動画編集を外注したいけど、何から始めればいい?
そんな悩みを持つ企業担当者は、今とても増えています。なぜなら、動画活用が広がる中、社内で編集するのが大変だから、です。でも、一方で「社内で編集できない」「外注の相場が分からない」と迷うケースもあります。
そこで、今回の記事では
この記事で分かること
- 動画編集を外注する3つの方法と特徴
- 費用の相場と価格が変動する理由
- トラブルを防ぐための注意点と準備方法
- 信頼できる外注先の選び方と判断基準
「これから動画外注を検討する」「すでに何度か失敗している」――そんな方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。
1. 動画編集を外注する前に知っておくべき基本知識
動画編集を外注するかどうか、悩む企業は少なくありません。
コストがかかるのでは? クオリティは大丈夫? そんな不安を抱えつつも、今、あえて外注を選ぶ企業が増えています。
この章では、その理由や背景を解説します。
①なぜ今、動画編集を外注する企業が増えているのか?
今、動画編集を外注する企業が増えているのは、ズバリ「社内のリソースが足りないから」です。
特に中小企業では、動画を作れる人がいない、またはいても他の業務と兼任していることが多く、クオリティが安定しません。そのため、手間がかかる動画編集を、プロに任せる流れが加速しています。
さらに、動画コンテンツの需要が高まっていることも理由のひとつです。YouTubeやInstagramだけでなく、営業資料や社内研修、採用活動にも動画が使われるようになりました。つまり、「動画が当たり前」になった結果、自社だけでの内製が追いつかなくなってきたのです。
加えて、今はクラウドワーカーや小規模制作会社など、外注先の選択肢が増えています。価格帯も幅広く、発注のハードルも下がったため、「ちょっと試してみよう」という企業が増えているのが実情です。
②動画編集を外注することで得られる主なメリット
動画編集を外注することで得られる一番のメリットは、工数の削減です。
自社でやると何時間もかかる編集作業を、プロに任せることで自社スタッフの手が空き、コア業務に集中できるようになります。
もう一つのメリットは、動画のクオリティです。編集に慣れていない社員が作った動画と、経験豊富な編集者が手掛けた動画では、見た目やテンポ、テロップの精度がまるで違います。動画は見た目の印象が重要ですから、「ちゃんとしている会社」に見せたいなら、やはりプロの力が頼りになります。
さらに、外注することで、動画制作のノウハウも間接的に学べます。
ただし、コスト面では当然「自分でやるより高い」ですし、外注先によって品質や対応力に差があるのも事実です。
③外注と内製の違いと、それぞれの向き・不向き
外注と内製、それぞれにメリットとデメリットがあります。
どちらが正解というより、目的や社内体制によって「向き・不向き」があるのが現実です。
まず、内製はコストを抑えられるのが最大の魅力です。社内に動画編集スキルを持つ人材がいれば、スピードも早く、修正も柔軟に対応できます。ただし、クオリティは編集者のスキルに依存しますし、他業務との兼任が多ければ、動画の完成が遅れる原因にもなります。
一方、外注はクオリティやスピードで優れていますが、発注フローが煩雑で、社内とのやり取りが増える傾向にあります。また、費用がかかるため、予算が限られている会社には向きません。
以下、内製と外注の比較です。
項目 | 内製 | 外注 |
---|---|---|
コスト | 安い(人件費のみ) | 案件ごとに費用が発生 |
スピード | 社内状況に依存 | 比較的早い(納期契約あり) |
クオリティ | スキルに依存 | プロクオリティ |
柔軟性 | 高い(修正しやすい) | 調整に時間がかかる場合あり |
ナレッジ蓄積 | 社内に残る | 外部依存 |
動画活用を「試す段階」では内製でも良いかもしれません。
2. 動画編集外注の費用相場と価格の仕組み
動画編集を外注しようと考えたとき、多くの人が最初に気になるのは「結局いくらかかるのか?」という点です。
確かに料金は制作会社や依頼内容によってまちまちです。が、目安を知っておかないと判断がつきません。
