YouTube SEOとは?視聴機会を増やす具体的な12の施策方法

YouTube SEOとは?視聴機会を増やす具体的な12の施策方法で再生回数を伸ばせ

YouTubeのSEOって知っていますか?

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

YouTube検索で上位表示させる対策だね?

ディレクター-300x298.pngディレクター

はい。動画なので、VSEOとも呼ばれます。
(VSEO=Video Search Engine Optimization)

そこで、今回は、YouTube SEOについて

●YouTubeのSEOの具体的な方法
●Google検索のSEOとどんなふうに違うのか?
●具体的にどんな施策が必要?

について、あなたの疑問にお応えする記事です。

どうぞ、最後までご高覧ください。

目次

YouTube SEOとは?

YouTubeのSEOとは、動画のSEOだとお伝えしました。

そこで、まずは、基本的な知識のおさらいです。

YouTube SEOとは?

①YouTube SEOの重要性
②検索エンジンとYouTubeアルゴリズムの違い
③再生回数より再生時間の長さがポイント

①YouTube SEOの重要性

結論からお伝えすると、YouTubeのSEOは、Google検索のSEOと同じくらい重要です。

なぜなら、検索上位への表示は、結果的に、ユーザーの視聴増に繋がるから、です。

逆に、SEOを無視したyoutubeチャンネルは、表示回数も増えず、WEBの売上にも影響します。

VSEOを無視したチャンネル運用は?

表示回数が
増えない→

動画が視聴
されない→

登録者数
も増えない→

思った結果が
得られない

結果:作るモチベーションが下がって、運用を止めてしまう

そうならないためには、チャンネル立ち上げ時から、戦略性を持った動画作りが大切です。

②検索エンジンとYouTubeアルゴリズムの違い

Google検索と同じく、YouTubeでも、検索ランキングが決まる要因は、公開されていません。

ですが、どちらも『ユーザーにとって価値のあるコンテンツを上位表示する』と言う点は、共通しています。

実際に、YouTubeの公式ガイドラインにも、『検索と見つけやすさのヒント』として、次のような記述があります。

YouTube は、それぞれの視聴者に適していると思われる動画を表示しています。YouTube の検索と見つけやすさの仕組みは、各視聴者とその多岐にわたる関心に応えるものです。視聴者が楽しめる動画をより多く視聴できるようにすることで、YouTube を頻繁に利用してもらうことを目指しています。

〜中略〜

おすすめの方法

  • 視聴者が好む内容に注力しましょう。視聴者が見たいものを作っていれば、おすすめにも表示されるようになります。
  • 視聴者に最も人気のある動画はどれでしょうか?視聴者はあなたのチャンネルにどのくらいの頻度で訪れていますか?これらの質問への答えを理解することで、視聴者をよく知ることができるようになります。
YouTube ヘルプ

つまり、上位表示の基準=ユーザビリティが高い動画(記事)ということであり、それが価値のあるコンテンツだと言えます。

ユーザーの検索は?Google検索YouTube検索
課題や悩みを→解消できる記事解消できる動画

③再生回数より再生時間の長さがポイント

YouTubeの検索結果に、表示されやすくするためには、再生回数よりも、再生時間の長さが重要です。

これは、2012年に公開されたYouTubeの公式ブログに、下記の記述があることからも、明らかです。

現在のシステムでは、次に表示される動画だけでなく、その後に続いて表示される一連の動画も同様に、視聴者がより長く見続けるような動画が関連動画として表示されるようになっています。より長い時間をかけて動画を見るということは、視聴者がその動画の内容に満足しているということを意味します。

日本版 YouTubeクリエイターブログ

ユーザーが持つ課題を解決する=視聴時間が長くなる

ということがわかりますね。

YouTube SEOの出発点=キーワードのリサーチ

YouTubeのSEOの出発点は、キーワードのリサーチから始まります。

つまり、ユーザーが見たい動画を作るのが最善である。ということです。

それでは、ユーザーが見たい動画とは、具体的にどんな動画か?

