ドキュメンタリー動画を使ったブランディングをご存じですか?
広告の効果が出づらい今、これまでと違うやり方を求めている方も多いと思います。
そこで、広告感を極限まで少なくしつつ、かつ、商品の魅力や会社の魅力をしっかりと伝えることができる『ドキュメンタリー動画』という手法が、注目を集めています。
広告効果が出づらくなった理由は、インターネットで、企業が発信する「広告」が、すぐに嘘だと見抜かれてしまうから。でも、嘘だと見抜かれているということは、消費者にチェックされているという証明でもあります。
ということは、見せ方次第で、魅力は届くということです。
そこで今回は広告ではない新しい訴求のカタチである『ドキュメンタリー動画』について調査してみました。
ぜひ、最後まで、ご高覧ください。
結果から言うと、ドキュメンタリー動画は、これ以上ないブランディング力を秘めた動画ジャンルです。
ドキュメンタリー動画の魅力は?
では、まずドキュメンタリー動画ってなんなの?について、私見ですが、お話しすると
●テレビ番組だけのものではない
●成功も失敗もある人間としての歴史から学ぶドラマ
●自分では気づけなかった隠された魅力を引き出す
という3つの魅力があると思います。ひとつずつ見ていきましょう。
テレビ番組だけのものではない
ドキュメンタリーって言うと、最初に思い浮かぶのがテレビ番組です。
たとえば『情熱大陸』とか『プロフェッショナル』とか『ガイアの夜明け』とか、です。どれもビジネスに関してや、その道を極めた人が登場して、成功までの道のりや失敗をドラスティックに描いています。
【NHK】
●NHKスペシャル
●プロフェッショナル仕事の流儀
【日本テレビ】
●NNNドキュメント
【TBSテレビ】
●バース・デイ
●情熱大陸
【フジテレビ】
●ザ・ノンフィクション
●NONFIX
【テレビ東京】
●ガイアの夜明け
でも、YouTubeなど、ネットの動画配信が当たり前になった時代、別にテレビだけのものでもないはず、、、なんですけど、なぜか、ドキュメンタリーってテレビ番組のイメージが強いです。
たぶん、作るのが大変だから、YouTuberさんにとっても、手を出しづらいジャンルなのでしょう。
成功も失敗もある人間としての歴史から学ぶドラマ
ドキュメンタリーの多くは、成功している人を描いています。でも、視聴者が本当に見たいのは、成功に至った道のりの方。
どうやって成功したのか?なにが問題だったのか?どうやって乗り越えたのか?
最短距離で成功したい人にとって、これ以上ない『教科書』。成功への道しるべとなる人間ドラマです。
自分では気づけなかった隠された魅力を引き出す
ドキュメンタリーに登場する『社長さん』や『その道のプロ』は、全員とても魅力的です。おそらくセルフプロデュース力も高い方々なのでしょう。
でも、ドキュメンタリー動画では、良い面ばかりを映像にすることはありません。同時に欠点や失敗も描きます。視聴者に「自分とは違う世界の人間だから成功したんだ」と思われたら、全然共感してもらえないから、です。
ときには、主人公でさえ気づいていなかった魅力が、密着のなかで浮き彫りなることも、ドキュメンタリーの魅力のひとつです。
優れたドキュメンタリー動画に共通したものとは?
ドキュメンタリーならみんな面白いのか?というと、やっぱりそんな事はありません。
ここでは、ドキュメンタリーとして優れた動画とは?どんなものなのかについてお伝えします。ここでは、次の3点についてお話しします。
●心の琴線に触れて感情を揺さぶる
●記憶に残る
●この人に会ってみたい!とファンにしてしまう
それでは、一つずつ見ていきましょう。
心の琴線に触れて感情を揺さぶる
ドキュメンタリーの最大の肝は、感情を揺さぶる!という点でしょう。つまり感動するってことです。
人間の感情の本質的な部分に触れることを『心の琴線に触れる』という言い方をします。
ドキュメンタリーは、表面的な言葉だけではなく、まさに、この心の琴線に触れることで、見た人の感情を激しく揺さぶる力があります。そんな動画なら、ずっと見てしまいますよね?
記憶に残る
人間の記憶は曖昧です。なので、特に興味のないものは、あっと言う間に忘れます。
逆に記憶に残るものはなにか?といえば、それは『すごい』とか『やられた』とか『知らなかった』とか、見た人の感情を揺さぶったもの。
記憶に残る=感情を揺さぶる
その点、優れたドキュメンタリー動画には、感情を揺さぶる力があるため、見た人の記憶に残りやすいのです。
この人に会ってみたい!とファンにしてしまう
ドキュメンタリーを見た後で、「この人に会ってみたい」と思ってもらえたら、出演者は嬉しいですよね?
つまり、その人の専門性や信頼性はもちろん、それに加えた『人間力』も認めてもらえたということ。
もし、ファンになってくれたら、出演者は先生という存在。そこまで視聴者を導くことができたら、ドキュメンタリーとして秀逸というほかありませんよね?
ドキュメンタリー動画を使うメリットは?
