会社紹介動画は、本当に効果があるの?どうやって作れば成功するの?
「動画を作ったけど成果が出ない」「何を伝えるべきか分からない」と悩んでいませんか?多くの企業が、“なんとなく”動画を作ってしまい、結果が出ない原因を見落としています。
そこで、今回の記事では、
この記事で分かること
- 会社紹介動画で失敗する企業の共通点とその理由
- 成功に導く動画の種類・選び方と適切な活用方法
- 成果を生むための企画設計と制作のノウハウ
- ROIを最大化する運用・配信・改善手法のすべて
など、「会社紹介動画」で成果を出すための考え方と実践方法を、徹底的に解説していきます。
これから動画を作る方も、すでに活用している方も、ぜひ最後までご覧ください。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。
1. 会社紹介動画|失敗する企業の共通点と根本的な問題
会社紹介動画を作ったのに「効果が出ない」「何を伝えたかったのか分からない」と言われる。
そんな失敗事例は、実は少なくありません。その原因は、企画や設計段階に潜む“根本的な問題”です。
この章では、失敗する企業に共通するパターンと、なぜそれが起こるのかを整理して解説します。
会社紹介動画の失敗例① 目的の曖昧さは致命的なミス
会社紹介動画で最も多い失敗は、目的が不明確なまま企画を進めてしまうことです。
どんな動画にするか、誰に届けるのか。その根本が曖昧なままでは、どれだけ綺麗に仕上げても「ただの自己満足」で終わります。
たとえば、企業側が「会社の魅力を詰め込みたい」と言って、歴史・理念・製品・社内風景を全部入れ込むケース。結果、一本の動画に何の主軸もない「情報の詰め合わせ」ができあがります。
このような失敗は、そもそも「動画を作る目的」が言語化されていないことが原因です。
「採用のため」「営業ツールとして使う」「取引先に信頼を伝える」など、目的に応じて見せる内容も構成も変わります。つまり、最初に目的を明確にしないと、その後すべてがブレていきます。
制作の最初に「なぜ作るのか」を社内で徹底的に言語化することが不可欠です。
会社紹介動画の失敗例② ターゲットが不明確だと誰にも響かない
誰に届けるか?が曖昧な動画は、結果として、誰の心にも届きません。
わかっているのに、やってしまう。ターゲット設定は、多くの企業が見落とすポイントです。
たとえば、同じ社外向けでも、採用希望者と投資家では見たい情報やトーンが異なります。しかし、そこを区別せず「なんとな〜く外部向け」として動画を作ると、全方位に気を使った“無味無臭な動画”になります。
さらに、BtoB企業とBtoC企業でも、求められる視点は違うと覚えておきましょう。(前者は信頼や実績、後者はブランド感や親しみやすさが重視される)
会社紹介動画の失敗例③ 情報過多で焦点がボケる構成とは?
会社紹介動画は、つい「アレもコレも」と情報を詰め込みたくなります。
しかし、それこそが視聴者に伝わらない最大の原因です。伝えたい内容が多すぎると、結局「何が言いたいのか」が分からなくなってしまいます。
たとえば、以下のような構成の動画を考えてみてください。
| 内容 | 時間配分 | 備考 |
|---|---|---|
| 企業理念の紹介 | 30秒 | 文章の読み上げ中心で退屈 |
| 沿革と歴史 | 40秒 | 写真スライドだけで視覚的に弱い |
| 商品紹介 | 30秒 | 詳細が多く一部だけ説明不足 |
| 社員インタビュー | 20秒 | 話が抽象的で共感しにくい |
| 社内風景 | 20秒 | 雰囲気が伝わりにくい |
このように、各パートに少しずつ時間を割いた結果、どれも中途半端。そして視聴者の記憶には何も残りません。
会社紹介動画の失敗例④ 社内目線での制作は外部視聴者に響かない
大きな落とし穴は、ほかにもあります。
それは、動画を「社内目線」で作ってしまうこと、です。
なぜなら、自分たちが言いたいこと、見せたいことは、外部の視聴者には「興味の薄い内容」になる可能性が高いから、です。
たとえば「創業者の思い」を長々と語る動画。社内では感動的でも、初めて会社を知る人にはピンと来ません。また「社内イベントの様子」も、文脈がなければただの内輪ネタに見えます。