その答えは、ユーザーが検索するキーワードに隠されています。

YouTube SEOの出発点=キーワードのリサーチ

❶効果的なキーワードの選び方
❷キーワード調査ツール①サジェストキーワード
❸キーワード調査ツール②Keyword Tool

くわしくご紹介しましょう。

❶YouTube SEOでの効果的なキーワードの選び方

ユーザが見たいと思うものは、かならず検索キーワードに現れます。

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

入力されたキーワードは『ユーザーの悩み』だから、ね。

ディレクター-300x298.pngディレクター

はい。ただし、ニーズと競争率の2つに注目しないと、ダメです。

分かりやすく、表にしてみました。

注意が必要なキーワードは?避けた方が良い理由
ニーズの少ないキーワード見る人が少なく効果が薄い
競争率の高いキーワード競合が多くて、検索上位に上がりづらい

じゃあ、ニーズがあるのに、競争率が低い。そんな都合の良いキーワードってあるの?って、思いますよね?

結論から言うとあります。

では、次に、どうやってそんな『お宝キーワード』を探すのか?その探し方をお伝えします。

❷キーワード調査ツール①サジェストキーワード

『ニーズもあるけど、競争率も低い』キーワードを探すには『キーワードを探すツール』を使います。

YouTubeにも検索窓にキーワードを入れれば、予測表示として、過去の入力されたキーワードが出てくる『サジェストキーワード』があります。

これを使うことで、どんなキーワードが検索されているのか?がわかります。

キーワード調査ツール①サジェストキーワード

が、これだとキーワードのニーズと競争率が分かりません。

なので、おすすめのツールは、次にご紹介する『Keyword Tool』です。

サジェストキーワードよりも『Keyword Tool』がオススメ

❸キーワード調査ツール②Keyword Tool

YouTube SEO|Keyword-Tool

キーワードのリサーチには『Keyword Tool』がオススメです。

理由は、前述の通り、検索ボリュームの大きさや難易度が分かるから、です。

内容サジェストキーワードKeyword Tool
キーワード検索できるできる
検索ボリュームの大きさわからない数値でわかる
上位表示する難易度わからない数値でわかる
料金無料無料・有料(69ドル〜/月)

『Keyword Tool』は、以前、無料ツールとして紹介されることがありました。

が、今は、有料ツールです。

ですが無料でもある程度のあたりは付けられるので、最初はこれでも十分だと思います。

YouTube SEO|狙い目のキーワード

検索結果の上位に表示されやすくするために、あらかじめ競争率の低いキーワードを狙うことは、YouTube SEOでも大切な戦術です。

ここでは、キーワードリサーチツールを活用した、適切なSEO戦略についてご紹介します。

YouTube SEO|狙い目のキーワード

<1> YouTube SEOでも使えるキーワードツール
<2> 競合他社の動画を分析
<3> ロングキーワードテールの活用

<1> YouTube SEOでも使えるキーワードツール

キーワードをリサーチできるツールを使うことで、ある程度の検索ボリュームあり、かつ競争率の少ないキーワードを見つけることができます。前章でもお伝えしましたが、ここでは3つのツールをご紹介します。

Ahrefs通常の動画が使っているキーワードや検索ボリュームを調査します
Googleキーワードプランナー検索ボリュームを確認できるツール。
YouTube用途にも応用可能
キーワードツールYouTubeほか、たくさんのプラットフォームに対応。
動画のコンテンツに合ったキーワードを見つけるのに役立ちます。

<2> YouTube SEO|競合他社の動画を分析

競合他社の動画を分析して、自分の動画との違いを見つけることも、SEO対策になります。

視聴者コメントの確認視聴者が実況動画に求めている追加情報や不満点を見つけ、自分の動画に反映させる
既存のキーワード調査Ahrefsなどを使い、同じキーワードか、類似のキーワードを自分の動画にも使用します

<3> YouTube SEO|ロングキーワードテールの活用

検索ボリュームが少ないキーワードには、ユーザーの検索意図がはっきりしている、3〜4語で構成されるロングテールキーワードがあります。

上位表示する難易度も低いため、視聴者を獲得しやすいキーワードです。

具体的なフレーズを狙う「YouTube SEO 初心者向け」や「YouTube SEO 最新ツール」など
検索意図が分かりやすい視聴者が求めている特定の情報に応える動画タイトルや説明文を作成