この章では、動画の種類や作業内容、尺の長さによって、どれくらいの価格帯になるのかをわかりやすく整理します。
①動画の種類別価格(YouTube・採用・PR・商品紹介など)
動画編集の費用は、どのような目的の動画かによって大きく変わります。
たとえばYouTube用の短尺動画と、企業のブランディングを担うPR動画。この2つでは、求められるクオリティや演出のレベルが異なるため、価格差が発生します。
YouTube動画であれば、比較的テンプレート化しやすいため、編集費用は5,000円〜30,000円程度に収まることが多いです。一方、企業の採用動画や会社紹介などは、テロップやエフェクトだけでなく構成の工夫やナレーション挿入も必要になるため、編集のみでも50,000円〜150,000円ほどになることもあります。
さらに、商品紹介動画やイベント動画は、視聴者の感情に訴えかける演出が求められるため、編集の負荷も上がり、10万円以上の見積もりになるケースも少なくありません。
②作業内容別費用(編集のみ / 企画+編集 / 撮影+編集など)
料金は、編集作業の範囲によっても大きく変わります。
最も安価なのは、素材を支給して編集だけを依頼するパターンです。カット編集、テロップ挿入、BGM追加といった作業であれば、1本あたり1万円〜5万円で対応可能なことが多いです。
次に、構成案や台本の制作も含む「企画+編集」のプランになると、制作会社の企画力が問われる分、料金は5万〜15万円程度が相場です。
さらに、撮影まで含むと、編集に加えて機材、人件費、ロケ地などが加算され、15万円〜30万円以上になるケースが多くなります。
作業範囲 | 内容 | 相場(目安) |
---|---|---|
編集のみ | カット・テロップ・音入れ | 1万〜5万円 |
企画+編集 | 台本構成・絵コンテ・編集 | 5万〜15万円 |
撮影+編集 | 撮影機材・撮影スタッフ・編集 | 15万〜30万円以上 |
業者によっては、これらをセットにした「パッケージプラン」も用意していることがあります。
③動画尺別料金(1分・3分・5分・10分以上)
動画の長さ(尺)も、編集費用に大きく影響する要素です。
1分以内の短尺動画は、必要なカットも少なく、作業が比較的シンプルなため、安価で収まります。一般的に、1分あたり1〜2万円が相場です。
ただし、3分、5分と尺が長くなるほど、挿入する素材、テロップ、調整作業が増え、料金は2倍、3倍と膨らんでいきます。特に10分を超えると、構成の整理やBGMの切り替え、場面転換の演出など、編集者の負荷も高くなり、1本あたり10万円以上になります。
また、「長尺=高単価」ではあります。が、見積もりは「尺だけ」で決まるものではありません。内容がシンプルなトーク動画なら10分でも編集は軽いこともありますし、逆に1分でもカット数が多いモーショングラフィックなら高額になるケースもあります。
つまり、料金を構成するのは「尺の長さ」だけでなく、「編集にかかる手間」という要素が大きいのです。
3. 動画編集を外注する際の3つの依頼パターン
動画編集を外注しようと思っても、「どこまで外注するのが適切か」は企業によって異なります。
素材だけ撮って編集だけ任せたいのか、それとも撮影も含めて丸ごと任せたいのか。
この章では、代表的な3つの外注パターンを紹介し、それぞれに向いているケースや注意点を解説します。
パターン①:編集のみ外注(素材支給)
もっとも手軽でコストも抑えられるのが「編集のみの外注」です。
これは、社内でスマホやカメラで素材を撮影し、それを編集会社やフリーランスに渡して編集だけ依頼する方法です。YouTubeやSNS用の動画、セミナーや社内行事の記録映像など、比較的ルーチンで作られる動画に向いています。
この方法の良い点は、撮影コストがかからない点です。社内スタッフのスキル次第でスピード感のある制作が可能なことです。また、編集の外注費も安く、1本あたり1〜3万円程度で済みます。そのため、低予算で動画を量産したい企業には最適です。
ただし、素材の質が悪いと編集でカバーしきれないというデメリットもあります。手ブレが激しい、音声が不明瞭、画角がズレているなどの問題があると、プロの編集者でも限界があります。