大切なのは、視聴者の視点で動画を構築することです。
2. 会社紹介動画の種類と7つの選択
会社紹介動画に「これが正解」という形はありません。
なぜなら、企業の目的やターゲット、業種によって最適な動画タイプは大きく異なるからです。
この章では、代表的な会社紹介動画の種類と、それぞれの特徴・使いどころについて具体的に解説します。
① 目的別動画タイプの特徴と分類
会社紹介動画は、目的と動画タイプの関係を下記のように整理できます。
| 制作目的 | 適した動画タイプ | 期待される効果 |
|---|---|---|
| 採用活動 | インタビュー形式・社内風景動画 | 企業文化の伝達、共感促進 |
| 営業・販促 | 実写紹介+実績・事例紹介型 | 信頼感の醸成、提案の補強 |
| 認知拡大・PR | アニメーション動画・ストーリー仕立て | ブランド印象の向上 |
| 取引先への信頼獲得 | 実写動画・社長メッセージ | 経営姿勢の伝達、安心感 |
動画の種類は単に「見た目」で選ぶのではなく、何を達成したいか?が軸。
見栄えだけで選ぶと、効果が見込めない方向に進んでしまいます。
② 各動画タイプの最適な活用シーンと効果
動画タイプには「効果が出やすいシーン」と「向いていないシーン」があります。
以下、代表的なタイプとシーンの関係をまとめました。
| 動画タイプ | 向いているシーン | 得られる効果 |
|---|---|---|
| 実写型 | BtoB商談、IR説明、施設紹介など | 実在感・信頼感を伝える |
| アニメーション型 | 抽象的なサービス説明、新規事業紹介 | 視覚的に分かりやすく伝達 |
| インタビュー形式 | 採用活動、社内紹介、カルチャー訴求 | 社員のリアルな声が響く |
| ドキュメンタリー型 | 社史、創業ストーリー、CSR活動など | 感情的な共感を生みやすい |
たとえば、ソフトウェア企業が複雑なサービス内容を説明する場合は、実写よりもアニメーションの方が視認性・理解度に優れます。
一方で、製造業や病院のように「現場のリアル」を伝えたい業種では、実写型が圧倒的に効果的です。
目的とシーンに応じて動画の型を選ぶことで、伝わり方が大きく変わります。
③ 実写動画の特徴と適用場面
実写動画は、企業の「リアルな空気感」や「信頼性」を伝えるのに最も適した手法です。
なぜなら、オフィスの様子、社員の表情、製品の質感。それらの映像は、強い説得力を持っているから、です。
たとえば、以下のようなケースに向いています。
- BtoB向けの企業で、誠実さや信頼感を伝えたいとき
- 製造現場や医療現場など、「現物」が重要な業種
- 対面営業で使う営業資料代わりとしての動画活用
一方で、実写は撮影・編集に時間とコストがかかります。そのため、頻繁に情報更新が必要な内容や、抽象的な説明にはやや不向きです。
つまり、「見せるもの」が明確な企業には非常に効果的ですが、抽象的な概念の表現には注意が必要です。
④ アニメーション動画の特徴と適用場面
アニメーション動画の強みは、視覚的にわかりやすく、抽象的な情報も伝えられる点です。
ナレーションやテキストと連動させて、複雑な仕組みもスムーズに説明できます。
特に以下の場面で力を発揮します。
- IT・金融など、サービス構造が複雑な業種
- 新サービスやプロダクトの説明
- 印象的なブランドストーリーを演出したい場合
また、撮影不要なので、時間や天候に左右されない点もメリットです。
ただし、動画全体がやや“演出感”に寄るため、リアリティを求められるBtoB商談などにはやや不向きです。
⑤ インタビュー形式動画の特徴と適用場面
インタビュー形式の動画は、「人となり」や「会社の空気感」を伝えるのに適した手法です。
特に採用動画としての活用が目立ちます。
その理由は、社員や経営者の声は、視聴者にリアルな感情や共感を生むから、です。たとえば、話し方や表情です。それらは、文章では伝わらないニュアンスを深く伝える要素になります。
ただし、登場人物が話し慣れていないと、逆に印象が悪くなります。そのため、撮影前のリハーサルや構成の設計が非常に重要です。
また、演出が過ぎると“やらせ感”が出てしまうので、要注意です。
⑥ 業界特性に応じた動画パターンの選定基準