YouTube SEOで関連動画やホーム画面に露出させる

YouTubeの検索結果だけでなく、関連動画ホーム画面への露出を増やすことも、動画の再生数を大幅に伸ばすために必要なSEO対策です。

ここでは、3つの露出策をご紹介します。

関連動画やホーム画面への露出策

<1> YouTube SEOの第一歩|タグと説明文の最適化
<2> 関連動画に表示させる工夫
<3> ホーム画面に表示される施策

<1> YouTube SEOの第一歩|タグと説明文の最適化

YouTubeのタグ機能を活用して、関連動画を見やすくする方法を紹介します。

関連キーワードを含めたタグ設定同じトピックをもった動画に、複数のタグを追加
説明文の前半に主要キーワード検索結果や関連動画で表示される部分に視聴者を引き込むフレーズを挿入

<2> YouTube SEO|関連動画に表示させる工夫

関連動画に表示されると、視聴者数がクリックして、再生数を稼げる可能性があります。

そのためには、以下の点に意識してみましょう。

テーマの一貫性を定める同じジャンルやテーマの動画をシリーズ化。視聴者が他の動画に流れやすくする
タイトルとサムネイルの工夫類似の人気動画のタイトルやサムネイルを参考にして、関連動画への表示させる

<3> YouTube SEO|ホーム画面に表示される施策

ユーザーとのエンゲージメントを積極的に行うこともSEOの施策として大切です。

コメントや高評価の促進動画の最後に「コメント欄で質問してください」と発言し、視聴者の参加を促す
視聴時間を伸ばす工夫視聴者維持率を高めて、アルゴリズムの評価を高める

視聴者維持率を高めることで、アルゴリズムに好かれ、ホーム画面への露出が増加します

これらの内容については、次章以降でも、詳しく解説していきます。

YouTube SEO|動画タイトル最適化

YouTubeのSEO施策では、動画の内容と質は大事ですが、そのほかにも大切なことがあります。

ここでは、より上位表示を目指す戦術として、動画タイトルの最適化について考えます。

YouTube SEO|動画タイトル最適化

(1)タイトルの最適な長さは?
(2)YouTube SEOの検索キーワードを入れる
(3)視聴したくなるタイトルの作成方法

一つずつ見ていきましょう。

(1)YouTube SEO|タイトルの最適な長さは?

YouTubeのタイトルは、100文字まで入れることができます。

が、それでは長すぎて誰も見てくれません。

なので、オススメの長さは、1行18文字。 2行で26文字がオススメです。その理由は、下記です。

全角18文字 ×2行=36文字の理由

❶多すぎるタイトルは認知コストが高いから
❷脳科学的に、人間が眼球を動かさずに認識できる文字数=13文字だから
❸スマホに表示されるタイトル文字数は全角18字

1番のポイントは、❷の『脳科学的に13文字が人間の認知コストが低くて、読んでもらえる可能性が高い』と言う点です。

ですが、13文字だと、案外短くて、文章の変なところで行替えする可能性が出てきます。

そこで、1行の許与範囲を13→18文字に広げて、タイトルを作ります。

(2)YouTube SEOの検索キーワードを入れる

当然ですが、タイトルには検索キーワードを入れましょう。

ここでは『YouTube SEO』をキーワードを例にしてみます。

この場合、かならず完全一致するように、キーワードはすべてタイトルに入れて作るのがポイントです。

タイトル例

YouTube SEO対策
視聴回数を増やすポイント

これだと、全角換算で13文字 ×2行=26文字になっているのが分かりますね。

タイトル=1行18文字以下が読みやすく、スマホでも表示可能

(3)YouTube SEO|視聴したくなるタイトルの作成方法

魅力的なタイトルに吊られて、つい、クリックしてしまったことはありませんか?