パターン②:撮影+編集(企画は自社)
次に多いのが「企画は社内で立てて、撮影と編集は外注する」というスタイルです。
たとえば、「こんな動画を作りたい」「この順番で進めてほしい」と方向性は自社で決め、実際のカメラマン手配や編集作業は外部に任せるパターンです。
この方法のメリットは、「自社の目的やブランド方針に合った動画」を作りつつ、技術的な部分はプロに任せられる点です。カメラワークや照明、音声収録など、撮影品質が高まり、仕上がりのクオリティも安定します。また、社内で動画の戦略を主導できるため、マーケティング施策との連動もスムーズに行えます。
一方で、費用はそれなりにかかります。撮影スタッフ1日派遣+編集で15万〜30万円前後が相場となります。また、社内にある程度の「企画力」がないと、的確な指示が出せず、思った通りの動画にならないリスクもあります。
パターン③:企画から全部外注(フルパッケージ)
3つ目は、企画から撮影・編集・ナレーション・サムネイルまで外注する「フルパッケージ」です。
これは、動画の目的やゴールを伝えるだけで、構成案の提案から始まり、必要な全工程を制作会社が代行してくれるものです。
このパターンの最大の魅力は、プロに丸投げできる安心感です。社内で細かなディレクションや台本作成を行う必要がなく、動画マーケティングの知見がない企業でも、訴求力の高い動画を手に入れることができます。
もちろん、それなりに高額になります。1本あたり30万〜100万円以上になることも珍しくありません。
そのため、このパターンは、「動画制作の知識がない。が、しっかりした成果物が必要」という企業に最適です。
4. 動画編集を外注する流れと注意すべきポイント
動画編集を外注するといっても、ただ素材を渡して「お願いします」と言えば終わるわけではありません。
依頼には明確なステップがあり、ミスコミュニケーションが起きると、修正が多くなり、納期も伸びてしまいます。
この章では、外注の一般的な流れと、実際にトラブルになりやすい注意点を整理します。
①編集外注の基本的な流れ(ヒアリング~納品まで)
動画編集を外注する際の流れは、大まかに以下の通りです。
要件定義・ヒアリング
最初に重要なのは「何を目的に、誰向けに動画を作るか」を明確に伝えることです。ここが曖昧だと、編集者は判断材料がなく、伝わらない動画ができあがります。
素材の受け渡し
素材の受け渡しでは、動画ファイルだけでなく、使用してほしい画像、ロゴ、BGM、ナレーション原稿なども一括で共有しましょう。あとから追加で送ると、編集側の手間が増え、作業が二度手間になります。
編集作業
素材と指示がそろったら、編集者が実際の作業に入ります。この工程では、動画のカット、つなぎ、テロップ挿入、BGMや効果音の追加などが行われます。作業の質は、編集者のスキルだけでなく、発注側からの情報の精度にも左右されます。
初稿チェック・修正
編集が完了すると、仮の仕上がり(初稿)が届きます。この段階で「気になる部分があるか」「目的に合っているか」をしっかり確認します。遠慮せず修正点を伝えましょう。むしろ、この段階で細かく言わないと、後戻りができません。
最終納品
最終納品では、希望の形式(MP4、MOVなど)を指定して受け取ります。ここでも「思っていた形式じゃない」とならないよう、事前にフォーマットやサイズは伝えておくべきです。
編集依頼は、スピードよりも「最初のすり合わせ」がカギです。急ぎたい気持ちはわかります。
ですが、ここを丁寧に進めるほうが、結果的に早く、安く済むことがほとんどです。
②発注前に準備しておくべきこと
発注前の準備が甘いと、編集者に無駄な手間をかけてしまいます。そして、その分だけ費用が増えたり、納期が遅れたりします。
まず必要なのは、完成形のイメージです。「参考になる動画のURL」や「過去に作った動画」などを提示するだけで、編集者は格段にイメージしやすくなります。逆に、「イメージはお任せで」と丸投げされると、時間も品質も安定しません。
次に重要なのは「指示書」です。尺の長さ、入れたいテロップ、使いたいシーンなどを、ざっくりでもいいので箇条書きにして伝えましょう。これがあると、編集者は迷いなく作業に入れます。反対に、「素材だけ渡してあとは任せる」といった丸投げは、出来上がった動画が意図とズレる原因になります。