業界によって、求められる動画の表現は異なります。
以下は代表的な業界と、相性の良い動画タイプの例です。
| 業界 | 相性の良い動画タイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 製造業 | 実写+現場映像 | 現場のリアルさが信頼に直結する |
| IT・SaaS | アニメーション+機能説明 | 複雑な概念を視覚で伝えやすい |
| 教育・医療 | インタビュー+ドキュメンタリー | 信頼と人柄を伝える必要がある |
| 広告・PR | アニメーション+ストーリー | 印象に残るブランド表現が求められる |
自社が属する業界の特性を踏まえた動画タイプの選定は、成果に直結します。
逆に、業界の慣習から外れすぎた表現は、かえって信頼を損ねるリスクもあります。
⑦ 企業規模に応じた動画パターンの選定基準
企業規模によって、最適な動画の作り方も異なります。
大企業と中小企業では、動画に求められる役割やメッセージの伝え方が違うからです。
| 企業規模 | 向いている動画形式 | 意識すべきポイント |
|---|---|---|
| 大企業 | ブランド性重視のストーリー型 | 印象に残る演出と完成度が重要 |
| 中堅企業 | 実績紹介+誠実なトーンの実写型 | 信頼感と堅実さを伝えることが鍵 |
| 小規模企業 | インタビュー+等身大の魅力訴求 | 温かさ・人柄で共感を得る設計 |
自社のフェーズやブランド力に応じて、背伸びしすぎない設計がポイントです。
中小企業でも、強みを明確にすれば効果的な動画は作れます。
3. 成果を出す会社紹介動画|5つの戦略
会社紹介動画を「作る」だけでは意味がありません。
「成果を出す」ためには、戦略的な企画設計が不可欠です。
この章では、成果を引き出すための具体的な企画設計手法を順を追って解説します。
① 「誰に」:ターゲット明確化の重要性と手法
動画制作の第一歩は「誰に届けるか」を明確にすることです。
ターゲットが曖昧なまま進めると、動画の内容も構成もブレて、結局、誰にも響きません。
たとえば、採用動画でも、学生と中途では、求める情報が違います。
- 学生には「働く環境」や「若手社員の声」
- 中途には「裁量」や「キャリアパス」
が、それぞれ響きます。ターゲット設定は、単なる属性(年齢・性別)では不十分なので、下記、参考にしてみて下さい。
| 要素 | 内容例 |
|---|---|
| 属性 | 20代前半/理系学生 |
| 状況 | 就活中/企業選びに悩んでいる |
| 感情・課題 | 将来の不安/本音の社風を知りたい |
| 期待する行動 | 会社説明会への参加 |
こうした深掘りを行うことで、伝える内容が明確になります。
前述した通り、動画のターゲットも、社内視点ではなく、視聴者視点で設計することが重要です。
② 「何を」:伝えるメッセージの絞り込み方法
「全部伝えたい」は、動画が失敗する最大の原因です。
なぜなら、情報を詰め込むと、視聴者の記憶には何も残らないから、です。
ここで重要なのが「コアメッセージ」の設定です。
たとえば採用動画なら「この会社なら自分らしく働ける」、営業用動画なら「この企業は信頼できるパートナーだ」と思ってもらうことがゴールになります。
メッセージの選定は、以下のような視点で整理すると分かりやすくなります。
| 視点 | 質問例 |
|---|---|
| 差別性 | 他社と比べて何が違うか? |
| 社会性 | 社会や業界にどう貢献しているか? |
| 感情価値 | 見た人にどう感じてほしいか? |
メッセージがブレると、動画全体の印象も弱まります。
③ 「どうなって欲しいか」:具体的ゴール設定の手順
動画には「目的」が必要です。
そして、視聴者に「どう行動してほしいか」を明確に設計することが、成果に直結します。これを明確にしないと、動画はただの“いい感じ”の映像で終わってしまいます。
たとえば採用動画のゴールは、「説明会の予約」や「エントリーの増加」です。営業用動画であれば、「問い合わせ」「資料請求」などが想定されます。
以下のように、ゴールの設定は行動レベルまで落とし込むことが大切です。
| 動画の目的 | 視聴後の理想的な行動 |
|---|---|
