「これからは動画マーケティングの時代だ」「動画広告でインバウンド効果が見込める」など、ビジネスの世界では動画の持つ力が売り上げ拡大やマーケティングに役立つと考え、さまざまな業界の担当者が動画を使ったマーケティングに注目して、実際に使っています。
一方、SNSや動画配信サイトなどで流れる動画広告の効果は実感しているものの、「業種によって効果がわかれる」と思う方も少なくないかもしれません。
でも、動画広告は使い方さえ間違わなければどのような業種でも多くのメリットをもたらしてくれるものです。そこで今回は、飲食店における動画の使い方についてお話ししましょう。
飲食店の動画アピール。集客できる動画を作るポイントとは?
グルメブームの影響もあり、私たちは数十年前よりも盛んに食事を楽しむようになりました。
その結果、レストラン業界の盛り上がりにつながったのですが、思うように集客ができずに頭を抱えている飲食店も多くあります。
競争率の高さに加えて予約サイトから十分な収益が見込めないこと、ひいては費用対効果が期待できないという難しさに直面しせざるを得ないためです。
(1)映えるか?魅力的な商品が必要不可欠
魅力的な飲食店であれは、利用したいと思うユーザーは多いはず。
動画を使って上手にアピールしていけば、集客の悩みを解決できるでしょう。実際に動画に踏み出した飲食店の多くは、期待通りかそれ以上のインバウンド効果を実感していると言われています。
それには、まずお店に映える魅力的な商品が必要不可欠です。
(2)SNSなどでの配信で来客数アップに
魅力的な商品があるなら、すぐにFacebookやTwitterなどのSNSで配信しましょう。
飲食店のアピールといえばレシピの写真や文章などが主なパターンですが、やはりそれだけでは伝えきれないポイントもあります。調理をしている様子や接客のシーン、店内の雰囲気を動画でアピールすることで、売り要素を余すところなく伝えられるようになります。特に高級な料理や遊びの要素が加わった料理には、動画が非常に役立ちますので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
そして、動画ができたらSNSで配信していきましょう。店専用のアカウントから配信してもいいですし、予算的に都合が合うなら広告として広めることも可能です。SNSは拡散を期待できるため、見込み客を増やすためにもぜひ活用していきましょう。
(3)ブランディングという看板が必要
飲食店で動画を活用するメリットとして、「ブランディングができる」という点があります。何が売りかというお店の看板です。
いくら写真や文章でアピールしても、実際の雰囲気や店内の様子はなかなか伝えきれないもの。そこで動画でアピールポイントを増やすことで、見込み客に店の全体像を見せることができます。
「気になってはいるけれど、どんなところかわからなくて来店していない」と迷う見込み客は意外にも多いので、集客につなげるためにも動画を始めてみましょう。
飲食店が動画を作るなら?押さえたい5つのポイント
さて、ここまで飲食店が動画アピールを取り入れるメリットについてお話ししました。実際に動画制作に取り組むには、以下のポイントを意識することをおすすめします。
(1)調理中の様子を伝える
動画アピールでまず見せたいところは、やはり調理中の様子です。
プロならではの手際をアピールすることで、臨場感とインパクトが強調され、見込み客に「来店したいみたい」という気持ちを起こさせられるためです。
完成した状態の料理も確かに魅力的ですが、調理中の様子も同様に魅力的。惜しまずにアピールしていきましょう。
(2)視覚と聴覚に訴えかける
調理中の様子についても言えるポイントですが、ユーザーの視覚と聴覚に訴えかけるような見せ方にもこだわりましょう。
鮮やかな野菜や華やかな盛り付け、または天ぷらを揚げる音や肉を焼く音など、イメージと音声にも注意を払うことで、おいしそうな雰囲気を強めることができます。見ているだけでもおいしく感じる「シズル感」を出すことがポイントです。
イメージだけなら写真でも十分に伝えられますが、音声を加えるならやはり動画のほうが適しています。例えばおすすめの料理や新作メニューを発表するときに動画を作っておくと、多くの見込み客を引き付けられるようになります。
(3)イメージをアピール
店内のイメージを盛り込むことも大事です。
いくら料理がおいしそうでも環境が魅力的でなければ、見込み客の心はつかめません。店内の雰囲気やスタッフと顧客のやり取り、自慢のインテリアなど、随所に入れていきましょう。
(4)マスターのこだわり
美味しそうな動画も大事なのですが、そのお店のこだわりって、とっても大切です。
「ウチでは、こんなことを考えてお料理を提供しています」とか「パスタにこんな手法を使っています」とかです。
それは、そこでしか味わえないものにも繋がってきます。まさに差別化です。簡単な例として、以前、近所の飲食店をスマホで撮影したPR動画があります。ご紹介しておきますね。
(5)基本情報を忘れない
営業時間や電話番号、アクセスなどの基本情報をわかりやすく表示することで、予約や問い合わせがスムーズになります。
加えて、飲食店の基本情報は必ず明記しましょう。店名や住所、電話番号など、必要な情報を入れることで、来店される確率が高まります。どんなに良い動画を作っても「場所がわからない」「連絡先が書かれていない」などのミスがあると、せっかくの努力が台無しになってしまいます。
特に西洋料理やエスニック料理を売りに出している場合は店名が読みづらいケースが多いので、フリガナをつけておくと見込み客に喜ばれます。
動画のタイトルに地名や最寄り駅を書くことも、来店率アップのために効果的です。店名と連絡先はもちろんですが、アクセスには一層注意しましょう。
飲食店の集客動画。結果を出すポイントとは?まとめ
飲食店で動画を活用するメリットと、制作上の注意点について、ここまで解説してきました。
最後に意識していただきたいポイントは、「ターゲットをしっかりと定めること」です。
例えばターゲットなら、家族向けか女子会向けか、デートスポットかなど、飲食店一つでもさまざまな利用シーンがあります。だからこそ、料理の写真と同時に顧客が飲食店を利用する背景を動画に取り入れ、見込み客のイメージングに訴えかけられるように工夫する必要があります。全体的な雰囲気を入れることで、ギャップや不明点を埋めていくことができるでしょう。
飲食店のイメージをもっと魅力的に伝えるなら、静止画を超えたアピールが必要です。そんなニーズを満たすために、動画はきっと役立つでしょう。ぜひこだわりのシーンを撮影し、集客につなげていきましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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