目の描き方が、分からず、イラストがうまく描けない。
左右がの位置がズレたり、かわいくない。というお悩みありますよね?
でも、大丈夫。じつは、コツを押さえれば簡単です。
そこで、今回の記事では、
この記事で分かること
- イラストの目の描き方
- 目を構成する5つのパーツと役割(まぶた・まつ毛・白目・黒目・ハイライト)
- 実目との違いとデフォルメの要点(比率・誇張の方向)
- 左右対称に描く5ステップ(位置決め→ガイド→アタリ→輪郭→仕上げ)
- 失敗の原因と即効テク(ズレ・歪み・サイズ問題の直し方)
- 個性・感情・塗りの応用と、効率よく上達する練習法
などを、イラストでの目の描き方をくわしくお伝えします。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。
1. イラストでの目の描き方|5つの基本を理解しよう
イラストで「目」は印象を決める最重要パーツです。
目の描き方が上手いだけで、イラストの完成度が一気に上がります。逆に目のバランスが悪いと、どんなに上手く描いても違和感が出ます。
そこで、この章では、
- 目のイラストを構成する5つのパーツ
- デフォルメのポイント
- 印象を左右する比率の決め方
を解説します。
イラストの目の描き方① 目を構成する5つのパーツ

目は「形を描く」だけではなく、「構造を意識して描く」ことが重要です。
基本のパーツは5つ。まぶた・まつ毛・白目・黒目(虹彩)・ハイライトです。
この5つの関係性を理解すると、立体感や感情が自然に表現できます。
| パーツ名 | 役割 | 描くポイント |
|---|---|---|
| 上まぶた | 目の形と印象を決める線 | 線の角度で性格が変わる(鋭い=強気、丸い=優しい) |
| 下まぶた | 柔らかさ・表情の補助 | 上より薄めに描くと自然 |
| 白目 | 黒目との対比で目の方向を表現 | 左右の大きさを揃えるとバランスが安定 |
| 黒目(虹彩) | 感情・個性の中心 | 大きさ・色でキャラの雰囲気が決まる |
| ハイライト | 生気・光の表現 | 光源方向を意識し、位置を揃える |
この5つを「感覚だけ」で描いてしまうと、上達が止まってしまいます。
なので、構造を理解し、何を表しているか意識して描くこと。それだけで、リアルさや可愛さが、調整できるようになります。
イラストの目の描き方② デフォルメのポイント

イラストの目は、現実の目を「省略しつつ誇張する」ことで魅力を作ります。
実際の目は、黒目と白目の比率が「1:2」程度。
しかしイラストでは「1:1」や「2:1」など、黒目を大きく描くことで印象を強めます。
| 比率 | 印象 | よく使われるジャンル |
|---|---|---|
| 黒目1 : 白目2 | 現実的・ナチュラル | リアル系、青年漫画 |
| 黒目1 : 白目1 | 可愛らしい・中性的 | 少年・少女漫画 |
| 黒目2 : 白目1 | 幼く純粋・ファンタジー感 | デフォルメ系、アニメ調 |
また、まつ毛の描き方や瞳孔のサイズも重要です。
まつ毛を太く長く描けば女性的、短くシャープなら男性的になります。このように、目の描き方ひとつで「性別」「性格」「年齢」すべてが変わります。
実物を参考にしつつ、自分の絵柄に合うデフォルメを探るのがコツです。
イラストの目の描き方③ 印象を決める比率の決め方

目の「縦横の比率」を意識するだけで、キャラクターの印象が大きく変わります。
比率の考え方は、デザイン全体の統一感にも直結します。
| 目の形の比率 | 印象 | 向いているキャラ |
|---|---|---|
| 縦:横 = 1 : 1 | 可愛い・幼い印象 | 少女・デフォルメ系 |
| 縦:横 = 1 : 1.5 | バランスの取れた印象 | 普通・リアル寄り |
| 縦:横 = 1 : 2 | クール・大人っぽい印象 | 男性・クール系 |
比率を変えるときは、黒目とまぶたの関係も調整しましょう。
黒目が下に寄ると優しい印象、上に寄るとキリッとした印象になります。そのため、「可愛い目にしたいのに怖くなる」人は、大抵の場合、このバランスが崩れています。
縦横の比率+黒目の位置、この2点を意識する。それだけで、目の完成度は格段に上がります。
2. バランスの良い目の描き方|左右対称に描く5ステップ
イラストの目の描き方で最も難しいのが「左右のバランス」です。
片方だけ傾いたり、サイズが違ったりすると、一気に不自然になります。バランスを取るには、感覚よりも「手順」を重視することが大切です。
この章では、初心者でも再現できる左右対称の目を描くための5ステップを解説します。
- 顔のアタリで目の位置を正確に決める
- 平行線ガイドで左右のバランスを整える
- 白目と黒目のアタリを丸で描く手順
- アタリを元に目の輪郭とまつ毛を描く
- 瞳・ハイライト・影を入れて完成させる
顔のアタリで目の位置を正確に決める

