YouTube動画作成|機材選びや魅力的な動画を作る5つのポイント

YouTube動画作成|機材の選び方や魅力的な動画を作る5つのポイント

YouTubeの動画作成について知りたい!

でも

「どうやって動画を作ればいいのかわからない」
「撮影も編集も難しそう…」

そんな悩みを持っているあなたへ。この記事では、初心者でも今日から始められるYouTube動画作成の流れを、ステップごとにわかりやすく解説していきます。

今回は、スマホ1台から始める方法。そして、必要な機材の選び方、編集のコツ、そしてアップロードまで、全体の流れを丁寧に紹介します。私自身も最初はまったくの未経験でしたが、失敗を重ねながら学んだリアルな体験も交えてお届けします。

「難しいから」と諦める前に、まずはこの記事を読んでみてください。きっと、「自分でもできそう!」と思えるはずです。

ワイラボ編集長
ワイラボ編集長

執筆者

この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。

目次

1. YouTube動画作成の全体像

YouTube動画の作成には、単に「撮ってアップする」だけでは済まない工程があります。ですが、最初に全体像をつかんでおけば、迷わず効率よく作業を進めることができます。実は、多くの初心者がここでつまずきます。逆に言えば、全体の流れを理解するだけで、ぐっとラクになるのです。

これから紹介する内容は、撮影前の準備から公開後の運用までをカバーします。ステップを順番に踏めば、動画初心者でも完成度の高いYouTube動画の作成ができます。もちろん、成功しているYouTuberも同じ流れを基本にしています。

動画制作に「センス」や「才能」が必要と思われがちです。が、まず大切なのは「工程を理解して、正しくこなすこと」。この章では、動画作成の全体像と、初心者がつまずきやすいポイント、そして実際に成功しているYouTuberがどのように動画を作っているのかを具体的にお話ししていきます。

①動画作成の基本ステップとは?
②初心者がつまずきやすいポイント
③成功しているYouTuberの動画作成の流れ

YouTube動画作成 ①動画作成の基本ステップとは?

YouTube動画作成の流れは、大きく分けて「企画」「撮影」「編集」「アップロード」の4ステップです。これを知らずに始めると、何から手をつけていいか分からなくなってしまいます。実際に私も、最初のころは撮影した映像を見て「なんか思ってたのと違う…」と何度もやり直しました。

まず「企画」です。これは動画の設計図のようなものです。ここで方向性がブレると、完成しても「何を伝えたいのか分からない動画」になります。次に「撮影」。スマホでもできますが、音声や画質のクオリティは思った以上に視聴者に影響します。そして「編集」。ここで構成を整えたり、見せ方を工夫したりします。最後に「アップロード」。YouTubeに適した形式やタイトル設定が大切です。

この4ステップを意識するだけでも、動画のクオリティは大きく変わります。順序を守ることで作業がスムーズになり、ストレスも軽減されるはずです。

YouTube動画作成 ②初心者がつまずきやすいポイント

初心者が最もつまずきやすいのは、「最初から完璧を目指すこと」です。気持ちはわかります。私もそうでした。「人に見せるものだから、完璧じゃないと出せない」と思いがちですが、それが一番の落とし穴です。

たとえば、編集でテロップやBGMを入れすぎて逆に見づらくなったり、構成にこだわりすぎて何日も公開できなかったりします。さらに、撮影機材にお金をかけすぎて、肝心の中身がスカスカだった、なんてこともよくあります。

また、「ネタ切れ」も大きな壁です。最初はやる気に満ちていても、数本出すと「あれ?次何作ればいいんだろう…」と手が止まってしまいます。こうした失敗を防ぐには、「まずは出す」「継続する」「改善する」の3つを意識することが大切です。

最初はうまくいかなくて当然です。でも、失敗から学び、試行錯誤する中で少しずつコツがつかめてきます。大事なのは、やめないこと。完璧主義は、動画制作の敵です。

YouTube動画作成 ③成功しているYouTuber

成功しているYouTuberの多くは、動画作成の工程をしっかりルーティン化しています。つまり「感覚」ではなく「仕組み」で動いているのです。これが初心者とプロの大きな違いです。