| 採用動画 | サイト訪問・説明会予約 |
| 営業動画 | 資料請求・問い合わせ |
| PR動画 | SNSでのシェア・認知拡大 |
| 社内向け動画 | 理解度向上・行動変容 |
このようにゴールが明確であれば、動画内での構成や文言も自然と整います。
また、効果測定のKPI設計にもつなげやすくなります。
④ ターゲット別最適コンテンツ設計の具体的手順
同じ会社紹介動画でも、ターゲットによって設計内容は大きく異なります。
採用・営業・IRなど、それぞれに最適化されたコンテンツを設計する必要があります。
以下のように、目的別に設計要素を整理すると、動画の骨組みが明確になります。
| 対象 | 伝えるべき主な要素 | トーン・演出 |
|---|---|---|
| 新卒採用 | 社風、働く社員、1日の流れ | 明るく、親しみやすく |
| 中途採用 | 裁量、成長機会、業績・実績 | 信頼感、安定感を重視 |
| 営業先(BtoB) | 実績、信頼性、導入事例、代表メッセージ | 端的でプロフェッショナルな印象 |
| 投資家 | 経営理念、成長戦略、社会的価値 | 落ち着いた語り口、数字を強調 |
コンテンツの優先順位を間違えると、せっかくの制作も空振りに終わります。
ターゲットごとのニーズを正確に捉えることが、成果のある動画を作る鍵です。
⑤ 競合分析に基づく差別化ポイントの見つけ方
どんなに魅力的な動画も、他社と同じ表現では埋もれてしまいます。
特に、競合が多い業界では、「どう差別化するか?」がポイントです。
そのために、まず行うべきは、競合の会社紹介動画の分析です。たとえば、
- 動画の構成
- 演出
- メッセージ
- 尺
- ナレーション
です。さらに、できるだけ多角的にチェックします。
下記のように「似ている点」「違う点」を洗い出してみましょう。
| 項目 | 自社の特徴 | 競合の傾向 | 差別化できる点 |
|---|---|---|---|
| メッセージ性 | 地域貢献を重視 | 実績や規模重視 | 社会性を訴求 |
| 演出トーン | 暖かく親しみやすい | クールで無機質 | 感情的共感を重視した演出 |
| 出演者 | 社員・代表が登場 | ナレーションのみ | 人柄を直接伝える構成 |
大切なのは「自社ならではの本質的な価値」に気づき、それを伝えること、です。
4. 効果的な会社紹介動画制作の実践的ノウハウ
会社紹介動画は、企画以降の制作工程も、成果を左右します。
構成や台本、撮影・編集の質、予算の考え方、自社制作か外注かの判断など、制作現場での“やり方”次第でクオリティが大きく変わります。
この章では、失敗しないための制作の実践ポイントを具体的に解説します。
① 視聴者を惹きつける動画構成の黄金パターン
動画制作で重要なのは、最初の10秒です。
なぜなた、ここで「見続けたい!」と思わせられなければ、視聴離脱が一気に増えるから、です。
よく使われる構成の流れは以下の通りです。
| セクション | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 導入 | 一言で会社の魅力や動画のテーマを提示 | 視聴者の関心を引く |
| 本編 | 会社の特徴、働く人、商品、実績などの紹介 | 信頼や共感を生む |
| 結び | 行動促進(例:採用サイトへ誘導) | 明確なゴールへ導く |
特に導入部分は、見る価値のある動画だと、感じてもらう必要があります。
たとえば採用動画なら、「あなたが働く未来が見える動画へようこそ!」と語りかけるような演出が効果的です。
② 効果的な台本作成の具体的手法
動画の台本(ナレーションやセリフ)は、単なる“説明”ではありません。
感情を動かし、共感を引き出すための「脚本」として設計する必要があります。
ポイントは、「映像と音声の役割分担」を意識することです。画面で見せられる情報(映像・テロップ)は、言葉で繰り返す必要はありません。逆に、映像だけでは伝わらない背景や意図を、ナレーションで補います。
また、ナレーションのトーンも重要です。信頼を得たい動画では丁寧で誠実な語り口、親近感を与えたい場合は少しくだけた表現にするなど、目的に応じて変えるべきです。
