採用動画のトレンドは?事例・メリット・制作のポイントを紹介

採用動画のトレンドは?事例・メリット・制作のポイントを紹介

採用動画には、トレンドがあります。ただ制作すれば良いってものでもありません。ユーザーの趣向も、時代の流れに沿って、毎年、少しずつ変化します。

そして、優秀な人材確保に、採用動画はもはや欠かせないアイテム。

ということで、今回の記事は、

この記事でわかること

採用動画トレンドっについて
どんな採用動画がトレンドなのか?
いま、制作すると良い採用動画のヒント

について、これから採用動画を作っていこうと考えている担当者さんに向けて書かれた記事です。

一人でも多くの人材を確保したいという担当者さんに向けて、事例を交えつつ、採用動画のトレンドにについてお話しをさせて下さい。

目次

採用動画のトレンドとは?[事例付き]

採用動画のトレンドとは?[事例付き]

まずは、4つの採用動画のトレンドを、事例と共にケース別にご紹介します。

採用動画のトレンドは?

(1)コンセプト重視の動画
(2)本音を引き出す系
(3)撮影技術で目を引く系
(4)縦型動画

それぞれの事例を見ていきましょう。

トレンド(1)コンセプト重視の動画

佐川急便の採用動画

佐川急便

ドラマ仕立ての採用動画です。

コンセプトの『あなたの味方』を、親の目線を通して表現した動画です。

生まれたての赤ん坊が、社会人となり成長して行く姿に、母親の気持ちをナレーションにしています。 

コンセプト重視の動画には、撮影や編集に目新しい斬新さはありません。が、ドラマ仕立てにすることで、ストーリーが、視聴者の離脱を防ぐメリットがあります。

最後の『君の未来へ続く仕事 ここにあります』というナレーションが印象的です。

トレンド(2)本音を引き出す系

博報堂の採用動画

博報堂

『絶対に本音で話さざるを得ない説明会』という会社説明会を活用した採用動画です。

会社説明会は、用意された回答がほとんどで、結局、本当に欲しい情報が出てきません。が、この動画では、そんな就活生の悩みを解消するべく、壇上の回答者たちが本当のことを話さざるを得ない状況に追い込まれます。

アイデア、カメラワーク、構成など、すべてが一級品です。

この動画の最後は、–「本音」のすべては、WEBで公開中。–という結びで、WEBへの導線を忘れないところも、抜け目がない採用動画になっています。

トレンド(3)撮影技術で目を引く系

エクストリンクの採用動画

エクストリンク[ドローン撮影]

オフィス内をマイクロドローンを使って、撮影しています。

広い社内をドローンが飛び回り、スピード感のある動画になっています。

机の上など普段の目線とは違う画角が新鮮です。

映像自体は、とても面白いので、インタビューや他の要素を組み込むことで、さらに採用動画としての価値を上げられる可能性を感じました。

トレンド(4)縦型動画

中西製作所の採用動画

中西製作所

YouTubeを見る人のほとんどがスマホなので、縦型動画も欠かせないトレンドの一つにです。

●長い動画は敬遠されがち
●ほとんどの就活生はスマホで見る

ことを前提に作られています。たった20秒間ですが、そのままCMにできそうなクオリティです。

どんな会社で、どんな事業内容があって、どんな人が働いていて、どんな人を求めているか?をエフェクトを効果的に使った演出で、コンパクトにまとめた手法は、見事の一言です。

Tiktokやインスタグラムで育ったZ世代(1990年代後半〜2000年頃に生まれた世代)の就活生をターゲットにするなら、縦型動画は外せない選択肢の一つです。特に認知部分のHERO動画としては最適です。

トレンド合わせた採用動画の制作ポイント

トレンド合わせた採用動画制作のポイント

トレンドに合わせた採用動画制作のポイントについてご紹介します。

トレンド合わせた採用動画制作のポイントは?