まず、紙やキャンバスにイラストの顔の輪郭を描いたら、目の高さを水平線で決めます。
一般的には、顔の縦の長さを「1」としたとき、目の位置は上から「約1/2」あたりが自然です。ただし、可愛いキャラは少し下め、クールなキャラはやや上めに配置すると印象が安定します。
| キャラタイプ | 目の位置の目安(顔の縦比) | 印象 |
|---|---|---|
| 可愛い系 | 顔の中心よりやや下(0.55) | 幼く、やわらかい |
| 普通 | 顔の中心(0.5) | 自然でバランスが良い |
| クール系 | 顔の中心よりやや上(0.45) | 知的で大人っぽい |
平行線ガイドで左右のバランスを整える

つぎに、「高さと角度」を揃えます。
平行線ガイドを使用します。左右の目の上端・下端をつなぐように、水平の補助線を引きましょう。ここで、目尻がわずかに上がる・下がるだけでも、印象は大きく変わります。
たとえば、右目が上がりすぎると違和感が出ますし、左目が下がると眠たげに見えます。
そのため、補助線で確認しながら描くのが、崩れを防ぐポイントです。
| ズレの方向 | 見える印象 | 修正のコツ |
|---|---|---|
| 右目が上がる | 違和感・顔が歪む | 水平線を再確認し、目尻を下げる |
| 左目が下がる | 眠たげ・間のび感 | 下まぶたの位置を上げる |
| 角度が異なる | 顔の向きが不自然 | 目頭同士を結ぶ線を再確認 |
白目と黒目のアタリを丸で描く手順

さらに、目の位置と角度が決まったら、つぎは、白目と黒目のアタリを描きます。
ここでは、丸を意識することが大切です。なぜなら、黒目を先に描くとバランスが崩れやすいから、です。そのため、まず白目の外枠を描き、その中に黒目を配置しましょう。
イラストの目の描き方のポイントは、「黒目が正面を向くか」「少し横を向くか」です。つまり、位置を変えることです。
左右の目が違う方向を向いてしまうと、視線が合わず不自然になります。
| 視線方向 | 黒目の位置 | 注意点 |
|---|---|---|
| 正面 | 白目の中央 | 左右の黒目位置をそろえる |
| 右向き | 白目内でやや右寄り | 左右とも向きの角度を一致させる |
| 左向き | 白目内でやや左寄り | 片方だけズレないように確認 |
アタリを元に目の輪郭とまつ毛を描く

アタリが整ったら、目の輪郭を描き込みましょう。
上まぶたの線は太めに、下まぶたは細く描くと自然に見えます。さらに、まつ毛は目尻に向かって流れをつけると、立体感が出ます。
また、左右の輪郭線を描くときは、片方を描いてからもう片方を“見比べながら”進めましょう。完全に左右対称を目指すより、「印象がそろっているか」を重視するのがコツです。
ここでの線の太さや角度は「完全な対称」より「自然な差」が大事です。まつ毛の本数やカーブの角度も、わずかに変えると生きた表情になります。
瞳・ハイライト・影を入れて完成させる