さらに、社内の意思決定者が誰かも明確にしておくとよいです。途中で「上司がNGを出した」「役員のチェックが必要だった」となると、スケジュールが一気に崩れます。
準備不足でやり直しになると、お互いにとって損です。そうならないためにも、「何を・どう作って・誰に届けるか」を明確にすることが、最も重要な事前準備です。
③よくあるトラブルとその回避策(修正版)
動画編集を外注すると、少なくない割合でトラブルが起きます。
理由のほとんどは、「確認不足」と「期待値のズレ」です。以下は、実際によくあるトラブルとその原因です。
- 修正回数の行き違い
「修正は1回まで」と言われていたのに、あとから3回も修正を依頼してしまうケースです。発注側が「どこまでが無料か」を確認していなかったことが原因です。契約内容は事前にしっかり読み、気になる点は発注前に質問しておくべきです。 - イメージの共有不足
「思っていた雰囲気と違う」と感じるトラブルも多発します。これは、動画の方向性を言語化せず、イメージ共有が曖昧なまま進めたことが原因です。参考動画のURLや資料を渡しておくだけで、方向性のズレは大幅に防げます。 - 納期に対する誤解
素材の提出が遅れたにもかかわらず、「納品だけは予定通りに」と求めてしまうケースです。これは現場感覚でいえば厳しい要求です。納期を守ってもらうには、発注側もスケジュール通りに素材を揃え、的確に共有する責任があります。
こうしたトラブルは、「外注に不慣れな企業ほど起こりやすい」ものです。
ですが、事前の準備とコミュニケーションで、ほとんどが未然に防げます。外注先はパートナーです。
5. 信頼できる動画編集の外注先を選ぶポイント
動画編集を外注するうえで、もっとも重要なのが「誰に依頼するか」です。
料金だけで決めてしまうと、思っていた仕上がりと違ったり、対応が不十分だったりと、後悔することもあります。
そこで、この章では、制作会社・フリーランス・クラウドソーシングなど、主な外注先の特徴と、それぞれの向き・不向きを整理します。
①制作会社とフリーランスの違い
外注先を考えるうえでまず迷うこと。それが、「制作会社に頼むべきか、フリーランスに頼むべきか」です。
それぞれに特徴があり、どちらが正解というものではありません。自社の目的と状況に合うかどうかが判断基準です。
項目 | 制作会社 | フリーランス |
---|---|---|
対応体制 | チーム(ディレクター・編集者・カメラマン) | 個人対応、小回りが利く |
クオリティ | 高品質になりやすい(各工程に専門家が関与) | スキルによりバラつきがある |
修正・納期管理 | 組織的で安定している | 対応が遅れたり、納期がズレることもある |
コスト | 高め(1本あたり数十万円以上の場合も) | 安価(ただしスキル差がある) |
向いているケース | 安定した品質や大規模案件を求める場合 | 予算を抑えたい/柔軟に進めたい場合 |
つまり、「高品質でリスクの少ない制作を求めるなら制作会社」「予算を抑えてスピード感を重視したいならフリーランス」というのが、おおまかな使い分けです。
②クラウドソーシングのメリット・デメリット
最近では、クラウドワークスやココナラ、ランサーズといったサイトがあります。
これらのサイトを通じて、動画編集者を探す企業も増えています。価格帯も広く、数千円から依頼できる場合もあるため、手軽な印象があります。
最大のメリットは、短時間で多くの候補から選べる点です。しかも、過去の実績やレビューも見られるため、初心者でも選びやすい仕組みになっています。テスト的に外注を始めたい企業にはちょうどよい入り口です。
しかし、注意点もあります。掲載されているプロフィールと、実際のスキルが必ずしも一致しないことがあるからです。実績の見せ方は上手でも、実務が甘いケースもあります。また、コミュニケーションがスムーズにいかない場合もあり、修正のやり取りでストレスが溜まることもあります。
③外注先を選ぶ5つのチェックポイント(価格・実績・スピード・相性・対応力)
外注先を選ぶときには、以下の5つの視点をバランスよく見ることが重要です。どれか1つだけに偏ると、うまくいかないことが多いです。
