YouTubeアップロードに上限サイズってあるの?
動画を投稿しようとしたら「アップできない…」「サイズが大きすぎる?」そんな経験、ありませんか?初心者にとっては、アップロードの上限はわかりづらく、意外と大きな壁になります。
そこで、今回の記事では、YouTubeのアップロード制限に関する疑問をまるごと解消します!
この記事で分かること
- YouTubeアップロードの上限とは?
- 制限を解除・回避するための方法
- 動画が投稿できないときの具体的な対処法
動画投稿で「なんで失敗するの?」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
きっとスッキリ解決できますよ。
1. YouTubeのアップロード上限とは?
YouTubeは、世界中のユーザーが動画を自由に共有できるプラットフォームです。
ただし「自由に」とはいっても、実際にはいくつかの制限が設けられています。特にアップロード時には、「どれくらいのサイズまで大丈夫?」「どれくらいの長さまでOK?」という基本的な疑問がよく出てきます。
というわけで、この章では、YouTubeアップロードの上限について、解説します。
YouTubeアップロード上限 ①動画の容量制限:最大256GBまで
結論から言えば、YouTubeにアップロードできる動画の最大容量は「256GB」までです。
ただし、これはあくまで上限であって、実際にはここまで大きなファイルを扱うケースは稀です。なぜなら、256GBもの容量を持つ動画をアップロードしようとすると、ネット環境や端末の処理性能、エンコード方式などの要素でアップロードエラーが発生しやすくなるからです。
それでも高画質な4Kや8K動画を投稿するユーザーにとっては、この上限は気になるポイントです。たとえば、4K60fpsで撮影した長尺動画などは、100GBを超えることもあり得ます。
ちなみに、以前は「128GBまで」と言われることもありましたが、これは過去の仕様や、一部のブラウザ・端末環境による制限の影響です。公式には、現在は256GBまで対応しています。とはいえ、256GBぎりぎりまでアップロードするには、安定した光回線や有線LAN、さらには高性能なPCなどの環境が必須です。
つまり「256GBまでOK」というのは理論上の話であって、実用上はもっと小さなサイズでの運用を前提にしたほうが安心です。
解像度 | 時間目安(H.264圧縮) | 容量目安 |
---|---|---|
1080p(フルHD) | 約2時間 | 約8〜10GB |
4K(2160p) | 約1時間 | 約20〜30GB |
8K(4320p) | 30分未満 | 50〜100GB以上 |
YouTubeアップロード上限 ②動画の時間制限:最大12時間まで
YouTubeでは、動画の長さにも明確な上限があります。
最大で「12時間」までの動画をアップロードできます。ただしこれも条件付きで、アカウントが「確認済み」であることが前提です。
実際に12時間という制限が問題になるのは、ライブ配信の録画を保存する場合や、講義・配信アーカイブなど、長時間に渡るコンテンツを投稿したいケースです。たとえば、無編集の配信記録や長尺ドキュメンタリーなどが該当します。
とはいえ、12時間の動画を投稿するときには、処理時間がかなり長くなる点にも注意が必要です。アップロード後にサムネイルが表示されなかったり、HD画質の変換が完了するまでに数時間かかる場合もあります。
さらに、再生回数や広告収益に関しても、長すぎる動画は離脱率が高くなる傾向にあるため、必ずしも長い方が良いとは限りません。視聴者目線で適切な長さにまとめることが、実は再生回数アップの近道だったりします。
YouTubeアップロード上限 ③初期設定では15分までの制限がある理由
初めてYouTubeに動画を投稿するユーザーの多くが最初に驚くこと。
それは、「え、15分までしかアップできないの?」という点です。実はこれ、YouTube側のセキュリティ対策でもあります。
確認されていないアカウントでは、15分までの短い動画しか投稿できません。これはスパム対策や違法コンテンツの防止が目的で、未認証アカウントには最低限の機能しか提供されない仕組みです。
でも安心してください。電話番号による本人確認を済ませれば、すぐに15分の制限は解除されます。確認プロセスもとても簡単で、スマホに送られてくるコードを入力するだけです。
