営業資料デザインの基本|レイアウト・配色・図解のコツ

営業資料デザインの基本|レイアウト・配色・図解のコツ

営業資料のデザインは、読み手に自社のサービスや商品の魅力を伝える大切なスキルです。

商談の場にとどまらず、お問い合わせに対応した資料や、展示会、営業メールの添付資料にも使われます。が、中身のテキスト内容がどんなに秀逸でも、デザインがイマイチだと、魅力減。あなたの作った資料が、読み手に負担を与えているかもしれません。

今どきは、AIを使って作ることもあるプレゼン資料。でも、再現性がなくてイライラするときもありますよね?

そこで今回の記事では、知っておきたい営業資料デザインの基本を記事にしました。

見やすく伝わる資料にするためのレイアウト・配色・図解のコツを解説します。

目次

1. 営業資料のデザイン|レイアウトの基本

営業資料は、デザインレイアウトで変わります。

どれだけ良い内容でも、文字や図が詰め込まれていたり、基本を外すと、読み手は負担を感じるから、です。

レイアウトで大切なのは、情報を整理と、視線の流れを意識することから始まります。この章ではまず、営業資料のデザインについて基本から学んでいきましょう。

営業資料デザイン① 1ページ1テーマの情報

営業資料では、1ページに1つのテーマを置くことが基本です。

1ページの中に複数の話題を入れると、読み手は何を見ればよいのか分かりにくくなります。サービスの特徴、料金、導入事例、スケジュールが同じページに詰め込まれていると、重要な情報が埋もれてしまいます。

たとえば、課題を説明するページでは課題に絞ります。特徴を説明するページでは特徴に絞ります。料金を説明するページでは、費用と含まれる範囲を見せます。

情報を分けることで、読み手は内容を理解しやすくなります。

削ることも、営業資料デザインでは大切な作業です。

営業資料デザイン② 余白で読みやすさを演出

営業資料のデザインでの余白は、営業資料の読みやすさを作ります。

なぜなら、余白が少ない資料は、情報量が多く見えるから、です。その結果、読み手は読む前に疲れてしまいます。一方で、適度な余白がある資料は、視線が流れやすく、内容を確認しやすくなります。

余白は、単なる空きスペースではありません。情報同士の関係を整理し、重要な部分を目立たせるためのスペースです。

見出しの周り、本文と図の間、ページの端には、意識的に余白を取りましょう。

詰め込むよりも、余白を活かした方が、営業資料は見やすくなります。

営業資料デザイン③ 見出し・本文・注釈のサイズに差をつける

営業資料では、文字サイズに差をつけることが大切です。

見出し、本文、注釈が同じような大きさだと、どこが重要なのか分かりにくくなります。読み手は、まず大きな文字に目を向け、その後に本文を読みます。そのため、文字サイズの強弱は視線誘導に役立ちます。

見出しは大きく、本文は読みやすいサイズにし、補足情報や注釈は控えめにします。さらに、太字や色を使う場所も限定すると、重要な情報が伝わりやすくなります。

文字の大きさは、見た目ではなく、情報の優先順位を伝えるためのデザイン要素です。

営業資料デザイン④ 左揃え・整列

営業資料では、整列を意識するだけで見た目の印象が大きく変わります。

文字や図、写真の位置がそろっていない資料は、内容が良くても雑に見えやすくなります。逆に、位置がきれいにそろっている資料は、整理された印象を与えます。

基本は、左揃えを意識するとよいでしょう。日本語の資料では、左から右に読む流れが自然なので、見出しや本文を左にそろえると読みやすくなります。

また、ページごとに見出しの位置や本文の幅をそろえることも重要です。

整列は目立たない作業ですが、資料全体の信頼感を高めます。

2. 営業資料デザイン|配色・フォント・写真の考え方

営業資料の印象は、配色、フォント、写真の使い方でも変わります。ただし、これらは増やせば良いわけではありません。

色を使いすぎると、どこが重要なのか分かりにくくなります。フォントがページごとに違うと、資料全体の統一感がなくなります。写真も、雰囲気だけで入れると、内容との関係が弱くなります。