例えば、ある人気YouTuberは、毎週の動画制作を「企画→撮影→編集→予約投稿」という流れで固定しています。企画会議を月曜、撮影を火曜、編集を水・木、そして金曜にアップという具合に、スケジュールが明確です。これにより、ブレないクオリティと更新頻度を維持しています。

また、編集には「テンプレート」を多用します。オープニング、エンディング、効果音やBGMのパターンを固定して、編集の時間を短縮しています。こうすることで、毎回ゼロから考える手間を省き、時間を有効に使っているのです。

さらに、視聴者のコメントや分析データをもとに、企画内容を改善しています。成功するYouTuberは「感覚」ではなく「データ」で動いているというのも大きな特徴です。

初心者と成功YouTuberの流れの違い

工程初心者成功しているYouTuber
企画思いつき、気分次第定期的なアイデア出し、分析ベース
撮影手探り、思いつきで撮る事前に台本とカット割りを準備
編集毎回ゼロから作業テンプレートで時短、構成パターン化
アップロード思いついたら投稿予約投稿、タイトルやタグも戦略的

このように、「継続できる仕組み」を持っているかが成功のカギになります。最初から完璧を目指す必要はありませんが、目指すべき型を知っておくことはとても重要です。

2. YouTube動画作成|必要な機材・ソフトの選び方

YouTube動画作成のうえで、「どんな機材を揃えればいいのか」「編集ソフトはどれがいいのか」と迷う方は非常に多いです。正直に言えば、最初は「高い機材=いい動画」だと思っていました。でも実際は、予算や目的に合わせて選ばないと、ムダな出費になるだけです。

この章では、最低限必要な機材と、初心者にも扱いやすい編集ソフトを紹介します。さらに、無料と有料の違い、選び方のコツまで本音でお伝えします。あれもこれもと揃えたくなる気持ちはわかりますが、「まず何が必要か」をしっかり見極めることが成功の第一歩です。

①動画撮影に必要な機材リスト
②おすすめの動画編集ソフト(PC・スマホ別)
③無料と有料の違いは?費用対効果の比較④自分に合った機材・ソフトを見つける方法

YouTube動画作成 ①動画撮影に必要な機材リスト

結論から言うと、最初はスマホだけでも十分です。ただし、最低限の補助機材を加えることで、一気に動画の質が上がります。私自身、最初はスマホと手持ちだけで始めましたが、途中で「ブレがひどい」「音が聞き取りづらい」と限界を感じました。

特に重要なのは音声です。視聴者は、映像よりも音の悪さに敏感です。外部マイクを使うだけで、視聴体験が格段に向上します。次に考えたいのが三脚です。固定するだけで見やすさが変わります。

以下は、初期段階で揃えたい機材を表にまとめたものです:

機材名役割おすすめ理由
スマートフォン撮影画質も十分、手軽にはじめられる
三脚カメラを安定させる手ブレを防ぎ、映像が安定する
外部マイク音声の質を向上させる音割れやノイズを軽減、聞きやすさ向上
照明(リングライトなど)顔映りや雰囲気の改善自然光が不十分な室内でも明るさを確保

もちろん、高価な一眼レフやジンバルなどもありますが、最初は不要です。慣れてきて「もっとクオリティを上げたい」と思ったときに、段階的に揃えればOKです。

YouTube動画作成 ②おすすめの動画編集ソフト(PC・スマホ別)

編集ソフトの選び方は、正直かなり迷います。私も何個も試しては挫折を繰り返しました。初心者にとって大事なのは、「操作がシンプルで、日本語に対応していて、無料でも機能が使える」こと。この3つを満たすソフトが、継続のカギになります。