良い台本は「視聴者が自然に理解し、納得し、行動したくなる」流れになっています。セリフではなく、“伝わるストーリー”を組み立てる意識が欠かせません。
③ プロ品質を実現する撮影の重要ポイント
撮影も、会社紹介動画の「印象」を大きく左右します。
良いカメラを使うということだけではありません。撮影の“準備と配慮”が重要です。
特に注意したいのは以下の3点です。
- 明るさ(ライティング)
社内でも、照明の有無で印象は大きく変わります。
顔が暗いと、ネガティブな印象を与えるから、です。 - 音声(マイクの品質)
音が聞き取りづらいことは、見る気が失せる要因です。つまり、どんなに良い内容でも伝わりません。
スマホ内蔵マイクではなく、外付けマイクを使うのが理想です。 - カメラワーク
定点撮影+動きのある映像(手ブレ補正付き)を加えます。
画変わりすることで、視聴者を飽きさせないから、です。
これらを押さえるだけで、見た目の印象が“素人感”から“プロ感”へ大きく変わります。
④ プロ品質を実現する編集の重要ポイント
編集は、動画の「見やすさ」や「テンポ」を作る鍵です。
どんなに良い映像が撮れていても、編集が雑だとクオリティは一気に下がります。
編集で意識すべき基本ポイントは、以下の通りです。
- テンポ感を意識:間延びする部分はカット。テンポが悪いと離脱されやすくなります。
- テロップの工夫:難しい言葉はテキストで補完。読みやすいフォントや色使いも大切です。
- BGMと効果音の調和:動画のトーンに合ったBGMは、雰囲気作りに効果的です。音量バランスにも注意が必要です。
- 不要な沈黙や空白の削除:無駄な間はテンポを損なうので、しっかり調整しましょう。
編集は「見ていてストレスを感じさせないこと」を第一にチェックしましょう。
⑤ 会社紹介動画制作費用の相場と予算設定
動画制作には一定のコストがかかります。
が、その内訳を知らずに進めると予算オーバーや品質劣化を招きます。
まずは、発注担当者が、費用相場の把握をしておきましょう。
| 制作レベル | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 簡易制作(自社撮影+簡易編集) | 10〜30万円 | カメラ1台、編集ソフトで自社内完結 |
| 中程度(外注+半日撮影) | 50〜100万円 | プロによる撮影と編集、ナレーションあり |
| 高品質制作(複数日撮影+演出) | 150万円以上 | シナリオ設計から演出、CGやアニメーションまで対応可能 |
予算設定は、「目的と求める効果」に応じて投資判断します。
たとえば、採用動画なら、数年使えるので、多少高額でも“投資回収”が可能です。
逆に、短期キャンペーンならコストを抑えた制作でも十分な場合があります。
⑥ 自社制作vs外注選択の判断基準
「自社で作るか」「外部に依頼するか」は、多くの企業が悩むポイントです。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
| 項目 | 自社制作 | 外注制作 |
|---|---|---|
| 費用 | 安価(ソフトと人件費のみ) | 高額(プロの人件費・機材代含む) |
| 制作自由度 | 自由に構成・演出できる | プロに相談しながら進められる |
| クオリティ | 制限あり(技術に依存) | 高品質(プロ機材・ノウハウ) |
| スピード | 比較的早く動ける | 納期までに時間がかかる場合もある |
社内に経験者がいれば自社制作も可能です。が、目的が「信頼感を与えること」や「ブランド構築」であれば、基本的にはプロへの依頼をおすすめします。
5. 会社紹介動画|ROI最大化と効果の測定方法
動画は「作って終わり」ではなく、活用し続けて初めて価値が生まれます。
ROI(費用対効果)を最大化するには、目標を明確にしたKPI設計、効果測定、運用改善までを一貫して行う必要があります。
この章では、投資に見合う効果を上げるための運用戦略を、具体的に解説します。
① 目的別KPI設定の具体的手法
会社紹介動画で「成果」を測るには、目的に合ったKPI(重要業績評価指標)の設定が不可欠です。
なぜなら、KPIが曖昧だと、良し悪しの判断もできず、改善ポイントも見えないから、です。