営業資料では、視覚要素を目的に合わせて使うことが大切です。配色、フォント、写真のルールを決めることで、見やすく信頼感のある資料になります。

①色は3色くらいに

営業資料では、使う色を3色程度に絞るとまとまりやすくなります。

基本は、メインカラー、サブカラー、強調色です。メインカラーは会社らしさを出す色、サブカラーは背景や補助に使う色、強調色は特に見せたい情報に使う色です。

色を多く使いすぎると、資料がにぎやかに見えます。しかし、重要な情報が目立ちにくくなることがあります。

営業資料では、色を飾りとして使うのではなく、情報の優先順位を伝えるために使います。強調色は、見出し、重要な数字、CTAなどに限定すると効果的です。

②フォントを統一して信頼感を出す

フォントの統一は、営業資料の信頼感につながります。

ページごとにフォントが違うと、資料全体が不安定に見えます。また、装飾性の強いフォントを多用すると、ビジネス資料として読みにくくなることがあります。

営業資料では、基本的に読みやすいフォントを選びましょう。見出しと本文で太さやサイズを変えるだけでも、十分にメリハリは出せます。

フォントは、会社の印象にも関係します。落ち着いた印象にしたいのか、親しみやすい印象にしたいのかを考えながら、資料全体で統一することが大切です。

③写真は雰囲気ではなく内容を補うために使う

営業資料に写真を入れると、印象は良くなります。しかし、写真は雰囲気だけで選ばない方がよいです。

たとえば、サービスの利用シーンを伝えたい場合は、実際の利用場面に近い写真が役立ちます。実績を見せたい場合は、制作物や現場写真が有効です。担当者の顔を出すことで、安心感につながることもあります。

一方で、内容と関係の薄いイメージ写真を多く入れると、資料の説得力が弱くなる場合があります。

写真は、資料を飾るためではなく、内容を補うために使いましょう。何を伝えるための写真なのかを決めることが大切です。

④アイコンや装飾は使いすぎない

アイコンや装飾は、営業資料を分かりやすくするために役立ちます。ただし、使いすぎると逆効果になることがあります。

アイコンが多すぎると、ページ全体が散らかって見えます。また、意味のない装飾が多いと、重要な情報が目立ちにくくなります。

アイコンを使う場合は、情報の種類を分ける、手順を示す、特徴を視覚的に伝えるなど、目的を決めましょう。

装飾も同じです。線、囲み、背景色、吹き出しなどを使う場合は、どの情報を目立たせるために使うのかを明確にします。営業資料では、シンプルで意味のある装飾が効果的です。

4. 営業資料デザイン|分かりやすい図解・表・比較の使い方

営業資料は、図解や表をうまく使うことが効果的

なぜなら、内容を短時間で伝えやすくなるから、です。文章だけで説明すると長くなる内容も、図や表にすれば、一目瞭然です。

ただし、図解や表は、その目的によって使うべき表現が違います。

この章では、分かりやすく、効果的な『図解・表・比較』の使い方を見ていきましょう。

①流れは図解で見せる

まずは、図解を使うポイントです。

使いは、サービスの流れや導入手順を説明する時が効果的です。

たとえば、「お問い合わせ、ヒアリング、ご提案、制作、納品」という流れを文章で説明するより、横並びのステップ図にした方が、読み手は全体像をすぐに理解できます。

図解は、複雑な内容を整理して見せるために有効。とくに

  • 工程
  • 関係性
  • 仕組み
  • 流れ

の表現には適切

ただし、図解に情報を詰め込みすぎると、かえって分かりにくくなる要因になります。

なので、1つの図で伝えることを絞ってから、見出しや短い説明文と組み合わせると良いでしょう。

②プランや機能は表で整理する

次に、表の使いどころです。

表は、料金プランや機能の違いを整理するときに使います。

たとえば、ライトプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの違いを見せる場合、項目ごとに並べることで、読み手は自分に合うプランを判断しやすくなります。

表を作るときは、項目を増やしすぎないことが大切です。比較する項目が多すぎると、読み手はかえって迷います。

営業資料では、読み手が判断しやすい項目に絞りましょう。料金、対応範囲、納期、サポート内容など、検討に必要な情報を中心に整理します。

③導入前後の変化をビジュアルで伝える

さらに、写真などのビジュアルは、導入前後の変化を見せるさいに、効果的です。

読み手は、サービスを導入すると何が変わるのかを知りたいと考えていますよね?そのため、導入前の課題と導入後の状態を並べて見せると、メリットが伝わりやすくなります。

一目瞭然だから、です。

たとえば、「営業資料が分かりにくい」状態から、「サービスの強みが短時間で伝わる」状態へ変わった状態を思い浮かべると良いでしょう。

導入前後の変化を写真などのビジュアルで表現することは、その効果をイメージするためにとても有効です。

④競合との違いは比較表で見せる

さらに、比較表の使い方です。

比較表は、競合との違いを伝える場合に、とくに有効です。

たとえば、自社と他社の違いを文章だけで説明すると、違いが伝わりにくいです。でも、そこで比較表を用いると、読み手は自社と他社の違いを短時間で確認できるようになります。

比較表の使う項目例

  • 対応範囲
  • サポート体制
  • 制作後の修正対応
  • 提案力

など、あくまで、自社がどのような課題に向いているのかを分かりやすく示すことが目的です。

比較表は、自社が選ばれる理由を整理するために使いましょう。

競合を悪く見せるための表は避けた方がよい!

