YouTubeは、企業がブランディングやマーケティングで活用する重要なプラットフォーム。
しかし、魅力的な動画を作成するには多くの時間と労力がかかります。
そこで、動画制作を外部に外注することで、コスト削減やクオリティの向上を図ることができます。
本ブログでは、YouTube動画制作の外注に関する料金相場や外注のメリット、動画制作会社の選び方などを詳しく解説しています。
1.YouTube動画制作の料金相場
YouTubeの動画制作には、企画、撮影、編集などの工程があり、それぞれに費用がかかります。
①YouTubeの平均的な費用相場
②工程ごとの料金相場
③外注先の選択肢
一つずつ見ていきましょう。
①YouTubeの平均的な費用相場
まずは、YouTube動画制作の平均費用相場です。
こちらは、月8本で35万〜50万円という数字でした。
この数字は、2024年に筆者が、7th Marketing Week -Spring-(旧JapanマーケティングWeek 春)を訪れた際に、各ブースを10件回ってリサーチをした結果です。
一番多かったのが、35万円/月8本、という数字でした。
もちろん、
●月の投稿本数を4本に抑える
●台本はすべてこちらで作る
などをすれば、料金はグッと安くなります。
②工程ごとの料金相場
前述した通り、すべての工程を依頼するよりも、一部をお願いした方が、外注費用は安くなります。
内容 | 企画のみ (企画・構成・台本) | 撮影のみ (カメラ1台/2名) | 編集のみ (テロップ/BGM含み) |
---|---|---|---|
作業の単価 | 3万円/本 | 8万円/日 | 2万円/本 |
月4本投稿の場合 | 12万円 | まとめ録り=8万円 | 8万円 |
月8本投稿の場合 | 24万円 | まとめ録り=8万円 | 16万円 |
それぞれの単価を合わせていくと、
●月4本=12万+8万+8万 =28万円
●月8本=24万+8万+16万=48万円
です。が、前項でもお伝えした通り、まとめてお願いした場合は、
20万円
35万円
が、最多受注金額なので、お得度を考えれば、すべての作業をまとめて外注する方が、コストパフォーマンスは高いです。
③外注先の選択肢
動画制作を外注する先には、
●個人やフリーランス
●動画制作会社
などの選択肢があります。それぞれには以下のような特徴があります。
個人やフリーランス
個人やフリーランスへの依頼は比較的低価格です。
が、品質の面での保証が少ないことがあります。
動画制作会社
企業のブランディングを考えるなら、品質が保証される動画制作会社への発注が安心です。
逆に、動画制作会社の制作料金には、
●事務所の家賃
●社員の健康保険料
など、動画制作とは別の製造間接費が、経費として乗っかっています。
なので、個人やフリーランスに比べて、若干割高になります。
個人やフリーランスに近い低価格で、高品質な動画制作もあります。企画から構成案作成までを無料で依頼できるお試しプランを提供している会社もあるので、気になる方は以下のリンクをご覧ください。
- YouTube動画制作の詳細はこちら
- 無料見積もりに関するお問い合わせは、以下よりお願いします。
\2万円〜の動画制作/
以上、YouTube動画制作の料金相場の解説でした。
次のセクションでは、外注予算を抑えるポイントをもう少し深掘りします。
2.予算を抑える3つのポイント
ここでは、予算を抑えるための3つのポイントを紹介します。
❶ 動画の長さを短くする
❷ 自社での撮影を検討する
❸フリーランスの動画クリエイターに依頼
一つずつ見ていきましょう。
❶ 動画の長さを短くする
単純に、長い動画は、料金が高いです。
その理由は、撮影や編集にかかる時間が長くなり、スタッフの工数が増えるから、です。
単純な方法ですが、動画の長さを短くすることは、予算削減案の一つになります。
❷ 自社での撮影を検討する
撮影を自社で行うことで、費用を節約できます。
こちらも、外注費用の一部を抑えるために有効です。
ただし、自社撮影には、撮影機材や人件費などの費用がかかる点に留意する必要があります。
内部スタッフが通常業務を一時的に止めることができるかが実施のカギ