自分の興味関心・疑問を解消するようなタイトルは、視聴者の興味をそそります。

興味を惹くタイトルは、次の4つの足し算で作ることで、クリックを誘いやすくなります。

YouTube SEO|興味・関心

興味・関心

YouTube SEO|直感性

直感性

YouTube SEO|未知

未知

YouTube SEO|具体性

具体性

YouTube SEO|説明文3つの最適化ポイント

タイトルの最適化ができたら、次は説明文を最適化しましょう。

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

YouTubeの説明文は、MAXで5000文字まで入力可能だよね

ディレクター-300x298.pngディレクター

はい。でもその「文字数を絶対に入れないといけない」わけではありません

そこで、この章では、説明文を最適化する3つのポイントをご紹介します。

ここでは、仮に『同ポジ』というキーワードを設定して、最適化について考えます。

YouTube SEO|説明文3つの最適化ポイント

(1)説明文にもキーワードを忘れずに
(2)キーワードは説明文の冒頭に
(3)YouTube SEOとしてのNGワード

(1)説明文にもキーワードを忘れずに

YouTube SEO|説明文の冒頭にキーワードを入れる

動画の説明文には、キーワードをかならず入れましょう。

それは、視聴者へのアピールであるとともに、YouTubeアルゴリズムに内容を理解してもらうため、です。

説明文の最適化=視聴者とYouTubeアルゴリズムへのアピール

これらの内容は、下記のYouTubeの公式チャンネルでも述べられています。

説明をしっかり書くべき理由は2つあります。1つ目は視聴者のため。説明文を読んで内容がわかれば、動画を視聴すべきか判断できます。2つ目は検索のため。YouTubeシステムは内容の自動判定もできますが、タイトルと説明も変わらず非常に重要です。

タイトルと説明を活用する|マスタークラス#2

(2)キーワードは説明文の冒頭に

YouTube SEO|説明文の冒頭にキーワードを入れる

キーワードは、できるだけ説明文の冒頭に入れるのもポイントです。

視聴者が読んでくれるのは、せいぜい最初の1〜2行だから。

なので、最初の方に入れておかないと、そもそも視聴者には読んでもらえないし、なんの動画か?がハッキリしないから、です。

もちろん、自然な形で入れるのがポイント!

(3)YouTube SEOとしてのNGワード

キーワードを説明文の冒頭に入れるのは、もう一つ、理由があります。

それは、ほかの関係のないワードが、メインのキーワードだと認識されてしまうのを防ぐため、です。

動画と関係のないワードを入れてテーマをぼやかしてしまうのは避けましょう!

動画と関係ないワードを入れるのはNG

YouTube SEO|サムネイル5つの最適化

タイトルと説明文の最適化に続いて、次は、サムネイルの最適化について考えてみましょう。

YouTubeのサムネイルは、いわば『動画の看板』です。

なので、クリックしたくなるサムネは、SEOにとっても、とても重要な要素になります。

下記、サムネイルの最適化について、公式ガイドラインを参考にお伝えします。

ストーリーを伝え、好奇心をかき立て、見どころを紹介し、より多くの視聴者を動画に惹きつけられるものが理想的です。

YouTubeクリエイター:タイトルとサムネイル

サムネイルは、YouTubeでも自動生成されますが、YouTubeでもオリジナルのサムネイルを推奨しています

まずは、サムネイルのチェック項目です。

チェック項目チェック欄
<1>対象ユーザーを考慮しているか?☑︎
<2>視聴者にもたらす価値は伝わっているか?☑︎
<3>感情に訴えかけているか?☑︎
<4>動画撮影中の写真を使っているか?☑︎
<5>YouTubeのサムネイルに関するポリシーを確認したか?☑︎

順番に見ていきましょう。

<1>対象ユーザーを考慮しているか?

動画を視聴してくれる対象ユーザーを意識したサムネイルを作成しましょう。

対象ユーザーサムネイルの方向性
チャンネルの登録者自身の写真やペットの写真など、チャンネルと関連した馴染みのある画像を使用
幅広いユーザー一般的に認知が進んでいる画像などを使うと有効

<2>視聴者にもたらす価値は伝わっているか?

動画の内容はもちろん、視聴者にとって、どんな悩みが解消される動画なのか?が、分かるサムネイルにしましょう。

視聴者にどんな価値をもたらす動画か?が大切

YouTube公式ガイドラインによれば、内容を正確に反映したサムネイルは、総再生時間が増えることにつながると述べられています。

逆に誤解を招くサムネイルは、総再生時間が減ります。それは、サムネイルが動画の内容を正確に表わしていないと視聴者が気づいて、再生をストップしてしまうから、です。

サムネイルの内容総再生時間
内容を正確に反映したサムネイル増える
誤解を招くサムネイル減る
YouTube公式ガイドライン

<3>感情に訴えかけているか?