スマホで手軽に編集したい人には、「CapCut」や「VLLO」がおすすめです。直感的に操作でき、基本機能はすべて無料。サクッと編集して、すぐアップできるのが魅力です。

一方で、PC派の方には「Filmora」や「Adobe Premiere Rush」などの初心者向けソフトが人気です。UIが分かりやすく、テンプレートも豊富で、編集作業が苦になりません。さらにステップアップしたいなら「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut Pro」なども選択肢になります。

ただし、プロ仕様のソフトは覚えるのに時間がかかります。最初から無理に手を出す必要はありません。目的とレベルに合ったものを選びましょう。

YouTube動画作成 ③そふとの無料と有料の違いは?

「無料でできるなら、それでいいんじゃないの?」と思いがちですが、それは半分正解で半分不正解です。無料ソフトでもある程度の動画は作れます。でも、細かい編集やブランド化を目指すなら、有料ソフトの力が必要になってきます。

たとえば、無料ソフトは書き出し時に「ウォーターマーク(透かし)」が入ることがあります。これがあると、せっかくの動画が「なんか素人っぽい」印象に…。また、フォントやエフェクトの種類が制限されていることも多いです。

逆に、有料ソフトはその分自由度が高く、時短につながるテンプレートやエフェクトが充実しています。「時間をお金で買う」と考えれば、長期的にはコスパが良いとも言えます。

以下は、無料と有料の主な違いを比較した表です:

比較項目無料ソフト有料ソフト
機能の自由度制限あり高度な編集が可能
ウォーターマーク入ることが多い基本的に無し
サポートほぼ自己解決メール・チャットなど対応あり
時間効率慣れるまでに時間がかかるテンプレートで時短できる

「最初は無料→慣れてきたら有料」という流れが現実的です。私もこの方法で、段階的にスキルアップしていきました。

YouTube動画作成 ④自分に合った機材・ソフトを見つける

最終的に一番大事なのは、「自分がストレスなく使えるかどうか」です。いくら評判のいい機材でも、重くて持ち歩きたくないとか、操作が複雑すぎると続きません。

私のおすすめは、まずは実際に無料ソフトを触ってみて、「使いやすい」と感じたらそこから始めること。そして、機材もレンタルや中古を試すことで、購入前に感触を確かめられます。

また、最近ではYouTubeやSNSで「○○を使ってみた」というレビュー動画が大量にあります。そういった情報を見て、自分の使い方と照らし合わせるのも大事です。

結局のところ、「自分のスタイルに合っているか」が最大のポイントです。高価な機材を買って満足してしまうのではなく、「使い続けられるかどうか」で選ぶことを忘れないでください。

3. 撮影から編集までの具体的な手順

YouTube動画作成では、多くの初心者が「撮影から編集って、なんとなくやればいいんでしょ?」と思いがちです。でも実際は、しっかりとした手順を踏むことで、見た目も内容もぐっとクオリティが上がります。私も最初は感覚で進めていましたが、結果的に時間がかかったり、見直してみると「伝わってないな…」と反省することが多々ありました。

この章では、「撮影前の準備」から「編集」「書き出し」までの流れを一つずつ丁寧に解説します。特に、視聴者が「最後まで見たい」と感じるような動画を作るためには、各工程のポイントを押さえておくことが重要です。

感覚任せではなく、手順に沿って丁寧に取り組む。それだけで、動画の完成度が変わってきます。

①撮影前の準備と台本作成
②撮影のポイントと注意点
③編集前に素材を整理する
④カット・BGM・テロップの基本操作
⑤エフェクトや色補正など応用テクニック

①撮影前の準備と台本作成

撮影の前にやるべきこと。それは「台本を作ること」です。実はこれ、初心者が見落としがちな工程なんです。でも、台本があるかないかで、撮影のスムーズさや編集時間に大きな差が出ます。

私自身、最初は「だいたい頭の中で考えておけばいいや」と思って話し始めました。でも、途中で何を話しているかわからなくなって撮り直し。編集ではカットだらけになり、時間が倍以上かかりました。