最後に、瞳の描き込みとハイライトを入れます。
ここで立体感が決まります。瞳の中のグラデーションは、上を暗く、下を明るくすると自然です。ハイライトは光源方向に合わせて、左右の位置を統一します。
影を入れるときは、上まぶたの下に薄い影を入れるとリアルに見えます。逆に影を入れすぎると濁った印象になるので注意しましょう。
| 項目 | ポイント | 効果 |
|---|---|---|
| グラデーション | 上暗→下明 | 奥行き・透明感 |
| ハイライト | 光源方向に統一 | 生気・ツヤ感 |
| まぶた下の影 | 薄く入れる | 立体感アップ |
3. イラストの目の描き方|うまくいかない原因と解決法
「何度描いても目がうまくいかない…」と感じる人は多いです。
左右のズレ、形の歪み、サイズ感の違和感——。目の崩れには必ず理由があります。なので、「理屈」で直せるポイントを理解すると、誰でも安定した目を描けます。
ここではよくある3つの失敗例と、その具体的な解決策を解説します。
- 左右のバランスが崩れる原因と対策
- 目の形が歪になる原因と修正方法
- 顔に対して目の大きさが合わない解決策
一つずつ見ていきましょう。
①【失敗例1】左右のバランスが崩れる原因と対策
前述した内容と重複しますが、左右の目がずれて見える理由。
それは、「基準線の不足」と「角度の違い」です。
イラストの目の描き方では、片目を描いた後にもう片方を“感覚で合わせる”とズレが発生します。
修正には、まず 目頭と目尻の位置を線でつなぐ のが効果的です。上下の平行線も引いて、角度を確認しましょう。さらに、顔全体のアタリと照らし合わせることで、ズレを防げます。
| よくあるズレの原因 | 見た目の特徴 | 対策 |
|---|---|---|
| 高さが違う | 片方の目が落ちて見える | 上下ガイド線で確認 |
| 角度が違う | 顔が傾いて見える | 目頭・目尻を水平に揃える |
| 距離が違う | 片目が寄って見える | 両目の間を「1つの目幅」で統一 |
左右対称は“センス”ではなく“確認力”です。
②【失敗例2】目の形が歪になる原因と修正方法

イラストの目の描き方で、目の形が歪む主な原因。
それは、「まぶたのラインと黒目のカーブの不一致」です。特に、上まぶたが直線的すぎたり、黒目の丸みが強すぎたりすると、全体の形が崩れます。
まずは、上まぶた・下まぶた・黒目の3ラインの“カーブの関係”を意識して描きましょう。下記の表のように、3つのラインが自然に連動すると歪みがなくなります。
| パーツ | 理想のカーブ | よくある失敗 | 修正のポイント |
|---|---|---|---|
| 上まぶた | ゆるやかな弧 | 直線・角度が急 | 少し丸みを加える |
| 下まぶた | ゆるく上向き | 平らすぎる | 両端を少し上げる |
| 黒目 | 中央が最も丸い | つぶれ・ズレ | 白目に沿わせる |
形が歪むのは「感覚描き」が原因です。
最初に“円のアタリ”を置いて、その上にまぶたの線を乗せると、安定した形になります。
③【失敗例3】顔に対して目の大きさが合わない解決策

目が大きすぎたり小さすぎたりすると、顔全体の印象が崩れます。
特に多いのが、描いているうちに「気づかぬうちに目が肥大化する」ケースです。
目の大きさは、顔の横幅に対しての比率で考えると安定します。一般的には「両目とその間隔を合わせて、顔幅の約5分の3〜4」が自然です。
| 顔タイプ | 目の比率(顔幅に対して) | 印象 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 可愛い系 | 約5分の3 | 幼く見える | バランスを崩しやすい |
| 標準 | 約5分の4 | 自然・安定 | 汎用性が高い |
| リアル系 | 約6分の5 | 大人っぽい | キャラによって調整 |
目が大きい=かわいいとは限りません。顔全体の比率を無視すると、むしろ不気味になります。
4. 魅力的な目を描くための応用テクニック
イラストの目の描き方が安定してきたら、次のステップは「魅力を出す」ことです。
目は感情・性格・世界観を表現するパーツです。ここを工夫できると、キャラクターの印象が一気にプロっぽくなります。
そこでこの章では
- 個性を出す目の描き分け方
- 感情表情のコツ
を紹介します。
① 個性を出す目の描き分け方

キャラの個性は、目の形と線の強弱でほぼ決まります。
かわいい・クール・ミステリアスなど、印象ごとに特徴があります。ぶっちゃけ、目を変えれば同じ顔でもまったく別人に見えます。
| キャラタイプ | 目の形の特徴 | ラインの特徴 | 印象 |
|---|---|---|---|
| かわいい系 | 丸く大きい・黒目が大きめ | 線は柔らかく細め | 幼く優しい |
| クール系 | 横長・切れ長 | 直線気味でシャープ | 知的・大人っぽい |
| 元気系 | 丸め+上向き | 太めで勢いのある線 | 明るく活発 |
| ミステリアス系 | 縦長・ハイライト少なめ | 角度をつける | 落ち着き・冷静 |
たとえば、黒目の位置を少し上げるだけでも、クールな印象になります。
逆に下げると親しみやすくなります。個性を出すには、形の差を“ほんの少し”変えることがコツです。
② 感情表情のコツ