たとえば、採用向け動画と営業用動画では、見るべき指標が異なります。そこで、以下に目的別のKPI例を示します。
| 目的 | 主なKPI |
|---|---|
| 新卒採用 | 動画再生数、説明会申込率、エントリー数 |
| 中途採用 | 滞在時間、応募数、面接率 |
| 営業資料用途 | 商談化率、資料請求数、問い合わせ数 |
| PR・ブランディング | SNSシェア数、エンゲージメント率 |
KPIは一つに絞るより、「動画を見た後に何が起きれば成功か?」という観点で複数設けましょう。
なぜなら、その方が、効果検証がしやすいから、です。
② 効果測定のための具体的指標と計測方法
動画の効果は、再生回数だけで判断してはいけません。
より本質的な「行動の変化」に注目することが重要です。
たとえば、以下のような指標が活用できます。
| 指標 | 意味 | 見るべきポイント |
|---|---|---|
| 視聴回数 | 動画がどれだけ再生されたか | 拡散力、初動の強さ |
| 視聴完了率 | 最後まで見られた割合 | 内容の魅力、構成の良さ |
| 滞在時間 | ページや動画にとどまった時間 | 関心度の高さ、導線設計の良さ |
| エンゲージメント | コメント、シェア、いいねなどの反応 | 感情の動き、ブランド共感度 |
| 遷移率(CVR) | 動画視聴後に応募・問合せへ進んだ割合 | 動線の強さ、訴求力の高さ |
これらはYouTubeアナリティクス、Googleアナリティクス、SNS管理ツールなどで簡単に計測可能です。
③ 配信プラットフォーム最適化による視聴数向上戦略
動画は、どこで配信するかによって効果が大きく変わります。
自社サイトに載せるだけでは、なかなかリーチは伸びません。
目的に応じて最適な配信プラットフォームを選ぶことが重要です。
| プラットフォーム | 特徴 | 向いている動画タイプ |
|---|---|---|
| 自社Webサイト | ブランディングに最適。動線も管理しやすい。 | 採用動画、営業動画 |
| YouTube | 高い拡散力。SEO効果。検索流入が期待できる。 | PR動画、社史動画など |
| SNS(X, Instagram等) | 拡散性が非常に高く、短尺動画が好まれる。 | 印象付け、雰囲気重視の動画 |
| 採用媒体 | 直接的な応募促進に効果的 | 採用動画(会社・社員紹介など) |
また、動画を載せるだけでなく、タイトルやサムネイル、説明文の設計も非常に重要です。
特にYouTubeでは、タイトル次第で視聴回数が、数倍変わることがあるから、です。
SEO・サムネ設計・投稿時間など、プラットフォームごとの最適化も怠らないようにしましょう。
④ 継続的改善による長期的な投資回収の仕組み作り
一度作った動画は、放置せず「使いながら改善する」しましょう。
なぜなら、そのほうが、長期的なROIを高めることができるから、です。動画の視聴データをもとに、内容や構成の修正を加えることで、効果が持続的に上がっていきます。
以下、改善サイクル例です。
- 動画を配信・活用する
- アナリティクスで指標を計測
- 問題点(離脱箇所・低CVR)を分析
- 再編集・再撮影で改善
- 再配信・効果測定
これを繰り返すことで、「会社紹介動画=資産化」できます。
動画は一発勝負ではなく、改善しながら使い倒すべきツールです。
会社紹介動画で失敗する企業とは?まとめ
会社紹介動画は、単なる映像制作ではありません。
戦略的に設計・活用すべきビジネスツールです。
大切なのは「目的」「ターゲット」「メッセージ」を明確にし、自社に合った形式で伝えること。そして、動画を制作した後も、分析と改善を繰り返していくことが、ROIを高める鍵となります。
この記事を参考に、“成果につながる”会社紹介動画の制作に取り組んでみてください。
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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!






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