台本といっても、かっちり書き込む必要はありません。でも、最低限、話す内容の箇条書きと、場面の切り替えポイントだけでも十分です。要は、「何を・どこで・どう話すか」を事前にイメージできていればOKです。

たとえば、こんなものがあれば、完璧です。

YouTube台本の基本構成のテンプレート例:

流れ内容セリフ・ナレーションの例
オープニングOP動画毎回見てもらう挨拶部分。短くてOK
❶挨拶自己紹介こんにちは!○○です。
❷導入部動画の内容を説明今回の動画は「○○○○」です。
じつは、この動画を見ている視聴者から質問がありました。
今回は、○○を知りたいあなたに向けて
○○○○について、詳しく解説しますね。
❸テーマ本編本題は1つで
項目を分ける
1.○○○○
2.○○○○
3.○○○○
それぞれの項目○○○○について、解説
❹エンディングまとめ本日は、○○○○についてお伝えしました。
今回も最後までご視聴いただき、ありがとうございました!
この動画が役に立ったと思ってくれたら
グッドボタンのクリックやチャンネル登録をお願いします。
では、また次に動画でお会いしましょう!バイバイ

準備をしっかりすることで、自信を持って話せるようになりますし、撮影後のミスや後悔も減らせます。

>> YouTube台本の作り方!構成のポイントとライティングAI活用術も

②撮影のポイントと注意点

いよいよ撮影。ここで大切なのは「画角」「音声」「光」の3つです。これは、YouTubeの動画作成でも同じ。特に音声は、編集ではどうにもならない部分もあるので、事前のチェックが命です。

まず、カメラの角度や位置は、自分の表情や伝えたいものがしっかり映るように意識しましょう。真正面から少しだけ角度をつけると、自然な雰囲気が出ます。背景にも注意してください。余計なものが映っていると、それだけで視聴者の集中力が落ちます。

そして、音。外部マイクがあるとベストですが、ない場合はスマホを口元に近づけて録音するだけでも違います。雑音や反響の少ない場所で撮ることも大切です。

照明は、自然光を利用するのが手軽ですが、時間帯によって光が変わります。撮影時間を固定するか、リングライトなどで安定させるのが理想です。

撮影のたびに「これはちゃんと映ってる?」「音、入ってる?」と確認する癖をつけるだけで、あとで困ることが減ります。

③編集前に素材を整理する

撮影が終わったら、すぐ編集に入りたくなりますよね。でもちょっと待ってください。まずは、素材をきちんと整理することが先です。YouTubeの動画作成でも、これをサボると、編集中に「あのシーンどこいった?」と探す羽目になります。

私は以前、整理を怠って撮影データがぐちゃぐちゃのまま編集を始めました。結果、必要なカットが見つからず、同じシーンを再撮影する羽目に…。このミス、意外と多いです。

おすすめは、以下のようにフォルダを分けることです:

  • 01_撮影素材(カメラ別・シーン別)
  • 02_音声データ(BGM・効果音・ナレーションなど)
  • 03_画像素材(サムネ候補・図解など)

こうしておくと、編集中に迷うことが減り、集中力も途切れません。作業効率が格段に上がります。

編集前にしっかり素材を整える。これはプロも徹底している習慣です。

④カット・BGM・テロップの基本操作

いよいよ、YouTubeの動画作成も佳境。動画編集に入ります。最初のステップは「カット編集」です。ここでテンポ感が決まるので、一番大事と言っても過言ではありません。

撮影したままの動画は、無駄な間や言い間違い、グダグダな部分が多いです。そこをテンポよく削るだけで、動画全体が引き締まります。初心者のうちは「これってカットしすぎ?」と心配になりますが、大丈夫。視聴者はテンポの良さを求めています。

次にBGM。これは雰囲気を作るうえで欠かせません。YouTubeのオーディオライブラリなど、著作権フリーの音源を使いましょう。ただし、音量には注意。声が聞こえづらくなるようでは逆効果です。

