SEOキーワード選定を動画でもしていますか?
もし、あなたの動画が、なかなか上位表示されない!という悩みをお持ちなら、その原因は、SEOのキーワード選定がされていないせい…かもしれません。
実際、動画も面白く、タイトルも、サムネイルも、タグにも気をつけているのに…と思っている人は、多いです。もちろん、それも動画SEOの重要な対策です。でも、根本的な対策ではありません。
そこで、今回は
●サムネイルやタイトルや概要欄は、ちゃんとやっているのに、今一歩成果が出ない
●YouTubeで思い通りの結果が出ない
と思っているあなたのための記事です。
今回は、動画SEOの戦略の一つ『キーワード戦略』をご紹介します。
どうぞ、最後までご高覧ください。
❶ SEOキーワード選定(準備編)

ほとんどの場合、動画を見るプラットフォームは、YouTubeですよね。
なので、YouTubeの投稿で、ある程度、結果を出したいなら、最初に考えないといけないことがあります。
それは
自分が伝えたいもの
≠
イコールではない
視聴者が見たいもの
ということです。
まずは、このギャップをしっかりと埋めることからスタートです。
SEOキーワード選定(1)企業の投稿目的≠個人の視聴目的
企業が、動画投稿する目的は、ブランド力の向上です。
でも、個人は暇つぶしか、スキルの取得目的でYouTubeを利用します。
企業が動画投稿する目的 | 個人がYouTubeを見る目的 |
---|---|
ブランド力の向上と売上のUP | 『暇つぶし』または『スキルの取得』 |
ですので、視聴者の気持ちを置き去りにして作った動画は、誰にも見てもらえない、ということになります。
SEOキーワード選定(2)視聴者と投稿者のギャップを埋めるには?

じゃあ、視聴者が求めている視聴動機を満たすことを第一に考えれば良いんだね?

はい。なので動画投稿の前に次の2つを決めておきましょう
●これは誰に向けて作られる動画か?
●どんな目的を満たす動画か?
要は『視聴者にとって価値のある動画か?』ということ。
かならず、視聴者にとっての問題解決になるように、動画を作りましょう。そうすれば、「せっかく動画を作ったのに、誰にも見てもらえない」という悲しい結果にならないから、です。
SEOキーワード選定(3)視聴者が求めるキーワードは?
そこで、YouTube SEO対策として、あなたの動画に、視聴者の視聴動機に結びつく『キーワード』を設定します。
あなたが動画見て欲しいとユーザーが知りたいこと=キーワードに設定
そうすることで、視聴者があなたの動画にたどり着く確率を上げられます。なぜなら、キーワードを置いておけば、YouTube側も視聴者も動画を検索しやすいから、です。
❷ SEOキーワード選定 (抽出編)
キーワードに沿った動画を作れば、ちょっとだけ有利に立てるということがわかりました。
それでは、ユーザーは、どんな動画を見たがっているのか?
ここでは、どんなキーワードで視聴者が動画を探しているのか?を知るために、少しキーワードの基礎知識をお伝えします。
<1>YouTubeのアルゴリズムをおさらい
<2>適切なキーワードの調査と動画作成
一つずつ見ていきましょう。
SEOキーワード選定<1>YouTubeのアルゴリズムをおさらい
動画サイトの代表はYouTube。
つまり、YouTubeのアルゴリズムは、動画SEOを考える上で、とても重要ということ。
ここでは、YouTubeアルゴリズムが、入力されたキーワードに対して、なにを優先するか?に注目します。
それは、この2つです。
●動画の新しさ
●ユーザーの行動傾向
ここで理解しておくべきポイントは
視聴回数が多い動画だけが、上位表示される訳ではない
ということです。
すなわち、新着動画は注目度が高いというのがポイント、です。
SEOキーワード選定<2>適切なキーワードの調査と動画作成
YouTubeもGoogleと同じように、視聴者がキーワードを入力すると、そのキーワードで
●面白いと思われている動画
●視聴者に『好かれている』であろう動画
を表示する仕組みです。

じゃあ、自分は何をすればよいの?