感情を伝える最大の要素は「まぶたと眉の角度」です。
目そのものよりも、周囲の形の変化が感情を左右します。
| 感情 | 上まぶた | 下まぶた | 眉の角度 | 印象 |
|---|---|---|---|---|
| 喜び | 丸く下がる | 上がる | ゆるく下がる | 明るい・柔らかい |
| 怒り | 直線的・下がる | 締まる | 急角度で上がる | 強い・鋭い |
| 悲しみ | 下がる | 下がる | 内側が上がる | 弱々しい・切ない |
| 驚き | 大きく開く | 緩む | 上がる | 無防備・純粋 |
このように、感情を表現するのは線の角度です。ほんの数ミリの角度差が、感情の強さを決めます。
描くときは、まず鏡で自分の目の動きを観察するのもおすすめです。リアルな感情の形を見れば、誇張の方向がわかります。
5. 目の描き方を上達させる効果的な練習方法
上達の近道は、量ではなく「意識して描く」こと。
闇雲に描いても、気づきがなければ同じ失敗を繰り返します。目を描く練習では、「構造を理解」「バリエーションを増やす」「客観的に見る」この3つを押さえるのが効果的です。
ここでは、目の練習を効率化する3つの方法を紹介します。
- 模写で目の構造を理解する練習法
- 様々なタイプの目を描いて引き出しを増やす方法
- 描いた目を反転・客観視して改善するチェック法
一つずつ見ていきましょう。
① 模写で目の構造を理解する練習法
最初の練習は「模写」です。
模写の目的はそっくりに描くことではなく、「構造を理解すること」です。上手い人の絵を模写すると、目の線の引き方・影の位置・黒目の比率などの“理屈”が見えてきます。
やり方は簡単です。気に入ったイラストを選び、トレースではなく観察しながら模写します。その際、「なぜこの線がここにあるのか」を考えながら描くのがコツです。
| 練習ステップ | 内容 | 意識するポイント |
|---|---|---|
| ステップ1 | 好きな作家の目を模写 | ラインの流れ・形を観察 |
| ステップ2 | 模写後に自分の目と比較 | 違う箇所を分析 |
| ステップ3 | 理解した形を自分流に応用 | どの線を残すか判断 |
ぶっちゃけ、模写は「真似」ではなく「解剖」です。理解して描けば、どんな絵柄でも自分の中に落とし込めます。
② 様々なタイプの目を描いて引き出しを増やす方法
目の描き方を固定してしまうと、表現の幅が狭くなります。
上達には「いろんなタイプの目を描く練習」が欠かせません。かわいい目、リアルな目、クールな目、アニメ風など、意図的に変えて描きましょう。
練習のポイントは、「1テーマごとに5〜10パターン描く」こと。たとえば、黒目の大きさを変える、ハイライトの形を変えるなど、条件を1つだけ変えて描きます。
| 練習テーマ | 変化させる要素 | 得られる効果 |
|---|---|---|
| 黒目のサイズ | 大・中・小 | 印象の変化を理解 |
| まぶたの形 | 丸型・切れ長 | 性格の描き分けが上達 |
| ハイライト | 丸・四角・複数 | 光表現の幅が広がる |
ぶっちゃけ、絵の引き出しは“意識して描いた数”です。似たような目ばかり描いても成長しません。あえて違う方向に挑戦することで、安定感と柔軟性が身につきます。
③ 描いた目を反転・客観視して改善するチェック法
上達の仕上げは「客観視」です。
自分の絵は、描いているときほど歪みに気づけません。だからこそ、反転チェックや休憩を挟んで見るのが効果的です。
デジタルならキャンバスを反転、アナログなら鏡で反射して見ましょう。たったこれだけで、左右のズレや形の歪みが一瞬でわかります。
| チェック方法 | 手順 | 効果 |
|---|---|---|
| 反転チェック | 左右を反転して確認 | バランス崩れを即発見 |
| 鏡チェック | 紙を鏡に映して確認 | アナログでも視点を変えられる |
| 時間を置く | 数時間後に再確認 | 客観的に見直せる |
ぶっちゃけ、描きっぱなしは一番もったいないです。反転・休憩・見直しを繰り返すことで、目のバランス感覚が自然に身につきます。
目の描き方イラスト|劇的に上達する方法・まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
目は「構造→手順→検証」で安定します。次に「個性→感情→塗り」で魅力が伸びます。
まずは5ステップを1回通してください。次に反転チェックで修正してください。そして、比率と黒目位置を少しだけ変えて、3パターン描き比べてください。
小さな改善が、絵全体の完成度を押し上げます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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