テロップも大切な要素です。話の要点やキーワードを補足する役割があります。派手すぎず、読みやすいフォントを選ぶのがコツです。

編集は、見せたい内容を「より伝わりやすくする」ための作業です。装飾に凝るよりも、「伝えること」に集中しましょう。

⑤エフェクトや色補正など応用テクニック

基本編集が終わったら、応用編に進みます。エフェクトや色補正などのテクニックは、動画にプロっぽさを加える重要な要素です。

ただし、やりすぎは禁物です。「カッコいいだろう」と思って派手なトランジションを入れまると失敗します。結果は「見づらい」「酔う」と言われて散々でした。演出はあくまで補助。主役は内容です。

色補正も、明るさやコントラストを少し調整するだけで、画面がグッと見やすくなります。最近はAI機能で自動補正できるソフトも多いので、難しく考えすぎなくて大丈夫です。

エフェクトは、「必要な場面だけ、控えめに」がポイントです。最初から全部盛りにせず、徐々に試していくのが賢いやり方です。

4. 効果的な編集テクニックと演出方法

動画をただ「見せる」だけでは、視聴者は最後まで見てくれません。大切なのは、飽きさせずに「引き込むこと」。ここで差が出るのが、編集テクニックと演出力です。これは決して「派手にする」という意味ではありません。むしろ、YouTubeの動画作成では、より視聴者にとって“自然で心地よい”演出が求められます。

この章では、視聴維持率を高める工夫や、印象に残るテロップ・BGMの使い方、編集の時短テクニックまで、本音ベースでご紹介します。正直、編集に時間をかけすぎて燃え尽きることもあります。だからこそ、「伝わる+効率よく」がテーマです。

①視聴維持率を上げる編集のコツ
②サムネイル・テロップ・BGMの重要性
③編集で「伝わる動画」にする方法
④編集の時短テクニック

①視聴維持率を上げる編集のコツ

視聴維持率とは、「どれだけの人が最後まで見てくれるか」という指標です。実はこれ、YouTubeのアルゴリズムにも大きく関わってきます。だからこそ、多くのYouTuberがここを意識しています。

まず大切なのは、冒頭の15秒。ここで「この動画、最後まで見る価値あるよ」と視聴者に感じさせる必要があります。そのためには、最初に「結論」や「見どころ」を出すのが効果的です。

さらに、編集でテンポを出すことも重要です。間が長すぎると、すぐに離脱されます。逆に、カットやジャンプカットを上手く使うと、テンポよく進んで飽きません。

私の経験では、1分間に1回は「変化」を入れることを意識しています。たとえば、画角の切り替え、BGMの変化、ズーム、ちょっとした効果音など。これだけで動画がグッと見やすくなります。

「飽きさせない」=「変化をつける」。これが、視聴維持率を上げる最大のコツです。

②サムネイル・テロップ・BGMの重要性

YouTubeの動画作成では、動画のクオリティはもちろん大事ですが、それ以上に「見られるかどうか」を左右するのが、サムネイルやテロップ、BGMといった演出要素です。正直ここを軽視している人、多いです。でも実は、ここに一番時間をかけるべきなんです。

まずサムネイル。これは「動画を見るかどうか」を決める超重要ポイントです。顔・文字・色のバランスを意識して、パッと目を引くことが大切です。「なんとなくかっこいい」ではなく、「この動画、見たくなる!」というデザインを目指しましょう。

テロップは、話の要点を視覚的に補うものです。全部に字幕をつける必要はありません。強調したい言葉や、音声だけでは伝わりにくい部分に絞るのがコツです。フォントは太くて読みやすいものを。色は背景とのコントラストを考えて選びます。

BGMは雰囲気づくりに欠かせません。ただし、主張が強すぎると逆効果。落ち着いたトーンの音楽を選び、声の邪魔にならないよう音量も調整します。

以下の表に、各要素の重要ポイントをまとめました:

要素目的ポイント
サムネイル興味を引き、クリックさせる顔+文字+色で視覚的に訴える
テロップ情報の補足・強調見やすさ重視。多すぎず、的確に
BGM雰囲気を演出主張しすぎず、音量バランスに注意

演出は、動画の「印象」を決める大事な要素です。内容が同じでも、演出次第で“プロっぽさ”が出せるのが面白いところです。

③編集で「伝わる動画」にする方法

編集をする目的は「かっこよくする」ことではなく、「伝える」ことです。これを忘れると、編集が“飾り”になってしまい、視聴者に届かない動画になってしまいます。

動画クリエイターの中には「凝った演出=クオリティ」と思ってしまう人もいます。でも、視聴者の反応を見るとどうも違います。やはり「ちゃんと伝わっているかどうか」が一番大事なのです。これは、YouTubeの動画作成でも同様です。

そこで、「伝える」ためには、まず構成が大切です。話の流れがスムーズで、結論が明確になっているか。そして、視覚と聴覚で情報を補い合う編集ができているかがポイントです。

たとえば、話している内容に合ったテロップを入れる。視線を誘導するために、カメラワークやズームを活用する。視覚的な変化を加えることで、「見ながら理解できる動画」になります。

また、編集で“間”を調整するのも大事です。ゆっくり話している場面は、そのまま残した方が伝わることもあります。逆に、早口な部分は少しスローにして補足するだけで、理解度が上がります。

動画の目的が「伝えること」なら、編集はそのためのツールです。飾るためではなく、届けるための工夫をしていきましょう。

④編集の時短テクニック

編集は楽しい反面、かなり時間がかかります。特に初心者のうちは、「1本に5時間以上かけた…」なんてことも珍しくありません。最初のころは、1日がかりで編集して、完成したらヘトヘト…。ということだって珍しくはありません。

そこで覚えておきたいのが、「時短テクニック」です。まずおすすめなのが「テンプレートの活用」です。オープニングやエンディングは毎回同じでも構いません。1回作ってしまえば、次からは貼り付けるだけです。

次に、BGMや効果音、テロップも「定番パターン」を決めておくと、毎回迷わずに済みます。ソフトの中には「お気に入り登録」機能もあるので、よく使うものはセット化しておきましょう。

さらに、編集の前に「どこをどう編集するか」をメモしておくと効率が上がります。私は撮影中にも「ここカット」「ここにBGM」と口に出しながら録って、後で見返してメモ代わりにしています。

そして何より大事なのが、「完璧を目指さないこと」です。気になる部分があっても、それで投稿が遅れるなら本末転倒です。6〜7割の出来でも「まず出す」こと。YouTubeの動画作成では、それが結果的にスキルアップの近道になります。

5. YouTubeへのアップロードと公開設定

動画を作り終えたあと、多くの人が「アップロードして終わり」と思いがちです。でも実は、ここからが勝負です。どんなにいい動画を作っても、タイトルやタグ、公開設定が雑だと、誰にも届きません。私も最初のころ、ただアップするだけで再生回数が全然伸びず、「なんで?」と悩んでいました。

YouTubeの動画作成は、作ってからがむしろ本番。

この章では、YouTubeに動画をアップする際の正しい設定方法と、視聴されるためのコツをお話しします。公開後に「思ってたより伸びない…」と落ち込まないためにも、この工程は丁寧にやるべきです。

①最適な動画ファイル形式と書き出し設定
②タイトル・説明・タグの付け方
③サムネイル作成の基本
④公開スケジュールと予約投稿の活用法

①最適な動画ファイル形式と書き出し設定

YouTubeに動画をアップするには、まず「正しいファイル形式」で書き出す必要があります。間違った形式で保存してしまうと、画質が落ちたり、音声がズレたりすることもあります。ここは正直、見落としがちなポイントです。

基本的には、以下の設定が推奨されています:

項目推奨設定
ファイル形式.MP4(H.264 + AAC)
解像度1920×1080(フルHD)
フレームレート30fps または 60fps
ビットレート映像:8Mbps前後、音声:128kbps〜

編集ソフトによっては、これらの設定がプリセットで用意されていることが多いので、「YouTube用書き出し」などの項目を選べば問題ありません。ただし、画質やファイルサイズに不安があるときは、自分で数値を確認するクセをつけると安心です。

動画が重すぎると、アップロード時に時間がかかるだけでなく、視聴者側でも読み込みが遅くなることがあります。高画質を追いすぎず、バランスをとるのも大切です。

②タイトル・説明・タグの付け方

YouTubeの動画作成では、内容がどれだけ良くても、タイトルや説明が弱いと、クリックされません。ここは「動画の入口」とも言える部分なので、手を抜くべきではありません。

まずタイトル。キーワードは必ず入れましょう。視聴者が検索するであろう言葉を意識して、シンプルかつ魅力的なタイトルをつけることが大切です。たとえば「初心者向け YouTube動画の作り方【スマホだけでOK】」のように、内容とメリットが一目で分かるものが効果的です。

説明文には、動画のあらすじや伝えたいメッセージをしっかり書きます。長くなりすぎる必要はありませんが、冒頭100文字以内に要点を入れると、視聴者にもGoogleにも伝わりやすくなります。

タグは動画の関連性を高めるための要素です。「YouTube 動画作成」「初心者」「スマホ編集」など、内容に合ったキーワードを入れましょう。ただし、関係ないタグを入れると逆効果になることもあるので注意が必要です。

タイトル・説明・タグの3点は、SEO(検索対策)の基本。ここをしっかり整えるだけで、検索からの流入が大きく変わります。

③サムネイル作成の基本

サムネイルは「視聴者の第一印象」を決める超重要パートです。ここで目を引けなければ、どんなに良い動画でもスルーされてしまいます。正直、私も最初はサムネイルを適当に作っていましたが、きちんと作るようにしただけで再生数が倍以上になった経験があります。

基本は「顔・文字・色」の3つを意識すること。表情豊かな顔を大きく入れることで、感情が伝わります。そして大きく見やすい文字で、「この動画は何について話してるか」を明確に伝えることが大切です。

色は背景とのコントラストが強いものを選ぶと目立ちやすくなります。赤・黄色・白あたりは定番です。ただし、ごちゃごちゃしすぎると逆に読みづらくなるので、要素を絞ることも忘れないでください。

文字を入れる際は、動画タイトルとサムネイルの文言が少し違う方が効果的です。「タイトルで検索用、サムネイルで視覚的アピール」と考えると使い分けができます。

ツールとしては、CanvaやPhotoshopが便利ですが、スマホアプリでも十分に作れます。とにかく「視聴者目線で見て目立つかどうか」を最優先で考えてください。

④公開スケジュールと予約投稿の活用法

アップロードしたあと、すぐに公開するのもアリですが、戦略的に公開時間を調整するだけで、再生数が伸びやすくなります。これは意外と知られていないけれど、効果が大きいポイントです。

YouTubeには「予約投稿」機能があります。これを使えば、あらかじめ決めた時間に自動で動画が公開されます。私も毎回これを使って、ゴールデンタイムに合わせて配信しています。

おすすめは、視聴者が多い時間帯を狙うこと。具体的には、平日なら19時〜22時、土日は午前10時〜午後2時くらいが狙い目です。実際に自分のチャンネルの分析データを見ながら、「どの時間帯に視聴が多いか」をチェックしておくと、効果はさらに高まります。

毎週同じ曜日・時間に公開すると、ファンの習慣にもなりやすく、継続視聴に繋がります。「この人、いつも金曜の夜にアップしてるな」という印象を持たれると、通知なしでも見てもらえる可能性が上がります。