動画のストーリーや、登場人物たちの感情をサムネイルで表現してみましょう。

また、最高潮のシーンの静止映像入れることでも、視聴者のハートを掴みやすく、有効です。

感情に訴えるポイント

視覚的に魅力的か?=顔のクローズアップや大きな文字を使うことで目立つデザインができる。
カラフルでコントラストを強く=視認性を高め、視聴動画の中で傍観します。
クリックを誘う言葉=興味を惹くフレーズ(例:「驚くべき結果」「必見!」)を入れると効果的

<4>動画撮影中の写真を使っているか?

前述<3>ともリンクしますが、動画の撮影中に、演者を写真撮影しておくと良いです。

あとで、サムネイル作成に活用できるから

また、演者だけではなく、小道具の写真なども、撮影をしておくことも、サムネイルの作成時に役立ちます。

<5>YouTubeのサムネイルに関するポリシーを確認したか?

YouTubeのヘルプセンターには、サムネイルに関するポリシーを記載しています。

そんなもの、大体分かっているよ!と言われそうですが、意外と大事なポイントです。

なぜなら、ほとんどの人が、ちゃんと読んでいないから、です。

せっかく作成したサムネイルが、ガイドラインに抵触していないか?も念のため、確認しておきましょう。

YouTube SEO|サムネイルデザイン

YouTubeを見る視聴者のほとんどは、スマホを使っています。

スマホの画面は小さいため、サムネイルの作成時には、スマホ用の小さい画面でも分かりやすく、映えるデザインになるように工夫しましょう。

項目推奨
サイズW1280 ×H720ピクセル(16:9)
ファイル形式JPG|GIF|BPM|PNG

ここでは、YouTubeクリエイター:タイトルとサムネイルを参考に、クリック率を高めるサムネイルデザインについて、お伝えします。

サムネイルのデザインは?

【1】3分割法を使う
【2】凝りすぎたデザインはNG
【3】成果を上げていないサムネイルを更新

【1】3分割法を使う

デザインを知らなくても、バランスの良いデザインをする方法をひとつご紹介します。それが3分割法です。

YouTube SEO|3分割法
YouTubeクリエイター:タイトルとサムネイルより

画像を縦方向と横方向にそれぞれ3分割して9つに分けます。

それぞれの線が交差する位置に被写体を配置することでバランスの良い魅力的なサムネイルを作ることができます。

【2】凝りすぎたデザインはNG

大胆な色や構成は派手で、視聴者の目を引きます。

が、やり過ぎると逆効果になります。

色数は3色程度に抑えて、強調したいところにだけ色を配置する

【3】成果を上げていないサムネイルを更新

過去に作ったサムネイルで、あまり成果の出ていないサムネイルは更新してみましょう。

動画の魅力を十分に伝えられていない可能性もあるから、です。

また、時間とともに、視聴者の目に慣れて、目立たなくなっているかのせいもあるので、新しい視聴者へ向けて再度アピールすることを検討しましょう。

YouTube SEO|視聴者エンゲージメントの最適化

視聴者エンゲージメントを図る指標は、下記だとYouTube公式サイト内で記述されています。

エンゲージメント指標のカウント方法

YouTube のエンゲージメント指標(視聴回数、高評価、低評価、チャンネル登録者数)には、視聴者があなたの YouTube 動画やチャンネルに反応した数が反映されます。動画やチャンネルの人気を知るうえで重要な指標となります。

YouTubeヘルプ

つまり『どれだけチャンネルのファンが多く、愛着をもたれているか?』を示す指標です。

指標には、エンゲージメントとエンゲージメント率の2つの指標があって、算出方法は下記の通りです。

エンゲージメントエンゲージメント率
高評価+コメント数エンゲージメント÷視聴回数 ×100
例:(高評価50+コメント5=55)÷視聴回数5000回 ×100=1.1%