繰り返しになるけど、次の2つですよ
1. 事前に適切なキーワードを調査
2. それに対して動画制作をする
これだけでも、視聴者に動画コンテンツが届く可能性は、高まります。
やってない人はいませんか?
❸ SEOキーワード選定(調査ツール編)
では、実際に、YouTube SEOのキーワード選びをしてみましょう。
まずは、どんなキーワードが見られているか?を調べることからスタートします。
ここから、キーワード選定のやり方を具体的に見ていきましょう。
①簡単な検索キーワードの調べ方
②オートコンプリート機能を使う
③キーワードツールを使う
一つずつ、ご紹介します。
①検索キーワードの調べ方
まず、ユーザーの検索キーワードを調べる簡単な方法が、2つあることを覚えておくとよいです。それは
●オートコンプリート機能
●有料ツールを使う
の2つです。
②オートコンプリート機能を使う
オートコンプリート機能とは、YouTubeの検索窓にキーワードを打ち込むと、検索キーワードの候補が表示される機能のことです。
Google検索でも同じです。
ここでは、他の人がどんなキーワードを使っているのか?を調べるための参考として使います。
オートコンプリート機能は、あなたが検索した履歴が反映します。なので、かならず
●プライベートウィンドウ(Safari)
●シークレットウィンドウ(Chrome)
を使いましょう。
③キーワードツールを使う
また、YouTubeのキーワードは、キーワードツールというサイトでも調べることができます。
このキーワードツールには、有料版と無料版があります。

無料バージョンは、キーワードの表示だけです。
ちなみに有料バージョンだと下記の要素も調べることができます。
●検索ボリューム
●トレンド
●CPC
●キーワードの難易度
なので、本気で『YouTuberとして、稼ぐぞ』ということであれば、有料ツールがオススメです。
❹ SEOキーワード選定(ボリューム編)
それでは、どんなキーワードが、見られているか?がわかったところで、次に大切になってくるのは、検索ボリュームです。
そこで、検索ボリュームにも注目しましょう。
❶検索ボリュームの注意点
❷大きな検索ボリューム=競争率が高い
❸大小どちらのキーワードを選ぶべき?
❹じつは少人数でも見てもらえる動画は強い
❶検索ボリュームの注意点
動画SEOのキーワード選定として、検索ボリュームを見るときの注意点があります。それは
キーワードの検索ボリュームが大きすぎないか?
ということです。
検索ボリュームが大きいことは、興味を持っている人がたくさんいるので、良いんじゃないか?と思いますよね?
ところが「大きければいい」というわけでもないのです。
❷大きな検索ボリューム=競争率が高い
なぜなら、検索ボリュームが大きいと、それだけ競争率が高くなるから、です。
たとえば
●月間検索数=10,000
●月間検索数=100
の2つのキーワードがあったとします。
10,000のキーワードでTOP5に入れば、たしかに人目につく機会が多いです。それならたくさんの人に視聴してもらえて視聴回数も伸びると思いますよね?
でも、上位に入れなかったら、どうなりますか?もし仮に、自分の動画の評価が、検索ページの下の方なら、視聴してもらえるチャンスは、ほとんどありません。
これは、Google検索を想像すればわかります。2ページ目ならまだしも、3ページ目以降を探しますか?
……しませんよね?
上位表示より下位表示は、見てもらえる確率が格段に低い
その点、月間検索数が100のキーワードであれば、上位に入りやすくなります。なぜなら、ライバルが少ないから、です。
❸大小どちらのキーワードを選ぶべき?
では、大小どちらのキーワードを選ぶべきか?というと
●検索ボリュームが多くても、上位に入れず、結局見られない動画を作るか?
●検索ボリュームが少ないけど、上位表示で、少ない人数に確実に見てもらう動画を作るか?
という選択肢になります。が、ここでは
です。
❹じつは少人数でも見てもらえる動画は強い
その理由は、もし動画を見てもらって、高評価をもらえたら、その結果、関連動画に
『面白い』と思われている動画
『好かれている』であろう動画
として表示される可能性が高まります。
ただし、動画の質さえよければ、という前提なことを忘れてはいけません。
❺ SEOキーワード選定(難易度編)
ここまで、検索キーワードと、そのボリュームについて、お伝えしました。
あとは検索意図に沿って動画を作るだけ。
と言いたいけど、その前にいくつか意識しておくポイントがあるので、お伝えします。
(1)KDが低いものを優先する
(2)KDが高い=競争率が高い
(3)ライバルが多いと順位が下がりやすい
じつは、キーボードの難易度は『KD=Keyword Difficulty』という数値に計ることができます。
この数字が少ないほど、上位表示がしやすく、逆に高ければ、上位表示が困難になる、という指標です。
ここでは、キーワードの難易度について、見ていきましょう。
(1)KDが低いものを優先する
難易度が低いキーワードの特徴には
●まだ手をつけられていない(見つけられていない)キーワード
●売り上げに結びつかないキーワード
●ブランド力のない商品名がキーワード
が考えられます。
このうち、いちばん選びたいキーワードは、『まだ手をつけられていないキーワード』です。
(2)KDが高い=競争率が高い
KDが高いキーワードは、ブランド力のある商品名だったり、企業の名前だったり、世の中に浸透しているワンワードの言葉です。
例:動画|Photoshop|デザイン