つまり、最初に15分という制限があるのは一種の“お試しモード”のようなものなのです。
2. YouTubeアップロード上限を引き上げるには?
前章で紹介したとおり、YouTubeのアップロードには時間や容量の上限があります。
ただし、これらの制限は「解除」や「引き上げ」が可能です。特に、初期状態のままだと15分までしかアップできないという点は、多くのユーザーが最初にぶつかる壁です。
この章では、アップロード制限を引き上げるための具体的な方法を解説します。
①アカウント認証で15分の制限を解除する
まず最も基本的で重要なのが、アカウントの認証です。
YouTubeでは、電話番号を使った本人確認を行うことで、15分の動画制限を解除することができます。
この認証を行うと、動画の長さやサムネイルのカスタマイズ、ライブ配信といった追加機能も使えるようになります。
やり方はとても簡単です。YouTube Studioにアクセスし、「動画をアップロード」しようとした際に表示される認証画面から、電話番号を入力。届いたSMSのコードを入力すれば完了です。作業は1~2分程度で終わるため、手間はほとんどかかりません。
注意点としては、電話番号は1日に複数アカウントで使えないことや、フリーWi-Fiなど一部のIP環境で認証に失敗することがある点です。
②Googleアカウントのステータスとアップロード権限
15分制限を解除した後も、アカウントの「健全性」や「信頼度」で使える機能には差が出てきます。
YouTubeは、Googleアカウントの利用履歴や過去の違反歴などを見て、YouTubeのアップロード上限を判断しています。
たとえば、以下のような要因で制限が強化されることがあります。
- 過去に著作権警告やポリシー違反がある
- 不適切な動画を何度も投稿している
- 虚偽の情報やスパム的な投稿がある
逆に、コンスタントに動画を投稿し、違反歴がない健全なアカウントは、より多くの機能を使えるようになります。
つまり、上限を引き上げたいなら「信頼できるアカウント」であることが前提です。
③スマホ・PC別の解除手順と注意点
アカウント認証や制限解除は、基本的にスマホでもPCでも可能です。
が、操作方法や表示される画面が少し異なるため、それぞれの環境での流れを理解しておくと安心です。
スマホの場合は、YouTubeアプリから「チャンネルをカスタマイズ」→「機能の有効化」に進みます。そこから電話番号を入力して認証コードを受け取る形式です。注意点は、アプリのバージョンが古いと設定画面が見つかりにくい点と、通知をONにしておかないとSMSが届きにくい場合があることです。
一方、PCではYouTube Studioの「設定」→「チャンネル」→「機能の利用資格」タブから認証に進む流れです。
こちらの方が操作しやすく、エラーメッセージなども確認しやすいため、PC環境があるならそちらでの操作をおすすめします。
どちらの場合も、認証が通れば即時に機能制限は解除されます。
3. YouTubeアップロード上限|見えない制限とは?
動画サイズや長さの上限は、多くの人が気づきやすい制限です。
が、実はそれ以外にも「見えない制限」が存在します。これらは公式に明示されていなかったり、ユーザーごとに異なったりします。
この章では、そうした“見えない制限”の正体について解説します。
①1日あたりのアップロード回数制限
YouTubeには、アップロード上限以外にも、アップできる動画の「本数制限」があります。
これはあまり知られていません。が、実際に引っかかって動画がアップできなくなるケースもあります。
具体的な上限数は公開されていません。ですが、おおよそ「1日あたり15~20本」が限界とされています。特に短時間で連続投稿した場合に制限がかかりやすくなります。
この制限は、スパム投稿を防ぐために設けられています。なので、健全な使い方をしていれば通常は問題ありません。が、編集で分割した動画を一気にアップするような場合は注意が必要です。
もし制限に達すると「アップロードできませんでした」と表示されるか、何の通知もなく処理が停止する場合があります。その場合は、数時間〜1日ほど待つ必要があります。
②APIや自動投稿ツール利用時の制限
YouTubeは、外部のツールやAPI経由で動画を自動投稿することも可能です。
が、これにも独自の制限があります。
たとえば、YouTube APIを使って一括投稿するツールの場合、同じく「1日あたりの投稿回数制限」があります。しかも、API経由は手動投稿よりも厳しく制限される傾向があります。
これは、スクリプトを使った大量投稿による迷惑行為を防ぐためです。投稿ツール側のエラーログに「QuotaExceeded」などと出る場合は、APIの制限に引っかかっているサインです。
また、APIキーごとに利用上限(クォータ)が決まっており、使いすぎると一定期間、投稿できなくなります。なので、ビジネスで活用している人は、複数キーの管理や、投稿タイミングの調整が不可欠です。
③ライブ配信時の保存制限との違い
YouTubeのライブ配信にも、アップロードとは異なる上限があります。
配信自体は12時間を超えても可能です。が、自動でアーカイブされるのは「最大12時間」までです。
つまり、13時間以上の配信をしても、保存されるのは最初の12時間分だけです。残りはカットされてしまいます。知らずに長時間配信すると、後から「録画が残っていない」と後悔することになります。
また、配信アーカイブは通常の動画と違い、画質の処理が遅れることもあります。特に高画質・高フレームレートで配信した場合は、保存までに数時間かかることもあります。
さらに、ライブ配信ではコメントの保存やチャットの再生も条件付きです。一定期間が過ぎると表示されなくなることがあります。なので、アーカイブ重視なら、ライブは12時間以内に収めるのがベターです。
4. 制限オーバー時にできること
YouTubeのアップロード上限には、サイズ・時間・回数など様々な制限があります。
が、安心してください。制限を超えてしまった場合も、工夫次第で十分に対応可能です。
この章では、3つの実践的な対処法を紹介します。
①動画を圧縮してサイズを減らす方法
ファイルサイズが大きすぎる場合、まず試したいのが「圧縮」です。
圧縮といっても、画質を極端に落とす必要はありません。最近では、高画質を維持したまま容量だけ減らせる圧縮ソフトが多くあります。
たとえば、「HandBrake」や「Shutter Encoder」などの無料ツールがおすすめです。これらは、ビットレートを下げたり、コーデックを変更することで、画質を保ちつつ容量を減らせます。
注意点として、エンコード形式を「H.264」または「H.265(HEVC)」にすることが重要です。これによりYouTube側でも処理が安定しやすくなります。
動画の種類や用途にもよりますが、5〜10分の動画なら、1GB以下に抑えるのが目安です。高解像度でも、圧縮処理を丁寧に行えば、見た目にほとんど差は出ません。
②動画を分割して投稿するコツ
どうしてもサイズや時間を縮められない場合は、「分割」するのが確実な方法です。
長時間の講義やイベント動画などは、複数の動画に分けてアップする方が、実は視聴者にも親切です。
分割の際は、視聴者が内容を途切れずに理解できるよう、章やトピック単位で分けると効果的です。タイトルやサムネイルも「Part1」「Part2」のように統一しておくと、再生リストに並べた時にわかりやすくなります。
また、アップロードする順番にも気をつけてください。Part1から順に投稿しないと、視聴履歴にバラバラで表示されてしまうことがあります。YouTube Studioで公開タイミングを調整すると、順番も管理しやすくなります。
この方法は、アップロード制限だけでなく、視聴完了率を高めるという点でもおすすめです。
③投稿失敗時にチェックすべき設定と項目
YouTubeのアップロード上限を超えていないはずなのに、アップロードに失敗する。
そんな時は、設定や環境に原因があるかもしれません。
まず確認したいのは、ファイル形式です。YouTubeが対応しているのは、「.mp4」「.mov」「.avi」などです。が、古い形式や非推奨のコーデック(例:DivXなど)ではアップロードが失敗することがあります。
次に、ファイル名やタイトルに絵文字や記号を入れていないかもチェックしましょう。一部の特殊文字は処理の妨げになります。また、アップロード先のブラウザが古かったり、拡張機能が干渉しているケースもあります。
どうしても原因が特定できない場合は、一度ファイルを再エンコードして別名保存してから再アップロードしてみてください。それでもダメなら、別のブラウザやネット環境を試してみると解決することがあります。
アップロードに失敗したときは、単に「制限を超えたから」と決めつけず、環境や設定にも目を向けてみましょう。
5. アップロードできない原因をチェック
動画がアップロードできないとき、「サイズ制限を超えたかな?」と考えるのが一般的です。
が、実はそれ以外にもさまざまな原因があります。しかも、その多くが見落とされがちです。
この章では、アップロードが失敗する“根本原因”に焦点を当てます。システム上のトラブルや規約違反など、知っておかないと繰り返す問題ばかりです。しっかり理解して、無駄なトラブルを避けましょう。
①アカウント制限や違反による停止
まず確認すべきは、自分のアカウントが「正常」かどうかです。
YouTubeでは、ガイドラインや著作権違反などを繰り返すと、アップロード機能に制限がかかります。
警告を受けると、動画の投稿やライブ配信、収益化などの機能が一時的に停止されます。が、制限を受けていることに気づいていない人も意外と多いです。YouTube Studioの「チャンネルのステータスと機能」を確認してみましょう。
また、Googleアカウント自体に問題がある場合もあります。たとえば、年齢制限を誤って設定していると、投稿機能が無効になることがあります。これも地味に多いミスです。
一見、動画ファイルの問題に見えても、実はアカウントの“信頼性”が原因というケースは少なくありません。
②動画形式やエンコードが非対応
次にチェックしたいのが、動画ファイルそのものの仕様です。
YouTubeがサポートしている形式は限られています。とくに古い編集ソフトを使っている人は要注意です。
一般的に対応しているのは「.mp4」「.mov」「.avi」などですが、コーデックが対応外だとアップロードは失敗します。とくに「DivX」「RealMedia」など、今では使われなくなった形式は非対応です。
また、ビットレートが極端に高すぎたり、解像度が異常(例:縦横比が崩れている)な場合も処理がエラーになります。エンコードソフトの設定次第で、正常な形式に見えても実は読み込めないことがあります。
ファイルが原因かどうかを判断するには、別の動画ファイルでアップロードできるか試してみましょう。それでうまくいけば、原因はその動画にあると特定できます。
③YouTube側の一時的な不具合
最後に見落としがちなのが、YouTube側のサーバー障害です。
普段は安定しています。が、実は障害や遅延は意外と頻繁に発生しています。
とくに、月初や週末などアクセスが集中するタイミングでは、アップロード処理が異常に遅くなったり、途中で止まることがあります。アップロードバーが途中で止まる現象は、ほとんどがこのパターンです。
また、YouTubeの仕様変更直後などは、互換性の問題で一部のブラウザやOS環境と相性が悪くなることもあります。何度試しても失敗する場合は、別のブラウザ(例:ChromeからFirefoxなど)で試すと、あっさり解決することもあります。
障害が発生しているかどうかは、「DownDetector」などの外部サービスで確認できます。SNSでも「YouTube アップロードできない」と検索すれば、リアルタイムの情報が見つかることがあります。
6. YouTubeアップロード上限|よくある質問(FAQ)
YouTubeのアップロード制限について調べていると、細かい疑問が次々と出てきます。しかも、公式サイトでも説明が曖昧だったり、状況によって答えが変わることもあります。
この章では、特によく寄せられる3つの質問を取り上げ、それぞれ実例を交えて丁寧に答えていきます。知っておくと無駄なトラブルを避けられますし、他の人にも教えたくなる内容です。
①「128GBまで」と言われることもあるのはなぜ?
YouTubeの動画サイズ制限について調べていると、「256GBまで」と書かれている記事もあれば、「128GBまで」となっているケースも見かけます。どちらが正しいのか、混乱する人も多いです。
結論から言えば、現在の**公式な上限は「256GB」**です。が、「128GB」という情報が広まったのには理由があります。それは、以前のYouTubeの制限が128GBだったこと、そして今でも一部のブラウザやアップロード方法によっては128GBあたりで処理エラーが発生しやすいという現実があるからです。
また、ファイル形式やエンコード方法によっては、見かけのファイルサイズは小さくても、内部的なデータ構造が複雑すぎて処理がうまくいかない場合もあります。こうした技術的な背景から、「128GBあたりが実質的な上限」と考えているユーザーも多いのです。
つまり、「256GBまでは可能だが、安定性を考えると128GB以内に抑えるのが安全」というのが、実情に即した答えです。
②制限を回避するためのベストな動画設定とは?
アップロードの失敗を防ぐには、最初から「YouTubeに最適な動画設定」で出力するのが一番確実です。ここでは、初心者でも安心して使えるおすすめ設定を紹介します。
まずファイル形式は「.mp4」にしましょう。これは最も互換性が高く、YouTube側の処理もスムーズです。次に、動画のコーデックは「H.264」、音声は「AAC」が推奨です。これらはYouTube公式でも明記されています。
解像度は1080p(フルHD)が一般的です。4Kも可能ですが、ファイルサイズや処理時間が大幅に増えます。フレームレートは30fpsまたは60fpsが安定します。
これらの設定でエンコードすれば、高画質を保ちつつ、アップロードエラーも減らせます。特にビットレートを無駄に高くしすぎないことがポイントです。高すぎると、再生側で読み込みに時間がかかることもあります。
こうした「YouTubeに優しい設定」を覚えておくと、毎回のアップロードがぐっと楽になります。
③プレミアム会員なら制限が変わるの?
YouTubeには「YouTube Premium」という有料プランがあります。が、**プレミアム会員になってもアップロードの容量や時間の制限は変わりません。**ここは意外に誤解されている点です。
Premiumの主な特典は、広告非表示・バックグラウンド再生・オフライン再生などであり、投稿側の機能が増えるわけではありません。アップロード関連の権限は、アカウントの種類ではなく「アカウントの健全性」や「本人確認状況」によって決まります。
つまり、いくらPremiumに課金していても、未認証アカウントや違反歴のあるアカウントでは、制限がかかる可能性は普通にあります。
投稿者としての機能を広げたいなら、Premiumではなく「本人確認」と「チャンネルの信頼度向上」が本質的な鍵になります。
7. YouTubeアップロードの上限は?まとめ
YouTubeアップロード上限について、お伝えしました。
誰でも手軽に動画をアップできるYouTubeも、意外と制限があります。そのため、慣れないうちは戸惑うことも多いです。でも、一つひとつの制限にはきちんと理由があり、対応策も用意されています。
この記事を通じて、「なんとなく難しそう…」と感じていたアップロード制限について、少しでもクリアになっていれば嬉しいです。
今後も安心してYouTubeに投稿を続けるために、今日学んだ内容をぜひ活かしてくださいね!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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