5つのチェックポイント
- 価格
予算内に収まるかどうかは当然重要です。ただし、安すぎる場合は「なぜ安いのか」を見極める必要があります。量産型のテンプレート編集なのか、修正対応が別料金なのか、事前に確認しましょう。 - 実績
過去にどんな動画を作っているか、できるだけポートフォリオを見せてもらいましょう。「自社の業界に近い動画」を作った経験があると安心です。 - スピード
納期の目安や、修正対応にかかる時間も大事です。初回納品までに1週間かかるのか、3日なのか。急ぎの案件には、それに対応できるスピード感が求められます。 - 相性
これは見落とされがちですが、担当者とのやり取りのスムーズさや、考え方のフィット感も非常に重要です。感覚が合わないと、細かい修正や方向性のすり合わせでストレスが溜まります。 - 対応力
要望に対して柔軟に対応できるかどうか、または「できないことをはっきり伝えてくれるか」も信頼性の判断材料になります。すべて「大丈夫です」と言う人が、あとでトラブルを起こすケースもあります。
この5つを見極めながら、総合的に判断することが、後悔しない外注の第一歩です。
6. 動画編集の外注で失敗しないために
ここまで、動画編集を外注する際に知っておくべき情報を整理してきました。
しかし、実際に依頼する際には、「どう動けばいいのか」が見えにくいという声もよく聞きます。
そこで、最後にこの記事の内容をまとめながら、読者が次に取るべきアクションも明確にしておきます。
①費用・依頼方法・選び方の総まとめ
まず、動画編集の外注には、3パターンあります。
それは、
動画編集外注の3パターン
- 編集のみ
- 撮影+編集
- 企画から全部お任せ
です。それぞれ費用も対応範囲も異なります。予算や社内体制に応じて、どのパターンが最適かを判断する必要があります。
費用相場としては、編集だけなら1〜5万円、撮影付きで15万円以上、フルパッケージなら30万円を超えることもあります。ただし、内容や尺によって価格は大きく変動するため、あくまで目安です。価格よりも、「どこまでやってくれるか」を基準に考えましょう。
外注先を選ぶ際は、制作会社、フリーランス、クラウドソーシングという選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、実績や対応力、相性を重視して比較検討することが重要です。
②外注成功のカギは「目的に合った委託」
動画編集を外注する最大の目的は、「自社のリソースではできない部分をプロに任せること」です。
つまり、目的が曖昧なまま発注してしまうと、外注の効果も半減します。
採用動画なら応募者に刺さる編集が必要です。また、商品紹介動画なら購買行動につながる構成が求められます。
つまり、動画は手段であり、目的を達成するための設計がすべてです。だからこそ、「なぜ動画を作るのか」「誰に届けたいのか」を、外注先にしっかり伝えることが最も重要です。
また、「安く早く動画を作りたい」が目的になると失敗します。
③次に取るべきアクション:相見積もり・相談・資料請求
もし、「自社でも外注を検討したい」と思ったなら、まずは相見積もりを取りましょう。
最低でも2〜3社に問い合わせをして、料金、納期、実績、対応の違いを比較することです。
その際、問い合わせ内容はできるだけ具体的にします。動画の目的、ターゲット、希望尺、イメージに近い参考動画などを添えると、正確な見積もりがもらえます。曖昧な依頼は、曖昧な提案しか返ってきません。
また、依頼前に「無料相談」や「実績資料請求」を活用するのも有効です。信頼できる外注先であれば、快く対応してくれますし、その時点で対応の丁寧さや専門性も見えてきます。
動画編集を外注するなら?まとめ
動画編集を外注することは、もはや一部の大企業だけのものではありません。
中小企業や個人事業でも、効果的に動画を活用するために、プロの力を借りる選択肢が当たり前になってきました。
ただし、安易に外注先を選ぶと「安かろう悪かろう」のリスクも高くなります。この記事を通して、自社に合った依頼方法や費用感、選び方の基準を持っていただけたなら幸いです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント