココナラというクラウドソーシング3社について、まとめた記事をご紹介します。

よかったら参考にしてもらえたらと思います。

8. 展示会動画|参考にしたい事例3選

展示会動画を依頼する|参考にしたい事例3選

展示会で使う動画を制作する際に、参考にしたい事例を3つご紹介します。

真似することで、結果が出そうなら、どんどん真似てしまいましょう。

展示会動画制作で参考にしたい事例3選

  • 商品・サービス紹介動画で真似したい動画…駒崎興業 様
  • 会社紹介で真似したい動画……………………クリタ分析センター株式会社 様
  • ティーザーで真似したい動画…………………大平宏 税理士事務所 様

(1)商品・サービス紹介動画で真似したい動画=駒崎興業 様

エグディオZ
動画再生ボタン
制作ポイント❶

アニメーションを使って、商品をわかりやすく視覚化

制作ポイント❷

テロップ全フォロー。映像+音+文字で理解を促進

制作ポイント❸

実際に使っている実写映像で製品の使い勝手アピール

(2)会社紹介で真似したい動画=クリタ分析センター株式会社 様

クリタ分析センター
動画再生ボタン
制作ポイント❶

オープニングで扱うサービスを端的に表現

制作ポイント❷

テロップ全フォロー。映像+音+文字で理解を促進

制作ポイント❸

端的に職場環境や企業の社会的役割をご紹介

(3)ティーザーで真似したい動画=大平宏 税理士事務所 様

大平宏税理士事務所
動画再生ボタン
制作ポイント❶

アニメーションで敷居の高いサービスを身近に表現

制作ポイント❷

エフェクトを効果的に使って動きのある映像を演出

制作ポイント❸

写真素材だけを使った15秒動画で低予算制作

9. あなたはどのフェーズ?展示会動画のお悩み解決策

展示会動画を導入したい企業の方とお話しすると、その悩みや状況は実にさまざまです。

ここでは、よくある3つのフェーズ別に、課題とおすすめの進め方をご紹介します。

自社がどのフェーズに当てはまるかを考えながら、次の一歩を検討してみてください。

①まず何から始めればいいかわからない方へ

「動画を使ったほうがいいのは分かる。でも、何を映せばいい?尺は?ナレーションは要る?」

そういった初期段階のご相談は非常に多くいただきます。

このフェーズでは、まず「展示会の目的」と「ターゲット」を整理することが大切です。新規顧客の獲得か、既存顧客のフォローかで、動画の構成や見せ方はまったく変わります。

弊社では、ヒアリング段階で「目的に合わせた構成案」からご提案可能です。まずは資料や事例をご覧いただき、イメージを一緒に固めていくところから始めましょう。

②過去に展示会動画を作ったが効果が薄かった方へ

「せっかく作ったのに、誰も見てくれなかった」「画面に流してるだけで終わってしまった」

そんなご経験がある企業様には、“見せ方”と“活かし方”の設計見直しをおすすめします。

展示会動画は「ただ映すだけ」では伝わりません。来場者の動線・立ち止まる位置・視線の高さなど、物理的な要因も成果に直結します。

また、動画を展示会だけで終わらせるのはもったいないです。事後の営業メール、Webへの埋め込み、SNSシェアなど、活用チャネルを設計するだけで効果が2倍、3倍になることもあるから、です。

ご希望があれば、既存動画のリメイクや、再活用のプランニングから対応可能です。

③初めて展示会に出展する企業様へ

初めての展示会は、右も左も分からず不安が多いものです。

動画についても、「本当に必要なのか?」「どこで流すのか?」「何に気をつければいいのか?」と迷われる方が多くいらっしゃいます。

このフェーズでは、“やりすぎず、でも印象に残る”動画が効果的です。

無理にナレーションを入れる必要も、長尺にする必要もありません。30秒〜60秒で伝えたい価値をコンパクトにまとめ、通りがかりの人の視線を止める。それだけでも充分な成果につながります。

また、事前準備やブースの導線設計まで含めて、動画の使い方をご提案できます。

初出展を成功させたい企業様こそ、事前にご相談いただければと考えています。

10. 展示会動画を依頼する・まとめ

展示会動画を依頼する・まとめ

展示会動画は、ただ映像を流すだけではありません。

まずは、来場者の心を動かさないと始まりません。商品・サービスの魅力を伝え、商談へとつなげる必要があります。

そこで、ティーザーや商品紹介、会社紹介など、目的に合わせた動画の選定をします。さらには、感情を動かす演出・テロップの工夫を加えましょう。そして、効果を最大化するためのポイントを押さえることが成功のカギとなります。

また、費用を抑える工夫や、個人への依頼という選択肢も視野に入れます。が、まずは「何のための動画か?」を明確にすることが大切です。くわえて、展示会後に活用できる“資産”にできれば、高い費用対効果も期待できます。

この記事が、あなたの展示会動画制作のきっかけとなれば幸いです。

展示会動画、プロに任せませんか?

動画制作|CTA

「予算の目安を知りたい」
「展示会の雰囲気に合った構成って?」
「過去の動画を改善したい」

など、よくあるご相談にお応えします。

「動画は、気になってるけど、どう進めたらいいか分からない…」という方も大歓迎。

そんなお悩みに、これまで100本以上の展示会向け映像を手がけたワイラボが丁寧にお応えします。

企画段階からのサポートも可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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