❸フリーランスの動画クリエイターに依頼
フリーランスの動画クリエイターに依頼すると、費用を抑えることができます。
前述した通り、映像制作会社の料金には、事務所を維持するさまざまな経費が加算されています。
なので、自社に合ったフリーのクリエイターを探すことができれば、低コストで高品質の動画制作を実現できます。
ただし、下記2点には、十分な注意が必要です。
●インボイス未対応のフリーランサーは、消費税をこちらで負担しないといけない
●信頼のおける個人でないと、プロジェクトが頓挫して連絡がつかない場合もある
予算を抑えつつ、クオリティの高い動画制作をするには、これらのポイントを参考にしましょう。
3.動画制作会社を選ぶ3つのポイント
動画制作会社を選ぶ際には、下記、3つのポイントを意識して、外注しましょう。
(1)制作実績や評判を確認する
(2)提案力とコミュニケーション力
(3)相見積もりは必須
以下に、動画制作会社の選び方をくわしく解説します。
(1)制作実績や評判を確認する
動画制作会社を選ぶ際には、まず制作実績や評判を確認しましょう。
制作会社のホームページなどで制作実績をチェックすると、その会社の得意分野やスタイルがわかります。
制作会社の評判や口コミによって、会社の信頼性や実力を見極めることができます。
ただし、すべての評判が完璧であることはないため、悪い評判にも目を通すことが重要です。
(2)提案力とコミュニケーション力
動画制作会社を選ぶ際には、提案力やコミュニケーションのスムーズさも重要です。
提案力のある会社は、独自のアイデアや創造性を持ってプロジェクトに貢献することができます。
担当者とのコミュニケーションがスムーズであることも重要
プロジェクトの成功には、クライアントとの良好なコミュニケーションが欠かせません。レスポンスの速さや要望の理解度などをチェックし、スムーズなコミュニケーションが図れる会社を選びましょう。
(3)相見積もりは必須
複数の動画制作会社から相見積もりを取りましょう。
相見積もりをすることで、価格だけでなく提供されるサービスの内容やクオリティ、対応の速さなどを比較検討することができるから、です。
1社や2社の見積もりだと、価格やクオリティを適切に判断することが難しいので、なので、最低3社の見積もりを比較して、コストパフォーマンスの良い選択を心がけましょう。
YouTube動画を外注するメリット
YouTubeの動画制作を外注することには、以下のようなメリットがあります。
<1>機材のコストカットができる
<2>人件費の削減ができる
<3>専門知識とノウハウの助けを借りられる
<4>高品質な動画を効率的に作成
一つずつご紹介しましょう。
<1>機材のコストカットができる
YouTubeの動画制作には高価な機材が必要です。
動画制作専門の業者は、必要な機材(かなり高価なもの)を持っているため、自社で準備する必要がないのが、一つ目のメリットです。
<2>人件費の削減ができる
撮影には、スマホを使うから、高価な機材は必要ないという方もいます。
が、自社でYouTubeの動画制作をするなら、企画から編集まで全ての工程を社員が担当しなければなりません。
企画・撮影・編集をこなす人材と工数は果てしなく大きい
しかし、外注することで制作の時間を短縮できます。
そのため社員は他の業務に専念できるため、人件費を節約することができます。
<3>専門知識とノウハウの助けを借りられる
YouTubeチャンネルを立ち上げる際に、企画や運用のノウハウに不安を抱くことがあります。
しかし、動画制作を外注することで、制作会社やフリーランスの専門家に、協力を仰ぐことができます。
自社だけでは得られない助言やサポートを受けることができます。
<4>高品質な動画を効率的に作成
外注する最大のメリットは、専門的な技術と豊富な経験を持つプロが関与することで、工期が大幅に短縮できること、です。
たまにしか作業をしない編集マンと、プロの編集マンの作業スピードは2倍以上違う
高品質な動画を、効率的に作るという点は、外注をする大きなメリットなるでしょう。
動画制作の4ステップ
動画制作のプロセスは、以下の4つのステップで構成されます。