5. 営業資料デザインでよくある失敗

営業資料は、伝えたいことが多いほど分かりにくくなりやすい資料です。

商品やサービスの魅力をすべて入れようとすると、文字量が増え、ページの密度も高くなります。

また、見栄えを良くしようとして、色や装飾を使いすぎるケースもあります。しかし、営業資料で大切なのは、読み手が短時間で価値を理解できることです。

ここでは、営業資料デザインでよくある失敗を整理します。自社の資料を見直すときのチェックポイントとして活用してください。

①文字が多すぎて読む気にならない

営業資料で最も多い失敗は、文字が多すぎることです。

丁寧に説明しようとすると、文章が長くなります。しかし、営業資料は小説のように最初から最後まで読まれるとは限りません。読み手は、必要な情報を短時間で探しています。

文字が多い資料は、読む前に負担を感じさせます。その結果、重要な内容まで読まれないことがあります。

文章を減らすときは、内容を薄くするのではなく、要点を整理します。見出しで結論を伝え、本文は補足に回す。図解や表を使う。このような工夫で、読みやすさは大きく変わります。

②ページごとにデザインがバラバラになっている

ページごとにデザインがバラバラな営業資料は、読み手に不安を与えます。

見出しの位置が違う、文字サイズが統一されていない、色の使い方が毎ページ変わる。このような資料は、内容が良くても雑な印象になりやすいです。

営業資料では、デザインのルールを決めることが大切です。見出しの位置、本文の幅、色の使い方、図表のスタイルを統一すると、資料全体が整って見えます。

統一感は、信頼感につながります。特にBtoBの営業資料では、落ち着いて読めることも重要です。

③強調が多すぎて、どこが重要か分からない

営業資料では、重要な情報を目立たせることが大切です。しかし、強調が多すぎると、どこが本当に重要なのか分からなくなります。

太字、赤字、囲み、下線、吹き出しを同じページで多用すると、すべてが目立ってしまいます。その結果、読み手の視線が散らばります。

強調は、使う場所を絞ることが重要です。特に見せたい数字、サービスの強み、導入メリット、次の行動などに限定すると、伝わりやすくなります。

営業資料のデザインでは、目立たせることよりも、目立たせる情報を選ぶことが大切です。

④自社目線の説明ばかりになっている

営業資料では、自社の強みを伝えることが必要です。しかし、自社目線の説明ばかりになると、読み手に響きにくくなります。

たとえば、「高品質です」「実績があります」「丁寧に対応します」と書かれていても、読み手はそれが自社にどう役立つのかを知りたいと考えています。

大切なのは、自社の特徴を読み手のメリットに変換することです。

「高品質」ではなく、「商談後に社内共有しやすい資料に整える」。
「実績がある」ではなく、「複雑なサービスを分かりやすく伝える資料制作に対応できる」。

このように、相手にとっての価値として伝えることが重要です。

⑤営業資料デザインを見直すためのチェックポイント

営業資料のデザインを改善するときは、見た目だけで判断しないことが大切です。

読み手が短時間で内容を理解できるか?営業担当者が説明しやすいか?

次の行動につながるかを確認しましょう。

営業資料デザインのチェックポイント

項目確認ポイント見直しの方向性
表紙何の資料か、誰向けの資料かがすぐ分かるか●タイトル
●対象者
●サービス名は明確か?
冒頭読み手の課題から始まっているか優先順位は、
①相手の悩みや課題
②自社紹介は二の次、三の次
構成営業担当者が説明しやすい順番になっているか❶課題
❷解決策
❸サービス内容
❹特徴
❺事例
❻料金
の流れに整える
レイアウト1ページ1テーマで情報が整理されているか×情報を詰め込みすぎない
○ページごとの役割を分ける
文字量読む前に負担を感じるほど文字が多くないか下記で要点を整理する
✔︎見出し
✔︎箇条書き
✔︎図解
✔︎表
配色色を使いすぎて、重要な情報が埋もれていないか色は3色くらいに
①メインカラー
②サブカラー
③強調色
フォントページごとに文字の印象が変わっていないか●フォント
●文字サイズのルールを統一
図解・表複雑な内容を文章だけで説明していないか●流れ=図解
●比較=表
●変化=ビジュアルで整理する
強調太字・色・囲みが多すぎて、どこが重要か分かりにくくないか強調する情報は下記に絞る
●数字
●強み
●導入メリット
導線資料を読んだ後、次に何をすればよいか分かるか問い合わせ先や担当者を明確に!

このようにチェックすると、営業資料のどこが伝わりにくくなっているのかが、わかります。

すべてを一度に直せなくてもOK。

表紙、冒頭、文字量、レイアウトなど、読み手の第一印象に関わる部分から見直しましょう。

8. 営業資料デザイン・まとめ

営業資料デザインで大切なのは、見た目を派手にすることではありません。

短時間でサービスの価値が伝わり、読み手が理解しやすく、営業担当者が説明しやすい資料に整えることです。

そのためには、まず情報設計を整理する必要があります。誰に向けた資料なのか、何を伝えるのか、どの順番で読んでもらうのかを決めることが大切です。

そのうえで、レイアウト、配色、フォント、写真、図解、表を整えます。営業資料は、見た目だけでなく、営業活動を前に進めるための資料として設計しましょう。

>> ホームページから問い合わせが来ない理由|改善点を徹底解説!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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