エンゲージメント率を高めることで、YouTubeからの評価が高まり、関連動画やおすすめ動画に載りやすくなり、検索でも、上位表示、優先表示されます。

動画が再生される機会を増やす、SEO施策でも大切な指標です。

エンゲージメント率の目安は2%

この章では、エンゲージメント率の元となる4つの指標(視聴回数/高評価/コメント数/チャンネル登録者数)と(低評価)の合計5つの最適化について、見ていきましょう。

視聴者エンゲージメントの最適化

[1]視聴回数を増やす
[2]高評価を増やす
[3]コメント数を増やす
[4]チャンネル登録者数を増やす
[5]低評価を防ぐ

YouTube SEO[1]視聴回数を増やす

アートボード-2-のコピー-300x277.png編集長

最初の関門は、視聴回数だね

ディレクター-300x298.pngディレクター

まず、視聴してもらえないと、高評価も登録者も増やせませんからね

多く再生される動画の共通項は、『視聴者の求めるもの』『視聴者の悩みを解決するもの』に集約されます。

視聴回数の多い動画=視聴者の悩みを解消する動画

前述したキーワード戦略を用いて、ユーザーの悩みを抽出し、その悩みを解消する動画作りが、視聴回数アップの唯一の近道です。

また、その時々でトレンド(流行)しているキーワードがあります。

あなたの目指したキーワードが旬を過ぎていないか?も注意しましょう。

YouTube SEO[2]高評価を増やす

動画の高評価は、もちろん動画の質によります。

が、動画内でも「高評価をお願いします」と視聴者に促してみましょう。

これは、CTA(コールトゥアクション)と呼ばれる方法で、視聴者にどう反応して欲しいか?を促すことで、高評価を数を高めます。

高評価テロップまたは演者のセリフで「高評価」を視聴者に訴求する

YouTube SEO[3]コメント数を増やす

コメント数を増やすには、動画内で、視聴者に質問する方法が効果的です。

●質問を呼びかけて、回答をコメントに書いてもらう
●やって欲しい企画を問いかける

ただし、この方法には弱点があります。

チャンネル登録者数が少ないうちは、その数に比例してしまうという面があることです。

YouTube SEO[4]チャンネル登録者数を増やす

では、チャンネル登録者数を増やすにはどうすれば良いのか?

いろいろな記事でも述べられていますが、ここでは、海外のサイトですが、チャンネル登録者数 170万人を要するチャンネルを取り上げました。

この『0 から 1,000 人の登録者を迅速に増やす: 新しい YouTube チャンネルを成長させるための 9 つのヒント』の中では、下記の内容が述べられています。

①チャンネルを適切に設定する
②キーワードのリサーチ
③エンゲージメントの獲得
④サムネイル戦略
⑤エンゲージメントの維持
⑥再生リストを作る
⑦視聴者のセッションを継続させる
⑧メールリストで視聴を促す
⑨PDCAを繰り返して進化する

今回の記事とも合致する内容ですね。

YouTube SEO[5]低評価を防ぐ

タイトルや説明文、サムネイルで謳っていた内容と、動画の内容が違っていた場合、低評価を受けやすいです。

もちろん、動画の質自体が悪ければ、低評価になる可能性も高いです。が、上記のような場合、ユーザーの期待値が、もともと上がってしまっているため、逆に『ガッカリ感』が大きくなってしまうのです。

期待値を必要以上に上げて、視聴者に「詐欺」だと思われない配慮が必要

なので、サムネイルなどで、期待値を上げるのは良いのですが、「詐欺だ」と思われない配慮は、最低限必要です。

YouTube SEO|タグ最適化

YouTubeでのタグ設定は、検索のサポートしての役割があります。

タグは、検索のサポート的な存在で、検索の役割としての優先度は下記の順番です。

①サムネイル

②タイトル

③説明欄

④タグ

ただ、YouTubeのタグ設定には、次のメリットがあるため、必ず最適化をしておきましょう。

(1)検索時に表示されやすくなる
(2)関連動画に表示されやすくなる

ということで、ここでは、適切なタグ設定方法を2つご紹介します。

タグの最適化

“1” 適切なタグの選び方
“2” 最適なタグをお薦めしてくれるツール

一つずつ見ていきましょう。

“1” 適切なタグの選び方

タグは、最低限、下記の内容を記載します。

●タイトルに使用した言葉
●サムネイルに使った言葉
●説明欄に記載した言葉
●動画中に発言した言葉
●自分のチャンネル名

をすべて、タグに入れるようにしましょう。

これには理由があります。

理由=YouTubeアルゴリズムは、上記がすべて一致することを評価するから

これらを一致させておかないと、YouTube側は『これはどんなチャンネルなの?』となってしまいます。

アルゴリズムが理解しづらいと、オススメの動画や検索などで、表示されにくくなってしまいます。

なので、上記5つはかならず一致させましょう。

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YouTubeタグの最適な設定方法:再生数アップの秘訣 YouTubeタグの設定方法を解説します。効果的なタグの選び方、配置方法、視聴者の検索行動を最大限に活かすテクニックを紹介。初心者からプロまで必見の内容です。

“2” 最適なタグをお薦めしてくれるツール

YouTubeの公認ツールに『vidIQ』というツールがあります。(しかも無料)

どんなことができるのか?というと

●オススメのタグを提供
●競合チャンネルのタグを教えてくれて参考にできる

です。

YouTube SEO|再生リストの上手な活用法

再生リストは、チャンネルに登録された動画をグループ分けする機能です。

チャンネルに訪れた視聴者が、自分が見たい動画を探しやすくすることで、再生回数を増やすチャンスを作ります。

この章では、再生リストを3つの面からご紹介します。

YouTube SEO|再生リストの上手な活用法

①再生リストを作るメリット
②チャンネル初期段階でのサポートになる
③再生リストには検索ワードを入れておく

①再生リストを作るメリット

再生リストを作るメリットは、再生回数を上げるチャンスが増えること、です。

●検索にかかりやすくなる
●インプレッション(表示回数)が増える
●関連動画に載る可能性が増える

ことで、再生回数アップのきっかけを作ることができるのが大きなメリットです。

②チャンネル初期段階でのサポートになる

再生リストには、自分の動画だけでなく、他の人が作った動画を載せることができます。

「えっ、それって意味あるの?」と思うかもしれませんが、これは大きなメリットです。

他人の動画を自分の再生リストに入れることで、その人の関連動画として表示される可能性があるから、です。

再生リストに有名YouTuberの動画を記載→その人の動画の関連動画に載る可能性がある

つまり、初期段階で、なかなか視聴してもらう機会がないときに、他人の力を貸してもらえるかもしれない、、、ということです。

③検索ボリュームの多いキーワードを入れる

再生リストを作る際に、リスト名を作ります。このとき、再生リスト名には、検索ボリュームの多いキーワードを入れておきましょう。

再生リストは、検索にも引っかかりますので、表示される可能性があるから、です。

仮に、検索結果で上位表示させることができれば、YouTubeのSEOは、大成功ということです。

再生リストが、検索結果に表示されることを利用する

YouTube SEO|再生時間の評価

動画の再生時間は、YouTubeアルゴリズムにとって、大きな指標です。

これは、YouTube公式サイトでも記載されています。

視聴者が再生してすぐに見るのをやめてしまうような動画よりも、実際に視聴者が長く見続ける動画がより関連動画として表示されるようにしました。

日本版YouTubeクリエイターブログ

より長い時間をかけて動画をみる=視聴者が満足している

ということなので、前述した『エンゲージメント率』を高めるという意味で、YouTubeのSEOにも大きく関連する項目です。

再生時間を延ばすテクニック

①視聴者を引き込む魅力的なイントロ
②動画内でテンポを保ち、ストーリー展開する
③再生リストや関連動画を活用して次の動画に誘導する

一つずつ見ていきましょう。

①視聴者を引き込む魅力的なイントロ

視聴者に、動画を最初から最後まで視聴させるための第一歩は、動画の最初数秒にあります。

最初の3秒で、動画の冒頭で、視聴者にどんな内容かを明確に伝え、すぐにアクションや重要ポイントを示すことで、視聴者に最後まで視聴したくなる構成を目指します。

また、期待感を持たせる「フック」を冒頭に入れる工夫も、視聴者を引き留めやすくする鍵です。

施策ポイント
動画の目的をすぐに明確にするとりあえずで動画のテーマをわかりやすく説明し、視聴者の関心を高める
問題提起や質問形式視聴者に「なぜ?」「どうやって?」と思われる内容が効果的
短く、引き込む構成長すぎる前置きは視聴者を解放させる原因になるのでNG