予約投稿をうまく使って、あなたの動画を「見てもらえる時間」に届けましょう。

6. よくある質問・トラブル対策

YouTube動画を作って公開するまでの道のりは、楽しい反面、トラブルもつきものです。「アップロードできない」「音がズレる」「著作権が心配」など、最初は何が起きているのかすらわからず、ただただ焦ることもあると思います。

私自身、何度もトラブルにぶつかりました。でも、そのたびに原因と対策を知っていくうちに、落ち着いて対処できるようになりました。ここでは、特に初心者が遭遇しやすい“あるある”なトラブルと、その解決策を本音でご紹介します。

①動画がアップロードできないときの対処法
②音ズレ・画質低下など編集時のトラブル
③著作権やBGMの注意点

①動画がアップロードできないときの対処法

せっかく編集まで終えて、いざアップしようとしたら「エラーが出る」「アップロードが進まない」…そんなとき、焦りますよね。でも、原因は意外とシンプルなことが多いんです。

まず確認すべきは「ファイル形式とサイズ」です。YouTubeが推奨する形式(MP4、H.264コーデック)で保存されていないと、正常に読み込めない場合があります。また、ファイルサイズが大きすぎると、ネット環境によってはアップロードが止まることもあります。

次に、ネット回線。特にWi-Fi接続の場合、途中で途切れると失敗することがあります。私も何度か、夜の混み合う時間帯にアップしようとしてうまくいかず、時間を変えたらすんなり成功した経験があります。

どうしても解決しない場合は、一度ブラウザを変えるか、YouTube Studioのアプリからアップロードを試してみるのもアリです。それだけで改善するケースも多いです。

②音ズレ・画質低下など編集時のトラブル

編集ソフトを使っていると、プレビュー画面で「音がズレてる」「画質が荒い」などの現象がよくあります。これ、私も最初は「失敗した?」と慌てたんですが、実はほとんどが“プレビュー上だけ”の問題です。

実際に書き出してみると、正常な画質と音声で再生できることが多いです。特にPCのスペックが低い場合、編集中の動作が重くなって正確に表示されないこともあります。

ただし、音ズレが本当に発生している場合は、録音環境やフレームレートの違いが原因です。カメラとマイクが別々のデバイスだった場合、タイミングを手動で合わせる必要が出てくることもあります。

画質については、書き出し設定を見直すだけで解決することがほとんどです。YouTubeにアップしたあと画質が落ちたと感じる場合も、時間が経てば高画質版が反映されることが多いので、少し様子を見るのも手です。

③著作権やBGMの注意点

意外と見落とされがちなのが、BGMや効果音などの「著作権」問題です。YouTubeでは、著作権違反にとても厳しい対応が取られています。「知らなかった」では済まされないこともあるので、本当に注意が必要です。

たとえば、市販の音楽やテレビの音を動画に使っただけで、即座に「著作権侵害」として警告が来ることがあります。最悪の場合、収益化停止やアカウント停止にまで発展することもあります。

対策としては、YouTube公式の「オーディオライブラリ」や、著作権フリーで商用利用可能な音源サイトを使うのが一番安全です。私もほぼ100%そこから使っています。

また、フリー素材サイトでも「クレジット表記が必要」な場合があります。使う前に必ず利用規約をチェックしましょう。動画の説明欄に「使用音源:○○(サイト名)」と書くだけで済むことも多いので、そこは手を抜かずに対応したいところです。

動画を安心して公開し続けるためにも、「これは本当に使って大丈夫な音源か?」と、ひと呼吸おいて確認する習慣を持ちましょう。

YouTube動画作成|まとめ

YouTube動画作成は、最初は分からないことだらけです。ですが、一つ一つのステップを理解して丁寧に進めれば、誰でも“伝わる動画”を作れるようになります。

大切なのは、「完璧を目指すこと」よりも「まずやってみること」。失敗しながらでも継続することで、あなたの動画はどんどんレベルアップしていきます。

この記事が、あなたのYouTubeチャレンジの第一歩になれば嬉しいです。動画作りを楽しみながら、あなたらしい発信をどんどん形にしていってください。

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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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