1. 動画制作のプランニング
プランニングは動画制作の最初のステップです。
制作の方向性やスケジュールを決定し、企画書を作成し必要なリソースや予算を確保します。
●スケジューリング
●絵コンテの作成
●出演キャストのオーディション・決定
●出演キャストのスケジュールの確保
●撮影場所の確保
●撮影当日の流れの確定
実写動画制作の場合、プロデューサーやプランナーが通常2週間程度かけてプランニングを行います。
2. 撮影準備(制作準備)
撮影準備では、撮影に必要な機材の調達やキャストの衣装の用意を行います。
また、実写以外の動画制作の場合はイラストやBGMの素材を集めることも重要です。
●撮影機材の調達
●キャストの衣装調達・フィッティング
●素材収集(イラストやBGMの収集)
撮影準備の期間はおおよそ1週間前後です。
3. 撮影(制作)
撮影はプランニングした台本やスケジュールに基づいて進行します。
実写動画の場合は1~2日で撮影が終了します。
●台本やスケジュールに従って撮影進行
●実写の場合は1~2日、実写以外の場合は2週間~1ヶ月の期間を見込む
が、アニメーションや漫画、3DCGなどの場合は絵やCGの制作や声の吹き込みなどの作業に時間がかかるため、最低でも2週間~1ヶ月以上の期間を予定することがおすすめです。
4. 編集・完成
最後に撮影した動画を編集します。編集作業にはテロップの挿入や効果音、BGMの追加などが含まれます。
編集が完了した後は、クライアントが最終チェックを行い、修正依頼があれば対応します。
●テロップや効果音の挿入
●クライアントの最終チェック
●編集期間は、2〜3週間前後
一般的に編集作業には2週間前後の期間がかかることが一般的です。
以上が動画制作の4つのステップです。
プランニングから編集までの流れを追いながら、効果的な動画を制作することが重要です。
プロの動画制作会社を活用することで、スムーズにプロセスを進めることができます。
YouTube動画制作の費用・まとめ
YouTubeの動画制作の料金相場、外注するメリット、予算を抑えるポイント、動画制作会社の選び方、そして制作のステップについて解説してきました。
ここでは、よくある質問形式で、今回の記事をまとめます。
YouTubeの動画制作にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
動画の長さや内容、月の投稿本数で費用は変わります。企画から撮影、編集までを含めると20万円から50万円程度が一般的な相場です。撮影を自社で行うなど、一部業務を内製することで、費用を抑えることも可能です。
動画制作を外注するメリットは何ですか?
外注することで機材やスタッフの人件費を節減でき、専門家の知識や経験を活かして高品質な動画を作成できます。また、自社の人員を動画制作以外の業務に集中させることができる点もメリットといえます。
動画制作会社を選ぶ際の3つのポイントは何ですか?
1つ目は制作実績や評判の確認、2つ目は提案力やコミュニケーションのスムーズさのチェック、3つ目は複数の会社から相見積もりを取って比較検討することです。これらのポイントを押さえることで、コストパフォーマンスの高い会社を選択できます。
動画制作の流れはどのようになっていますか?
動画制作の流れは、1. 動画制作のプランニング、2. 撮影準備、3. 撮影(制作)、4. 編集・完成の4ステップで進められます。それぞれのステップには一定の期間が必要で、全体としてプロの動画制作会社に依頼することで、スムーズに進めることができます。
YouTube動画制作は一般的に高額な費用がかかります。
が、外注を活用することで機材やコストの削減、専門家のノウハウ活用、高品質な仕上がりが期待できます。
この記事で紹介した内容を参考に、効果的なYouTube動画制作に役立ててください。
\YouTubeの自社運営は非効率って本当?/
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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