次に、ドキュメンタリー動画を作ったら、どんなメリットがあるのか?についても、少し深掘りしてみましょう。ここでも下記3点に絞ってお伝えします。
●広告ではないブランディング構築
●長くても見られるストーリーで、詳細な説明が可能
●プロとしての専門性と信頼感をまとめて訴求できる
一つずつお伝えします。
広告ではないブランディング構築
ブランディングとは、いろいろな定義があると思いますが、究極的には、その分野のワードを聞いたときに『思い出してもらえること』です。たとえば
携帯電話と聞いたら『DOCOMO』とか『au』とか
洗剤と聞いたら『ボールド』などなど
商品名や企業名を思い出してもらえるようにするのがブランディング。
というようなことです。
普通、ブランディングするには、大きな広告費用がかかります。また構築するためには、長い時間が必要です。
それに比べるとドキュメンタリー動画は、広告ではないけど『覚えてもらって』『ファンを作れる』という大きなメリットがあると言えます。
長くても見られるストーリーで、詳細な説明が可能
15秒とか30秒とかの限られたCMには、とても語り尽くせないような『説明』もドキュメンタリー動画なら簡単にできます。
しかもCM的に話すのではなく、ストーリーで伝えるから、より分かりやすく、説得力も違います。
しっかりと伝えられて、しかも記憶に残らせると言う点で、ここにもドキュメンタリー動画とブランディング効果の融和性が感じられます。
プロとしての専門性と信頼感をまとめて訴求できる
ドキュメンタリーに登場する主人公は、成功までまっさらな道を、歩んできたわけではありません。そこには、幾多の失敗があったはずです。そこに共感する視聴者は少なくありません。
現代のマーケティングで、特に大切なものは『肯定』と『共感』です。
その人が苦労をして、やっと辿り着いた成功体験を、失敗談も交えて赤裸々に話してくれることで、視聴者の共感は高まります。さらに、信頼できる専門家としての地位も確立。信頼感もグッと増して、訴求力はさらに高まるでしょう。
ドキュメンタリー動画作成時の注意点は?
では、そんな効果的なドキュメンタリーはどうやったら作れるのか?もし自分で作るなら、こんな部分に注意した方が良いという点を3つご紹介します。
(1)嘘を付かない。取材対象となる人間の人としての魅力を探せるか?
(2)手を抜かない。シナリオ力は必須
(3)あきらめない。長い取材日数を確保して、人間を掘り下げる
こちらも順番に一つずつご紹介します。
(1)嘘を付かない。取材対象となる人間の人としての魅力を探せるか?
ドキュメンタリーにヤラセはご法度。嘘はつけません。
なので、登場人物の人間としての魅力が不可欠です。が、SNS世代であれば問題ありませんが、自分を表現するということに関して、上手にできる人とは、限りません。
なので、取材対象に寄り添って、魅力を探して上げられるか?が、制作ディレクターとしてのあなたの腕の見せ所です。
(2)手を抜かない。シナリオ力は?
5分以上の動画を飽きずに見せ続けて、さらに、面白い!と思ってもらうためには、行き当たりばったりの編集では、どこかで整合性が取れずに破綻します。
それを防ぐには、事前に、しっかりとした構成を作ってから、撮影に臨むことが必要です。
どんな場面をどんな場所で撮影したいか?そして登場人物からどんなコメントを引き出したいか?はもちろんですが、最終的に動画で、何を伝えたいのか?
きちんとテーマを持って、事前に納得いくシナリオを作っておきましょう。
(3)あきらめない。長い取材日数を確保して、人間を掘り下げられる?
ドキュメンタリー動画は、インタビューだけではありません。いろいろなイベントや日常を記録しながら進行していきます。
なので、1日だけロケすれば終了。というわけにはいきません。
長い年月をかけて、登場人物との信頼関係を構築して、本音を語ってもらう必要があります。諦めずに、取り組む忍耐力も必要です。
外注するならココ!ドキュメンタリー動画制作会社を選ぶ5つのポイント
自分で作るのは、ちょっとハードルが高いな?と思ったら、専門家に頼むというのも手です。ここでは、ドキュメンタリー動画制作会社を選ぶ際のポイントを5つご紹介します。
(1)信頼性|スタッフや会社は優秀か?
(2)専門性|実績はどのくらいあるの?
(3)権威性|受賞経験があると安心!
(4)訴求力|YouTubeだけじゃない!テレビでの訴求は?
(5)取材力|魅力を引き出すのは取材時の質問力が物を言う
こちらも一つずつ見ていきましょう。
(1)信頼性|スタッフや会社は優秀か?
ドキュメンタリーは誰でも作れるか?というとそうでもありません。30秒動画でも短いなりに難しさがあるように、10分、20分、30分と長い動画にも難しさがあります。
それは、YouTubeでいうと『視聴維持率』にあたります。つまり、どうやったら最後まで飽きさせずに見せられるか?というスキルです。
そうなると、動画を作り始めたばかりの人よりも、映画やテレビで、学んだスタッフがいる会社の方が、信頼性があると言えます。
(2)専門性|実績はどのくらいあるの?