①アピールしたい企業イメージを明確化する
②LINE公式アカウントなどSNSやホームページの存在をアピールする
③過度に若者文化に合わせるのも逆効果

①アピールしたい企業イメージを明確化する

YouTubeを念頭に置いた採用動画制作は、5分以下の収録時間がほとんどで、長くても10分。

採用動画にあれもこれもと多くの情報や要素を入れてしまうと、見る側の視聴者に、負担がかかってしまいます。なので、たとえば

イメージ例❶

現代的なかっこいいイメージ

イメージ例❷

バラエティ風で硬いと思われがちな企業イメージを崩す

イメージ例❸

若者が敬遠する業界ほど、本当の姿を晒してみる

など、採用動画のコンセプトを明確化するのがおすすめです。

②LINE公式アカウントなどSNSやホームページの存在をアピールする

採用動画は、視聴後のアクションを促せるCTA(コールトゥアクション)ができる点も大きなメリットです。

YouTubeの動画の終わり部分の数秒を使ったり、概要欄のテキストを使って、視聴後のアクションをユーザーに促します。

CTA活用例❶

SNSやHPリンクをYouTube概要欄に記載

CTA活用例❷

採用動画の最後で「概要欄のリンクから友だち追加してください!」とアピール

CTA活用例❸

LINE公式アカウントなどに登録させる

採用動画を使って、登録者数を増やして、情報発信を繰り返すことで、新卒採用の確率を高めるでしょう。

③過度に若者文化に合わせるのも逆効果

若者である就活生を意識した採用動画制作には、トレンドに合わせることが重要であるとお伝えしました。

しかし、過度に若者文化に合わせるのは、かえって逆効果になってしまうのでご注意ください。

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

若者文化に迎合するという意味でもないよね?

ディレクター-300x298.png編集部ディレクター

ちょっとそれだと痛いです

たとえば、若い社員に受け入れられようと、無理に頑張ってしまっているおじさんおばさん世代を思い浮かべてください。気持ちとは裏腹に空回りしてしまい、むしろ若い社員との距離が遠ざかるというケースは珍しくありません。

最近の就活生は、実利的で堅実な面を持っている人も少なくありません。

楽しそう、雰囲気がいい、親しみやすいといった部分はきちんと見ていますが、それ以上に、自身のキャリアデザインとのマッチング、企業や事業の将来性、福利厚生や職場・労働環境といった部分も重視しています。

親しみやすさと、きちんとした会社であることの両方をバランス良くアピールすることが重要です。

採用動画のトレンドを意識する理由

採用動画のトレンドを意識する理由

採用動画のトレンドを意識する理由をご紹介します。

採用動画のトレンドを意識する理由は?

❶就活生に洗練された企業イメージを持ってもらえる
❷楽しみながら視聴できる工夫
❸就活生のニーズにマッチしたクオリティと質感を意識

こちらも一つずつ見ていきましょう。

❶就活生に洗練された企業イメージを持ってもらえる

同じ採用動画でも、演出や特殊効果などの質感によって、就活生に与える印象は大きく異なります。

就活生側からすれば、未来志向的で活力に溢れ、自らも加わりたいと思える企業で働きたいことでしょう。

逆に、採用動画が時代遅れだったり、映像や演出の質感が低ければ、就活生にネガティブな印象を持たれてしまう可能性もあります。なので、トレンドに合わせた作りにすることは、避けて通れないといえます。

❷楽しみながら視聴できる工夫

採用動画は、視覚的効果が高く、就活生に対して抽象的なイメージや言語化しにくい情報を伝えやすいメリットがあります。

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

でも、情報を羅列しただけの採用動画は見る気にならないかも…?

ディレクター-300x298.png編集部ディレクター

そうなんです。就活生が楽しみながら見てもらえる工夫が必要なんです

工夫をこらした動画であれば、就活生も飽きずに最後まで視聴してくれます。

つまらない動画より、面白い動画。時代はすでに、採用動画であっても、テレビのバラエティ番組並みの要素が必要になっているのかもしれません。

❸就活生のニーズにマッチしたクオリティと質感を意識

就活生のライフスタイルも、年を追うごとに変化していきます。

ライフスタイルの変化は、就活生の考え方にも大きな影響を与えています。その時代に生きている就活生たちの考え方に合わせて、ニーズにマッチしたクオリティと質感が必要です。

採用動画も常にアップデートしていくことを意識しないといけません。

採用動画のトレンドは?まとめ

採用動画のトレンドは?まとめ

採用動画のトレンドについて、事例・メリット・制作のポイントと共にご紹介しました。

まとめると

採用動画のトレンドは?

(1)コンセプト重視の動画
(2)本音を引き出す系
(3)撮影技術で目を引く系
(4)縦型動画

トレンド合わせた採用動画制作のポイントは?

①アピールしたい企業イメージを明確化する
②LINE公式アカウントなどSNSやホームページの存在をアピールする
③過度に若者文化に合わせるのも逆効果

採用動画のトレンドを意識する理由は?

❶就活生に洗練された企業イメージを持ってもらえる
❷楽しみながら視聴できる工夫
❸就活生のニーズにマッチしたクオリティと質感を意識

でした。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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