②動画内でテンポを保ち、ストーリー展開する

動画の中盤で視聴者が飽きてしまうことを防ぐために、テンポのよい構成ストーリーテリングが効果的です。

無駄なシーンを省き、視覚的な変化(カメラアングルの変更、グラフィックやテキストの挿入など)を加えることで、視聴者の関心を維持できます。

また、ストーリーの展開や情報の段階的な提供により、視聴者の興味を持続させることができます​。

施策ポイント
ペースを早く言うセリフを1.2倍速くらいで意識。テンポの速い編集や、シーンの切り替えも
途中にフックを挿入する後半にも重要ポイントがあると予告。視聴者の興味を維持する
動画尺の最適化視聴者層に合わせた動画の長さに調整し、長すぎない構成

③再生リストや関連動画を活用して次の動画に誘導する

再生時間を最大化するには、再生リストエンドカードを使って、視聴者を次の動画に誘導するのも有効な施策です。

前述した再生リストを作成して、関連性の高い動画をまとめておくことで、視聴者に、次々と動画を視聴しやすい環境を作ります。

動画の最後に、エンドカードを追加して、次に視聴してほしい動画を推奨することも、視聴者の滞在時間を延ばす施策として有効です。

YouTube SEO|アナリティクスでのデータ分析

YouTubeに動画をアップしたら、それで終わりではありません。

動画公開後は、YouTubeアナリティクス使って、動画のパフォーマンスを分析します。(=無料分析ツール)

ここでは、YouTubeアナリティクスを使った分析で見るべきポイントと、改善策について、ご紹介します。

YouTube SEO|アナリティクスでのデータ分析

①アナリティクスで見るべき5つの指標
②分析結果に基づく改善策
③視聴者データに基づいてコンテンツ企画に活用

一つずつ見ていきましょう。

①アナリティクスで見るべき5つの指標

まずは、YouTubeアナリティクスを使ってみるべき5つの指標です。

指標場所見るべきポイント
インプレッショントラフィックソースの右側に表示検索結果に表示された回数をチェック
クリック率トラフィックソースの右側に表示表示された後、クリックされた率をチェック
視聴者視聴者をクリック国や年齢や性別をチェック
視聴維持率エンゲージメント最後まで動画を見た人の割合
トラフィックソースリーチボタンを押して表示どこのサイトを経由して動画が見られたか?

②分析結果に基づく改善策

ここでは、分析結果に対して、どんな改善策が必要かを一覧にしてまとめてみました。

上記、5つの指標ごとに、まとめています。

指標改善ポイント
インプレッション表示されている回数が少なければ、キーワードと動画の内容に価値があるか?をチェック。
クリック率表示回数の割にクリック率が悪ければ、サムネイルとタイトルを改善
視聴者年齢や性別をチェックして、狙っているターゲット同じか?
視聴維持率どこで離脱したのか?をチェックして、なぜ離脱したのか?を推測し、動画を修正。5分以上の動画で40%の維持率が目安
トラフィックソース検索結果|関連動画|再生リスト|外部サイトなど、どこから来たユーザーかをチェック。多く入ってきている媒体により力を入れる

③視聴者データに基づいてコンテンツ企画に活用

YouTubeのSEOは、チャンネル運営をしている間、永遠に続く作業です。

なので、視聴データは、次の動画コンテンツの企画に活かしていかないといけません。

●狙った動画は、狙った先にちゃんと届いたのか?
●思ったほど行かなかったのか?

など、反省点が見えてくるはず。なので、PDCAを繰り返して、チャンネルの成長を目指しましょう。

YouTube アナリティクスの活用=チャンネルの成績表

YouTube SEO対策・まとめ

以上、YouTubeのSEO対策について、全11項目にわたり、ご紹介させていただきました。

(1)YouTube SEOとは?
(2)キーワードのリサーチをしよう
(3)動画タイトルを最適化する
(4)説明文の最適化3つのポイント
(5)サムネイルを最適化する5つのチェック表
(6)サムネイルのデザインについて
(7)視聴者エンゲージメントの最適化
(8)タグの最適化
(9)再生リストを上手に活用する
(10)再生時間を延ばすテクニック
(11)YouTubeアナリティクスを使ったデータ分析

重要視される順番は、『サムネイル』『タイトル』『説明欄』『タグ』などですが、手を入れなくて良いということは、決してありません。

また、アナリティクスは、YouTubeチャンネルの成績表です。

絶えず、チェックして、PDCAを回すようにして、チャンネルと成長させていきましょう。

\YouTubeの自社運営は非効率って本当?/

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