信頼性にもつながってきますが、それまでどのくらいのドキュメンタリーを作ってきたのか?という点にも注目が必要です。
まだ、始めたばかりの会社よりも長い年月を映画やテレビで揉まれてきた企業の方が、より専門性が高いと言わざるを得ません。
ただし、ホームページに載せていないからと言って、実績がないと言う訳でもありません。映画やテレビには著作権があって、作った制作会社にはその権利がないため、公にできない事情があるため、です。
(3)権威性|受賞経験があると安心!
選ぶポイントとして大きな要素を持っているのが、実績に加えて、この受賞経験の有無です。
著作権の関係で、ホームページに動画を掲載していなくても、『受賞しました』という経歴はアピールできるから、です。
何回くらい、受賞しているのか?は大きなポイントですが、さらに重要なことがあります。それは『たまたま取った』のか?『狙って獲ったのか?』です。
たまたま調子が良くメダルをとったアスリートよりも、狙って金メダルを取れるアスリートの方が、実力的に注目されますよね?その理由は、安定感です。
常に、高いレベルで、ドキュメンタリーを作れる会社か?にも注目しましょう。
(4)訴求力|YouTubeだけじゃない!テレビでの訴求はできる?
せっかくドキュメンタリー動画があるなら、有名なドキュメンタリー番組で放映できたら、訴求力という点で大きなメリットがあります。
できれば『情熱大陸』とか『プロフェッショナル』とかで放映したいけど、なかなかハードルが高いです。
効果効能やNo.1表記など、放送倫理規定に抵触しない内容であることが大前提ですが、
地方テレビ局やケーブルテレビ局であれば、可能性があります。
そういったテレビ局と太いパイプを持っている制作会社であれば、テレビ放映も可能なので、そのあたりもチェックしましょう。
(5)取材力|魅力を引き出すのは取材時の質問力が物を言う
自分でも気づかなかった魅力は、取材をしているディレクターの腕ひとつです。
それを引き出すのは『質問力』だったりします。
少しでも出演者の魅力を輝かせるために、制作ディレクターはさまざまなことを考えて演出をします。当然、ドキュメンタリーでは、ヤラセはご法度。なので、魅力を引き出す『質問力』を持っているか?にも着目しましょう。
オススメのドキュメンタリー動画制作会社3選
最後に、ドキュメンタリー動画を制作しているオススメの会社を3社ピックアップしました。
●ワイラボ
●メディアフォーユー
●ドキュメンタリーブランディング
こちらも一つずつ、ご紹介します。
ワイラボ
動画制作歴30年以上の実績と信頼を持ち、なお第一線で活躍する元テレビ局のディレクターが、ドキュメンタリー動画を手掛けるスタジオamuワイラボでは、時間をかけてじっくりと取材をおこない、見た人の心に響くドキュメンタリー動画を提供しています。
その実力は、第三者からのお墨付き。すでに4度の受賞歴を誇っています。
また、テレビ局との繋がりも強く、制作したドキュメンタリー動画をさまざま場面で活用する提案をしています。必ず放送される訳ではありませんが、放送倫理規定に基づき、判断と提案をしているので、相談してみることをオススメします。
メディアフォーユー
メディアフォーユーは、企画から撮影・編集までワンストップでのサービスを提供している動画制作会社です。
メディアフォーユーにも、同じくテレビ業界で、有名番組をディレクションしたなどの活躍をしてきたスタッフが在籍しており、複数の受賞歴を持っています。
3年間はテロップ修正無料というユニークなサービスを提供してくれています。
ドキュメンタリーブランディング
ドキュメンタリーブランディングは、20年以上にわたって、動画関連のサービスを提供している会社です。
ドキュメンタリーブランディングにも元テレビ番組制作会社のスタッフが在籍しており、テレビ番組さながらのドキュメンタリー動画制作を手掛けています。
また、制作したドキュメンタリー動画の活用方法など、どうすれば目的とする成果を達成できるか?の動画マーケティングにも精通しています。
ドキュメンタリー動画のブランディングとは?まとめ
広告ではない新しい訴求の形として、ドキュメンタリー動画を使ったブランディングをご紹介しました。まとめると
●テレビ番組だけのものではない
●成功も失敗もある人間としての歴史から学ぶドラマ
●自分では気づけなかった隠された魅力を引き出す
●心の琴線に触れて感情を揺さぶる
●記憶に残る
●この人に会ってみたい!とファンにしてしまう
●広告ではないブランディング構築
●長くても見られるストーリーで、詳細な説明が可能
●プロとしての専門性と信頼感をまとめて訴求できる
●嘘を付かない。取材対象となる人間の人としての魅力を探せるか?
●手を抜かない。シナリオ力は必須
●あきらめない。長い取材日数を確保して、人間を掘り下げる
(1)信頼性|スタッフや会社は優秀か?
(2)専門性|実績はどのくらいあるの?
(3)権威性|受賞経験があると安心!
(4)訴求力|YouTubeだけじゃない!テレビでの訴求は?
(5)取材力|魅力を引き出すのは取材時の質問力が物を言う
●ワイラボ
●メディアフォーユー
●ドキュメンタリーブランディング
でした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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