競争力の高いキーワードは沢山あるけど、ライバルが多いよね?

はい。高いKDはライバルが多いので、勝てない勝負は最初からしない方が得策です
(3)ライバルが多いと順位が下がりやすい
でも、ライバルの多いキーワードで勝負したいときってありますよね?
もちろん、勝負していただいて構いません。
ただし、ライバルが多いと、寄ってたかってコンテンツを投稿してくるので、YouTubeの評価も下がりやすいので、注意が必要です。
❻ SEOキーワード選定(上級編)
いよいよ、キーワードの選び方も上級編です。
この章でのポイントは、次の3点です。
<1>トレンドを意識しよう
<2>CPCについて
<3>複合キーワードで検索意図を読み取る
一つずつ見てきましょう。
<1>トレンドを意識しよう
キーワードには、トレンドがあります。
先月は、すごくボリュームが多いキーボードだったのに、今月はそんなに多くないというキーワードです。
●事件など、一時的に増えたもの
●季節的に、旬があるもの
●以前は盛り上がったが、すでに人々の興味が失せているもの
よほど外したくないものキーワードなら別です。でもそれ以外で、トレンド性が強過ぎるキーワードは、選ばないようにするのが得策です。
<2>CPCについて
CPCとは、Cost Per Click(コストパークリック)です。

キーボードには広告がかかっているものがあるってことね?

はい。なので、このCPC単価で、どのくらいの需要があるキーワードか?が、一目でにわかります。
なので、CPCもチェックして、どのキーワードで戦うか?も、動画SEO対策では、大切な戦略です。
<3>複合キーワードで検索意図を読み取る
検索ボリュームが大きい『ビッグワード』と呼ばれるキーワードがあります。
『ビッグワード』は、視聴者の検索意図がはっきりしません。
たとえば【動画】というキーワードで見てみましょう。【動画】は、検索ボリュームの大きい『ビッグワード』です。

ただ、動画という大きなキーワードを見ると、動画をどうしたいのか?がわかりませんよね?
●見たいのか?
●作りたいのか?
●作っている会社に入りたいのか?
が、ハッキリしません。
それが、『動画 制作 会社』になったらどうでしょう?動画制作をしている会社を探しているのが、ハッキリします。
つまり、キーワードが複数になると、ユーザーの興味が、はっきりしてくるということです。
キーワードが増えていくにつれて、検索ボリュームは減っていくけど、その分、ユーザーの視聴意図ははっきりしてきます。
なので、
●複合キーワードで
●KDが低く
●ある程度のボリュームがあるキーワードを見つける
SEOキーワード選定・まとめ
まとめです。SEOキーワード選定のポイントは
●視聴者が欲しい内容のキーワードを探す
●検索意図に沿った動画を作る
こと、です。
SEOを施すことによって、視聴者にとって、価値のある動画を提供することができます。もちろん、YouTubeでも成功するための1番の近道といっても過言ではありません。
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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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